2025年10月、気になるBS・CS放送の第1回放送ドラマ番組を集めてみたよ。
個人的に気になる韓国ドラマ・中国ドラマや韓国映画作品をピックアップしました。
今月は、昔の名作から最新の話題作まで幅広く紹介。
気になる作品があったら、ぜひチェックして録画予約をお忘れなく!
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。
Part2:10月13日(月)~31日(木)
Part1はコチラ
- 『ファースト・レスポンダーズ2』
- 『復讐代行人2 ~模範タクシー~』
- 『ユンステイ』
- 『バッド・ラブ ~BAD LOVE~』
- 『リピート・ラブ ~あなたの運命変えます!~』
- 『偉大なショー 〜恋も公約も守ります!〜』
- 『私の名前はキム・サムスン』
- 『悪人伝記』(一挙放送)
- 『宮廷女官チャングムの誓い』
- 『僕を溶かしてくれ』
- 『私の愛したテリウス 〜A Love Mission〜』
- 『福寿草』
- 『マザー ~無償の愛~』
- 『美賊イルジメ伝』
- 『華政 ファジョン』
- 『朱蒙(チュモン)』
- 『階伯〔ケベク〕』
- 『ユミの細胞たち』
- 『キマイラ』
- 『総理と私』
- ◉ここからはオススメ韓国映画
- 『シングル イン ソウル』(2023年)
- 『対外秘』(2021年)
- 『吠えるイヌは噛まない』(2000年)
- 『殺人の記憶』(2003年)
- 『母なる証明』(2009年)
- 『パラサイト 半地下の家族』(2019年)
『ファースト・レスポンダーズ2』
10月13日(月)20:00・19日(日)11:50
第1話・第2話(全12話/2023年)
KNTV https://kntv.jp/program/kn251002/
番組紹介:犯人を捕まえる警察と、火災を鎮圧する消防、そして証拠を見つけ出す国立科学捜査研究院(国科捜)が、前代未聞の凶悪事件に立ち向かう協力捜査を描いたサスペンスドラマのシーズン2。 シーズン1の最終話で起きた連続放火事件の犯人を追うところから物語は始まる。刑事チン・ホゲ(キム・レウォン)、消防士ポン・ドジン(ソン・ホジュン)、救急隊員ソン・ソル(コン・スンヨン)の三人は、それぞれの専門知識を活かして協力し、さらに巧妙化・凶悪化する犯罪に立ち向かっていく。今シーズンでは、新たに国科捜の法医官チームも本格的に協力体制に加わり、より高度な科学捜査を駆使して難事件の解決に挑んでいく。単独の事件だけでなく、社会を揺るがす巨大な悪の黒幕の存在も明らかになり、彼らの捜査はさらに危険で熾烈なものとなっていく。2023 SBS演技大賞、最優秀演技賞(ミニシリーズ ジャンル/アクション部門)にキム・レウォンが受賞している。
『復讐代行人2 ~模範タクシー~』
10月15日(水)12:00
第1話(全16話/2023年)
ホームドラマチャンネル https://www.homedrama-ch.com/series/17861
番組紹介:表向きは普通のタクシー会社「ムジゲ運輸」だが、裏では悪人たちに代わって復讐を遂げる「特殊チーム」模範タクシー。元特殊部隊出身のドライバー、キム・ドギ(イ・ジェフン)が復讐チームの中核となり、ムジゲ運輸社長チャン・ソンチョル(キム・ウィソン)、元ハッカーの経理で、現警察官から再び復帰したアン・ゴウン(ピョ・イェジン)、メカ担当整備士チェ・ギョング(チャン・ヒョクジン)、寡黙な整備士パク・ジノン(ペ・ユラム)のメンバーたちに加え、新人運転手オン・ハジュン(シン・ジェハ)らが、法では裁けない巨大な悪に挑んでいく。今回の案件は、「行方不明の息子を探したい」という父親の依頼。シーズン1より社会問題のスケールがアップし、チームの成長・再集結・別れなど、ヒューマンドラマとしての感動もより濃くなっている。2023年SBS演技大賞では、主演のイ・ジェフンが大賞を受賞。作品とキャスト陣も合わせて9冠という快挙を達成する。2025年下半期にはシーズン3の制作も公式発表された。
『ユンステイ』
10月15日(水)12:30
第1話(全12話/2021年)
日テレプラス https://www.nitteleplus.com/program/youn-stay/
番組紹介:ナ・ヨンソクPDが手がける大人気番組『ユン食堂』シリーズの第3弾。新型コロナウイルスの影響で海外に行けない状況下で、「ユン食堂」のコンセプトを韓国国内で発展させた番組。韓国を訪れた外国人を対象に、韓国の伝統家屋(韓屋、ハノク)で宿泊施設を運営し、彼らに韓国の文化と温かいおもてなしを提供する。番組の舞台は、韓国の全羅南道求礼郡(チョルラナムド・クレグン)にある美しい韓屋。出演者たち(ユン・ヨジョン、イ・ソジン、チョン・ユミ、パク・ソジュン、チェ・ウシク)が、ホテルのスタッフとなり、宿泊客のチェックインから食事の提供(朝食・夕食)、部屋の清掃、観光案内まで、多岐にわたる業務をこなししていく。
