2月前半にスタートするBS・CS番組リスト(15日〜28日)をリストアップ。
新しいものから、名作まで、個人的に気になっている作品をピックアップして紹介します。
タイプ別にアイコンを付けて見ました。参考にしてみてください。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。
2月後半スタートの放送作品
ドラマ
| 放送日 | 時間 | 作品名 | 放送局 |
|---|---|---|---|
| 2/15 | 7:30 | 💔イヴのすべて | フジTWO |
| 出演:チェリム、ハン・ジェソク、キム・ソヨン、チャン・ドンゴン | |||
| 2/15 | 16:00 | ⚽ 私たちメンタルコーチ チェガル・ギル~癒やしのエール~ | フジTWO |
| 出演:ホン・ファヨン、イ・ユミ、パク・ハンソル、クォン・ユル | |||
| 2/15 | 20:00 | ⌚輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~ | アジドラ |
| 出演:リョウン、チェ・ヒョンウク、ソル・イナ、イ・ソヨン | |||
| 2/16 | 6:15 | 😀総理と私 | 衛星劇場 |
| 出演:ユナ、イ・ボムス | |||
| 2/16 | 12:29 | 👑王女の男 | BS-TBS |
| 出演:パク・シフ、ムン・チェウォン、イ・スンジェ | |||
| 2/16 | 15:30 | 🌸トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜 | アジドラ |
| 出演:コン・ユ、キム・ゴウン、イ・ドンウク、ユク・ソンジェ | |||
| 2/16 | 21:30 | 🌸赤い袖先 | チャンネル銀河 |
| 出演:イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、チャン・ヘジン | |||
| 2/18 | 23:20 | 🤓花を咲かせろ!イ・テベク | KBS World |
| 出演:チン・グ、パク・ハソン | |||
| 2/19 | 9:30 | 💔イブの罠 | アジドラ |
| 出演:