出演者:
ユン・ヨジョン(最高経営責任者) シリーズを通してユン食堂の社長を務めるベテラン女優。細やかな気配りとカリスマ性で番組を牽引する。宿泊客に手作りの韓国料理を提供、説明をする。
イ・ソジン(専務兼シェフ補助・副社長) ユン食堂シリーズの「万年専務」であり、持ち前のビジネス感覚と手際の良さでユン・ヨジョンをサポート。会計やドリンク、そして料理の盛り付けなどを担当。
チョン・ユミ(室長兼シェフ) ユン食堂シリーズでもメインシェフを務め、主に料理全般を担当。繊細な感覚で美味しい料理を作り、スタッフたちの癒やしの存在。
パク・ソジュン(課長兼シェフ補助) ユン食堂でアルバイトとして料理の腕を磨き、本作では課長に昇進。調理補助としてチョン・ユミをサポートするほか、宿泊客の対応もこなす。
チェ・ウシク(インターン・アルバイト) 本作から新たに加入したメンバー。英語が堪能で、主に外国人宿泊客とのコミュニケーションや荷物運び、雑務などを担当。持ち前の愛嬌とひたむきさでチームに貢献。パク・ソジュンとは私生活でも親友で、二人の絡みも面白い。ユン・ヨジョンが映画『ミナリ』でアカデミー助演女優賞を受賞した直後に『ユンステイ』が放送されたことで、彼女の国際的な注目度と相まって、番組もさらに大きな話題となった。
『バッド・ラブ ~BAD LOVE~』
10月15日(水)17:30
第1話(全20話/2007年)
日テレプラス https://www.nitteleplus.com/program/badlove/
番組紹介:財閥の会長と愛人との間に生まれ、家族から愛されず孤独に育ったカン・ヨンギ(クォン・サンウ)。ニューヨーク留学中に恋人を失い、心を閉ざして帰国した彼は、チェリストのナ・インジョン(イ・ヨウォン)と出会う。インジョンは既婚者のイ・スファン(キム・ソンス)と恋に落ちるも、彼が既婚者であることを知り、苦しむ。ヨンギはインジョンの優しさに触れ、次第に彼女に惹かれていくのだが、スファンの妻でヨンギの異母姉であるジュラン(キム・ガヨン)は、夫とインジョンの関係を知り、嫉妬に燃えるのだった。四人の運命が、それぞれの愛を貫くことができるのか、愛と憎しみが交錯する複雑な人間関係を描いたラブストーリー。クォン・サンウは、2003年『天国の階段』や2004年のヒット作『悲しき恋歌』に出演したあと、映画や海外活動などに注力していたため、三年ぶりのTVドラマ復帰作として話題になった作品。
『リピート・ラブ ~あなたの運命変えます!~』
10月15日(水)23:20・19日(日)15:00
第1話・第2話(全32話/2018年)
KBS World https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1779
番組紹介:平凡な会社員イ・ルダ(ペク・ジニ)は、傍若無人で嫌味ばかり言う上司ペク・ジンサン(カン・ジファン)に日頃から「死んでしまえ!」と願うほど苦しめられていた。ある日、飲みの帰り道、ジンサンが目の前で交通事故に遭い、本当に死んでしまう。しかし、次の瞬間、ルダはなぜかその日の朝に戻ってしまう。ルダは、自分がジンサンに死を願うとタイムループが始まり、彼が死ぬとループがリセットされることに気づきく。無限に繰り返される同じ一日の中で、ルダはジンサンの死を防ぎ、このタイムループから脱出するため、彼を更生させようと奮闘する。そして、冷酷だったジンサンが少しずつ変化し、二人の間にロマンスが芽生えていく。普段言えない上司への不満を、タイムループという特殊な状況を利用してルダがぶつけるシーンは、視聴者に爽快感を与えてくれる。同じ一日を繰り返す、というタイムループの要素と、嫌いな上司を更生させようとするヒロインの奮闘を描いた痛快なラブコメディ。
『偉大なショー 〜恋も公約も守ります!〜』
10月16日(木)10:00
第1話(全16話/2019年)
BSフジ https://www.bsfuji.tv/idainashow/pub/index.html
番組紹介:元国会議員のウィ・デハン(ソン・スンホン)は、国民を裏切るスキャンダルで総選挙に落選し、政治家生命の危機に瀕していた。再起を目指して奮闘する中、ある日突然、見知らぬ女子高生ハン・ダジョン(ノ・ジョンウィ)が現れ、「あなたが実の父親だ」と告げられる。実は、ダジョンには三人の幼い弟妹がおり、彼らを養うためデハンに助けを求めてきたのだった。デハンは、イメージアップと政界復帰の足掛かりとして、「父親を名乗り、四兄弟を養育する」という壮大な『偉大なショー』を企てる。デハンは血の繋がりのない四兄弟を国民の前に連れて行き、彼らの父親として、世論の同情と支持を集めようと奮闘する。そして、デハンの大学時代の後輩で時事番組の作家であるチョン・スヒョン(イ・ソンビン)は、このショーの裏を知りながらも、デハンと子供たちの間に生まれる真の家族愛を見つめていきく。笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。元祖イケメン俳優ソン・スンホンの欠点だらけだが憎めない元国会議員というコミカルな役柄を演じ、新たな魅力を発揮している。
『私の名前はキム・サムスン』
10月17日(金)17:00
第1話(全16話/2005年)
BS10 https://www.bs10.jp/program/korea/my-lovely-sam-soon/
番組紹介:キム・サムスン(キム・ソナ)は30歳を目前にしたパティシエ。名前が古風な「サムスン」であること、そして恋人に浮気され振られた上に仕事も失うという崖っぷちの状況にいた。そんな彼女が、傲慢だけど魅力的でイケメンな年下の御曹司ヒョン・ジノン(ヒョンビン)と出会う。ジノンが経営するレストランにパティシエとして採用されたサムスンは、ひょんなことからジノンと契約恋愛をすることになる。最初はぎこちない関係だった二人だったが、年齢や身分の差、そしてジノンの元恋人ヒジン(チョン・リョウォン)や、ヒジンを追うミステリアスな医師ヘンリー(ダニエル・ヘニー)の登場によって、四角関係へと発展し、複雑な恋の歯車が回りだす。サムスンは、自分自身のコンプレックスや、古風な名前に対する劣等感を乗り越え、自分らしく生きる道を見つけていく。韓国ドラマ史に残るラブコメの傑作。結婚願望はあるものの、仕事も恋愛も上手くいかない30歳等身大の女性キム・サムスンのキム・ソナに見ている人も共感する。サムスンのパティシエの才能を見抜き、彼女を自分のレストランにスカウトするヒョン・ジノン(ヒョンビン)と、サムスンのことを一途に思い、優しく見守る存在、初恋の相手ヘンリー・キム(ダニエル・ヘニー)も魅力的。また、サムスンのつくるスイーツや料理シーンも食欲をそそる。
『悪人伝記』(一挙放送)
10月19日(日)15:30
第1話~第10話(全10話/2023年)
フジテレビTWO https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200111.html
番組紹介:小さな法律事務所で働く弁護士のハン・ドンス(シン・ハギュン)。彼は平凡で堅実な人生を送っていたが、生計を立てるために、刑務所にまで営業に行くような日々を送っていた。そんなある日、ドンスは刑務所で、冷酷で残虐な「絶対的な悪人」であるソ・ドヨン(キム・ヨングァン)と出会い、彼からある依頼を受けることになる。この依頼が、ドンスの人生の歯車を狂わせ、彼を闇深い犯罪の世界へと引きずり込んでいくことになる。ドンスは、自らも悪に染まっていくのか、それとも抵抗するのか、緊迫した心理戦が描かる。裏社会を舞台にしたハードボイルドな雰囲気と、予測不能なサスペンス要素が融合した、韓国ノワールならではの重厚な見応えのあるドラマ。
『宮廷女官チャングムの誓い』
10月21日(火)12:29
第1話(全54話/2003年)
BS-TBS https://bs.tbs.co.jp/drama/changum/
番組紹介:16世紀初頭の朝鮮王朝時代を舞台に、厳しい身分制度の中で不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングム(長今)の波乱万丈な半生を描いた物語。 チャングム(イ・ヨンエ)は両親の無念を晴らすため、また宮廷料理人(水剌間)になるという母の遺志を継ぐため、幼くして宮廷に入る。類まれな才能とたゆまぬ努力、そして持ち前の正義感で、ライバルや陰謀に立ち向かい、数々の試練を乗り越えていく。 物語の前半は宮廷料理人としての活躍が描かれていくが、後半では濡れ衣を着せられ宮廷を追放された後、独学で医学を学び、女医として再び宮廷に戻る。最終的には、王の病を治した功績により、当時の女性としては異例の「大長今(テジャングム/偉大なるチャングム)」の称号を与えられ、王の主治医にまで上り詰める。ドラマの前半では、繊細で奥深い韓国の宮廷料理の世界が、後半では、当時の漢方医学の知識や治療法が詳しく描かれており、文化的・学術的な興味も引くドラマ。韓国での最高視聴率は50%近くを記録し、韓国国内で社会現象となり、また、日本を含め世界90カ国以上に輸出され、韓流ブームの火付け役の一つとなった作品。当初の予定よりも宮廷料理人時代のエピソードが視聴者から好評であったため、急遽話数を延長し、全54話になった。特にハン尚宮(ハン・ペギョン)役のヤン・ミギョンに対する人気が高かったため、水剌間の時代が長く描かれたというエピソードがある。2003年 MBC演技大賞、最優秀女優賞にイ・ヨンエ、功労賞にイ・ビョンフン(演出)、人気賞にチ・ジニ(チャングムの恋人役)など、他複数受賞。
『僕を溶かしてくれ』
10月23日(木)6:15
第1話(全16話/2019年)
衛星劇場 https://www.eigeki.com/series/13563
番組紹介:バラエティ番組の敏腕プロデューサー マ・ドンチャン(チ・チャンウク) は、人体冷凍実験を番組として実施し、自ら実験台になる。一緒に冷凍されるのは、アルバイトスタッフの コ・ミラン(ウォン・ジナ)。予定では24時間後に解凍されるはずだったが――目を覚ましたのはなんと 20年後。ただし二人には、体温が33度を超えると命に危険があるという“冷却維持条件”が。浦島太郎状態の二人が、すっかり変わってしまった世界と人間関係の中で、新たな人生と愛を模索する物語。チ・チャンウク除隊後初の主演作になる。「体温33度以上はNG」という奇想天外な設定が、恋の行方をより切なくしている。チ・チャンウクの復帰作として話題になった。
『私の愛したテリウス 〜A Love Mission〜』
10月23日(木)7:30
第1話(全16話/2018年)
ホームドラマチャンネル https://www.homedrama-ch.com/series/18386
番組紹介:かつて国家情報院(NIS)の伝説的エージェントだったキム・ボン(ソ・ジソブ)。三年前に作戦に失敗し、恋人を亡くして以来、隣家に身を潜め、孤独な生活を送っていた。彼のコードネームが「テリウス」。 一方、隣に住むのは、双子の男女を育てる平凡な主婦コ・エリ(チョン・インソン)。彼女は、ある日突然、夫を目の前で亡くし、夫の死が巨大な陰謀と関係していることを知る。夫の死の真相を追うエリに協力するため、キム・ボンは正体を隠してエリの家のベビーシッターになる。 最強のスパイが双子の育児に奮闘しながら、平凡な主婦と協力して巨大な陰謀に立ち向かう、サスペンスとコメディが融合した作品。寡黙でクールなスパイであるソ・ジソブが、子育てには不慣れなベビーシッターとして奮闘する姿が見どころ。プロのスパイが、子どもの世話や近所の主婦たちの情報網(KIS)に翻弄されるコミカルなギャップが笑いを誘う。キム・ボン役を演じたソ・ジソブが、2018年 MBC演技大賞大賞を受賞。チョン・インソンも、2018年 MBC演技大賞で水木ミニシリーズ部門 優秀演技賞を受賞した。
『福寿草』
10月25日(土)5:35
第1話~第8話(全108話/2012年)
ホームドラマチャンネル https://www.homedrama-ch.com/series/18041
番組紹介:韓国で社会現象を巻き起こした、ドロドロ復讐愛憎劇の傑作。主人公ソル・ヨナ(イ・ユリ)は親の再婚相手の妹ユラ(ユン・アジョン)の嫉妬により、恋人ユンジェ(ヒョン・ウソン)の妹の命を奪った濡れ衣を着せられ、無実の罪で三年の投獄生活を送ることになる。ヨナは、無実の罪で刑務所に収監されるとまもなく、恋人ハ・ユンジェの子供を獄中で出産する。一時的に刑務所内で子供を育てたが、子供の将来を考え、子供を養子に出すことを決意し、ヨナは子供との再会を願い、そんな環境に陥れたユラに復讐を誓う。ユン・アジョンが、自己中心的で、手段を選ばない徹底した悪役を見事に演じている。(彼女の悪役は、このドラマだけじゃないけど…)また、獄中で親友になり、ヨナの力強い味方になるキム・ヨンスン役に、『パヒューム』のハ・ジェスクが演じている。
『マザー ~無償の愛~』
10月25日(土)11:00
第1話~第7話(全10話/20年)
フジテレビTWO https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200128.html
番組紹介:2010年に日本テレビ系で放送された松雪泰子主演のドラマ『Mother』のリメイク版だが、韓国版ならではの脚色がなされている。研究室の閉鎖をきっかけに小学校の臨時教師として働き始めた鳥類学者であるカン・スジン(イ・ボヨン)は、そこで母親とその恋人から虐待を受けている少女、キム・ヘナ(ホ・ユル)と出会う。ヘナが虐待されていることを知ったスジンは、ヘナを守るために偽の母娘となり、逃亡することを決意する。キム・ヘナ役のホ・ユナの演技は脱帽もの。本作は、2018年に百想芸術大賞2018ドラマ部門作品賞、ソウルドラマアワード2018 個人賞部門の女性演技者賞イ・ボヨン、同ミニシリーズ部門最優秀賞で2冠を受賞した。
『美賊イルジメ伝』
10月29日(水)12:00・22:00
第1話(全24話/2009年)
LaLaTV https://www.discoveryjapan.jp/lalatv/moon_river/
番組紹介:17世紀前半、清の圧力と王位継承争いで混乱していた朝鮮王朝時代。主人公は、強きをくじき、弱きを助ける伝説の義賊、イルジメ(一枝梅/チョン・イル)。 彼は幼くして生まれの秘密と両親の愛を知らないまま、中国で幼年期を、日本で青年期を過ごすなど、波乱の人生を送る。朝鮮に戻ったイルジメは、その卓越した武術と知恵を使い、権力者の腐敗を暴き、民衆の英雄として活躍するが、その孤独な戦いの中で、自分の出生の真実と、ダル/ウォリ(ユン・ジンソ)との切ないロマンスに直面する。イルジメの愛と正義を貫いた波乱の生涯を描いたアクション時代劇。イルジメの出自や、幼少期を中国、青年期を日本で過ごしたという設定が、他のイルジメ物語にはない独自の広がりと深みを与え、国際的な視点からも楽しめる。昼の無気力な姿と、夜の華麗な義賊という二重生活を送るチョン・イル演じるイルジメののアクションシーンの映像美も見どころ。
『華政 ファジョン』
10月29日(水)10:55
第1話(全64話/2010年)
BSテレ東 https://www.bs-tvtokyo.co.jp/hwajung/
番組紹介:朝鮮王朝時代、第14代王・宣祖と側室の娘として生まれた貞明(チョンミョン)公主は、王宮の華やかな世界で育ったが、異母兄である光海君(クァンヘグン/チャ・スンウォン)が第15代王に即位すると、貞明公主(イ・ヨニ)とその弟は謀反の危険人物と見なされ、貞明公主は幼くして亡くなったことにされる。 生き延びるために「死んだ」と偽り、過酷な運命をたどることになった貞明公主が、火器都監(火薬・武器を製造する機関)の奴婢として働きながら、苦難を乗り越え、後に腐敗した第16代王・仁祖(インジョ/キム・ジェウォン)に最後まで屈することなく、王女としての尊厳を取り戻し、国の行く末を見守る「鉄の王女」として成長していく壮大な物語。光海君の苦悩に満ちた政治と、貞明公主との対立、そして和解も描かれている。光海君の苦悩と孤独を表現したチャ・スンウォンをはじめ、悲劇的な運命を乗り越える貞明公主を演じたイ・ヨニ、そして後に悪役として存在感を放つキム・ジェウォンなど、実力派俳優たちの熱演が見どころ。2015年のMBC演技大賞で、光海君役のチャ・スンウォンが最優秀演技賞(特別企画部門)を受賞。
『朱蒙(チュモン)』
10月29日(水)13:00
第1話(全81話/2006年)
BS日テレ:https://www.bs4.jp/chumon/
番組紹介:紀元前108年、古朝鮮が漢に滅ぼされた後、朝鮮半島北部は漢の支配下にあった。この物語は、後に朝鮮民族の統一国家である高句麗(コグリョ)を建国した伝説の英雄、朱蒙(チュモン/ソン・イルグク)の波乱に満ちた生涯を描いている。 朱蒙は、北扶余(プヨ/チョン・グァンリョル)の王の息子として育てられるが、当初は意気地なしで軟弱な王子だった。しかし、異母兄弟であるテソ(キム・スンス)、ヨンポ(ウォン・ギジュン)からの冷遇や、父と慕う王からの期待、そして愛する人たちとの出会いや別れ、数々の試練を経て、次第に真の英雄へと覚醒・成長していく。 彼は、漢の支配から民を解放し、失われた古朝鮮の領土を取り戻すという大志を抱き、やがて扶余を旅立ってタムル軍を再組織し、強大な漢との壮絶な戦いを勝ち抜き、高句麗の偉大な初代大王となるまでの道のり描かれている。朱蒙を演じたソン・イルグクは、このドラマで2006年のMBC演技大賞を受賞し、彼にとっての代表作となる。
『階伯〔ケベク〕』
10月29日(水)23:00
第1話(全36話/2011年)
J:COM BS https://www.jcom-bs.co.jp/program/558/
番組紹介:7世紀、朝鮮半島の三国時代末期、百済(ペクチェ)を舞台にした歴史超大作。新羅と唐の連合軍によって滅亡へと向かう百済で、国を守るために最期まで戦った伝説の名武将、階伯(ケベク)の激動の生涯を描いたドラマ。 ケベク(イ・ソジン)は、幼少期に父を失い、厳しい運命に翻弄されながらも、武人としての才能を開花させ、やがて、百済の未来を託された英雄となり、百済の復興と、腐敗した朝廷との戦いに身を投じる。 彼の生涯は、敵国である新羅の将軍キム・ユシン(パク・ソンウン)との対立、そして、彼が仕える百済最後の王・義慈(ウィジャ/チョ・ジェヒョン)王との複雑な関係、そして初恋の相手でありながらも敵として対峙することになるウンゴ(チョ・ジェヒョン)との悲恋を中心に描かれている。制作は、『朱蒙(チュモン)』や『善徳女王』を手掛けたスタッフ。2011年のMBC演技大賞で、階伯役のイ・ソジンが特別企画部門最優秀演技賞を受賞。
『ユミの細胞たち』
10月30日(木)16:00
第1話(全10話/20年)
日テレプラス https://www.nitteleplus.com/program/yuminosaibo/
番組紹介:キム・ユミ(キム・ゴウン)は、ごく普通の会社員。過去の恋愛の傷を引きずりながらも、新しい恋を求めている。そんなユミの頭の中では、彼女の感情や欲望を司る様々な「細胞たち」が忙しく活動していた。理性的な「理性細胞」、食いしん坊な「食いしん坊細胞」、いつもユミの恋を応援する「恋愛細胞」など、個性豊かな細胞たちが、ユミの行動や決断に大きな影響を与えている。物語は、ユミがゲームプログラマーのク・ウン(アン・ボヒョン)と出会い、恋に落ちることから始まる。ウンは、無愛想に見えながらも純粋で魅力的な男性。ユミはウンとの関係を通して、喜びや不安、嫉妬など、様々な感情を経験し、成長していく。しかし、そんなウンとの間に、新たな魅力的を持つ男性ユ・バビ(パク・ジニョン(GOT7))が現れ、ユミの心は大きく揺れ動く。このドラマは、韓国初のリアルタイム3Dアニメーションと実写ドラマを融合させた画期的な作品。可愛らしく動き回る細胞たちの描写は、ドラマに独特の面白さを与えているだけでなく、細胞たちの声優陣も豪華で、それぞれの個性を際立たせる魅力的な演技が光っている。理性細胞 / 門番細胞 / 胃腸細胞の声を担当しているシム・ギュヒョクは、韓国語吹き替え版『名探偵コナン』のコナン役や『NARUTO -ナルト-』のサイ役を演じている声優で、その他、実力のある声優たちが起用されていることでアニメーション部分のクオリティも高い作品になっている。シーズン1は、海外の配信プラットフォームでも注目を集め、翌年には、シーズン2が放送される。『梨泰院クラス』で悪役を演じて注目を集めたアン・ボヒョンは、本作で不器用ながらも一途なク・ウンを演じ、新たな魅力を開花させ、パク・ジニョンの甘いルックスと安定した演技力も視聴者を魅了した。第1回 青龍シリーズアワードドラマ部門 女優主演賞をキム・ゴウン、同男性新人賞 をパク・ジニョンが受賞。また、第8回APANスターアワードOTT男性優秀演技賞をアン・ボヒョンが受賞している。
『キマイラ』
10月30日(木)18:45
第1話(全16話/2021年)
KNTV https://kntv.jp/program/kn250907/
番組紹介:ドラマは、35年前に世間を震撼させた「キマイラ事件」と呼ばれる連続爆発殺人事件を軸に展開する。キマイラとは、ライオンの頭、ヤギの胴体、ヘビの尻尾を持つギリシャ神話の怪物の名前で、劇中では爆弾を用いた猟奇的な殺人事件を指す。 時は現代に移り、過去の事件と酷似した爆破事件が再び発生する。この事件を追うのが、熱血漢の強力系刑事チャ・ジェファン(パク・ヘス)。彼は、事件の核心に近づくにつれ、35年前の「キマイラ事件」との共通点を見つけ出す。ジェファンは、事件の背景に存在する外科医のイ・ジュンヨプ(イ・ヒジュ)、そしてFBI出身のプロファイラー、ユジン・ハザウェイ(スヒョン)と共に、過去の因縁と現在の事件の真相に迫っていく。パク・ヘスは、『キマイラ』の放送直後にNetflixドラマ『イカゲーム』で世界的スターになる。
『総理と私』
10月30日(木)23:00
第1話・第2話(全20話/2013年)
衛星劇場 https://www.eigeki.com/series/18543
番組紹介:韓国の最年少総理であるクォン・ユル(イ・ボムス)は、国会では100点満点の完璧な仕事をこなしていたが、7年前に妻を亡くしてから、三人の子どもたちとの家庭生活と子育ては全く手につかない0点パパ。 一方、ナム・ダジョン(ユナ/少女時代)は、特ダネを追うためなら手段を選ばない熱血芸能スクープ記者(パパラッチ)、なぜかいつも大失敗ばかりで特ダネを逃していた。 ある日、ダジョンはクォン・ユルと偶然スキャンダルに巻き込まれてしまう。このスキャンダルを収束させるため、クォン・ユルは、契約結婚という形でダジョンを子どもたちの「新しいお母さん」として迎え入れることに。 完璧主義の総理と、おっちょこちょいな偽の妻、そして亡き母を恋しがる三人の子どもたちが繰り広げる、ドタバタな家族愛と恋の物語。ヒロインを演じたユナが、2013年 KBS演技大賞でミニシリーズ部門 優秀演技賞とベストカップル賞(イ・ボムスと共同受賞)を受賞。
◉ここからはオススメ韓国映画
『シングル イン ソウル』(2023年)
10月16日(木)21:00
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/204361
番組紹介:ひとりで生きる「ソロ活」を愛するカリスマ塾講師で人気インフルエンサーのパク・ヨンホ(イ・ドンウク)と、ひとりでいることが苦手で恋愛に妄想癖のある出版社の有能な編集長チュ・ヒョンジン(イム・スジョン)。ライフスタイルも価値観も全く異なる二人が、シングルライフと観光地がテーマのエッセイ本「シングル・イン・ザ・シティ」シリーズの作家と編集者として出会う。企画を進める中で、本のテーマや方向性をめぐって対立を繰り返するが、一緒に過ごす時間を通じて、次第に互いに特別な感情を抱き始める。ソウルを舞台に、ひとりを愛する「ソロ活」派と、ひとりを寂しく感じる「脱ソロ」派という、現代の多様なシングルライフや恋愛観をリアルに描いた大人のロマンス映画。主演のイ・ドンウクは、自身が演じた「ソロ活のプロ」であるヨンホのライフスタイルに「共感する」と語っていて、役柄への理解度の高さを示している。韓国映画『建築学概論』のスタッフ陣が制作を務めている。
『対外秘』(2021年)
10月17日(金)21:00・24日(金)18:00・27日(月)13:00
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/204551
番組紹介:1992年の釜山。長年、国会議員を目指してきたチョン・ヘウン(チョ・ジヌン)は、ついに党の公認候補を約束されるが、公認の座は、陰で国政を動かす黒幕のクォン・スンテ(イ・ソンミン)によって、彼の言いなりになる男にすり替えられてしまう。激怒したヘウンは、スンテが富と権力を意のままにするために作成した、国家を揺るがす「対外秘(極秘)文書」を入手。行動派ヤクザのキム・ピルド(キム・ムヨル)から選挙資金を得て、無所属で出馬を決意する。ヘウンは地元で圧倒的な人気を誇りが、極秘文書の存在を知ったスンテは、ヘウンの息の根を止めようと戦慄の逆襲を仕掛ける。こうして、国会議員選挙の裏で、極秘文書を巡る三つ巴の欲望と裏切り、そして命をかけた壮絶な権力闘争が繰り広げられていく。監督は、ヒット作『悪人伝』を手がけたイ・ウォンテ。クォン・スンテ役を演じたイ・ソンミンは、本作の出演を決めた理由の一つとして、「監督の緻密な演出とキャラクターの魅力に惹かれた」と語っていて、本作の後に、大ヒットドラマ『財閥の末息子』でカリスマ的な会長役を演じた。
『吠えるイヌは噛まない』(2000年)
10月25日(土)11:10
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/115890/-/01
番組紹介:うだつの上がらない大学非常勤講師のユンジュ(イ・ソンジェ)は、教授のポストを巡る問題や、自宅マンションに響き渡る犬の鳴き声にストレスを感じていた。ある日、彼は鳴き声に耐えかね、マンションで見つけた小型犬を衝動的に地下室に閉じ込めてしまが、その犬はその後失踪してしまう。一方、マンションの管理事務所で経理の仕事をしているパク・ヒョンナム(ペ・ドゥナ)は、退屈な日常に刺激を求めていた。団地に住む少女の愛犬がいなくなったことを知り、正義感と好奇心から連続する小犬失踪事件の捜査を始める。ユンジュの行動と、ヒョンナムの追跡劇が、巨大なマンションという日常空間を舞台に交錯し、滑稽かつシニカルな群像劇として展開していく。犬泥棒の追跡劇、夫婦間の不協和音、社会的な階級の問題など、さまざまなエピソードが混在し、ブラックユーモアを交えながら、予測不能な展開で進んでいく。作中で犬たちが酷い目に遭う描写があるため、公開当時、動物愛護団体から抗議を受けたというエピソードがあるが、実際に犬を傷つける描写はCGなどで処理されている。(私も可愛そうで観てられなかった…)『殺人の追憶』や『パラサイト 半地下の家族』で世界的な評価を得るポン・ジュノ監督の長編デビュー作。監督自身が大学時代、キャンパス内で鳴く犬の鳴き声にひどく悩まされた経験が、この映画の着想のきっかけの一つになったと語っている。
『殺人の記憶』(2003年)
10月25日(土)13:10
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/018740
番組紹介:986年、ソウル近郊の農村で、若い女性の凄惨な遺体が発見される。その後も、雨の日、赤い服を着た女性が同じ手口で殺害される連続強姦殺人事件が相次いで発生する。地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)は、経験と直感に頼った強引な捜査をしますが、ソウルから派遣されたエリート刑事ソ・テユン(キム・サンギョン)は、冷静かつ論理的な捜査で犯人を追い詰めようする。性格も捜査方法も正反対の二人は激しく衝突しながらも、やがて協力して事件に挑みんでいく。次々と現れる容疑者たちに翻弄され、捜査は難航を極める中、ついに有力な容疑者が浮かび上がるが、決定的な証拠が掴めず、刑事たちは時代の無力さ、行き場のない怒り、そして絶望的な状況へと追い込まれていく。1980年代後半から1990年代初頭にかけて韓国で実際に起こった「華城(ファソン)連続殺人事件」(当時未解決)を映画化し、事件の猟奇性だけでなく、犯人を捕まえられない刑事たちの苦悩と当時の社会状況をリアルに描いている。軍事政権下にあった当時の韓国の地方の警察組織の未熟さ、杜撰な捜査、人々の無関心といった社会の矛盾や弊害を背景として描き出し、単なるミステリーに留まらない社会派サスペンスとしての側面を持つこの作品は、結末が持つ強烈なインパクトと、観客に「犯人は誰なのか」という問いを投げかける構造が、公開当時大きな話題を呼んだ。パク刑事を演じたソン・ガンホは、本作での演技が高く評価され、2003年の第40回大鐘賞で主演男優賞を受賞するなど、数々の賞を受賞する。ラストで、パク刑事がカメラ(観客)を真っすぐ見つめる場面は、ポン・ジュノ監督が「映画を観ている観客の中に、もしかしたら犯人がいるかもしれない」という問いを投げかけ、観客を事件の証人にする意図があったと語っている。
映画が公開された時点(2003年)では事件は未解決だったが、事件が時効を迎えた後の2019年に、DNA鑑定などの技術の進歩により、真犯人(イ・チュンジェ)が特定された。また、真犯人は別の事件で服役中に、この映画『殺人の追憶』を刑務所で観ていたというエピソードがある。
『母なる証明』(2009年)
10月25日(土)15:30
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/022048
番組紹介:小さな町で漢方薬店を営む母(キム・ヘジャ)は、知的障害を抱える一人息子のトジュン(ウォンビン)を献身的に育てていた。そんなある日、静かな街で女子高生が凄惨な姿で殺害される事件が発生。警察は、前日に現場付近でトラブルを起こしていたトジュンを第一容疑者として逮捕する。トジュンが無実であると信じて疑わない母だったが、頼りの弁護士はやる気がなく、警察の捜査も杜撰で、事態はトジュンの有罪判決へと傾いていく。息子を救うため、母はたった一人で真犯人を捜すことを決意。必死に走り回るうちに、彼女の「無償の愛」の裏に隠された、思いもよらない人間の真実と闇が次々と明らかになっていく。冒頭とラストで母親が踊るシーンは、母親の狂気と孤独、開放など、この作品を引き付ける重要なシーンとなっている。ポン・ジュノ監督が手がけたヒューマン・ミステリーの傑作であるこの作品は、韓国の国民的女優であるキム・ヘジャが、優しさと狂気が同居する母親の複雑な感情を圧巻の演技で体現し、国内外で高い評価を受け、ロサンゼルス映画批評家協会賞の主演女優賞を受賞するなど、国際的な評価を確立する。ポン・ジュノ監督は脚本を執筆する際、最初から「母」役はキム・ヘジャしかいないと考えていて、彼女を説得するために、自身の熱意を込めた手紙を送り、最終的に彼女がこの難しい役を引き受けることになった。トジュン役のウォンビンは、大ヒット作『ブラザーフッド』以来5年ぶりの映画出演となり、無垢で純粋ながらも危うさを秘めた青年を熱演している。
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)
10月25日(土)17:40
WOWOWシネマ https://www.wowow.co.jp/detail/170547
番組紹介:番組紹介:全員失業中で、その日暮らしの貧しいキム一家。父ギテク(ソン・ガンホ)、母チュンスク(チャン・ヘジン)、長男ギウ(チェ・ウシク)、長女ギジョン(パク・ソダム)の四人家族。ギウは、友人(パク・ソジュン)の紹介でIT企業の社長であるパク氏(イ・ソンギュン)の豪邸で家庭教師をすることになる。これを機に、キム一家は巧みな策略でパク一家に寄生し、裕福な生活を謳歌し始めるが、彼らの嘘と秘密は、次第に予期せぬ事態を引き起こし、物語は衝撃的な結末へと向かう。映画のタイトル『パラサイト』は、寄生虫のように他者に依存する存在を意味し、貧困層だけでなく、富裕層もまた何かに寄生しているという二重の意味が込められている。ポン・ジュノ監督が描き出す、貧富の格差という社会問題をブラックユーモアとサスペンスを織り交ぜているこの作品は、第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、第92回アカデミー賞では作品賞を含む4部門を受賞するなど、世界中の映画祭で高い評価を得ている。
※放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。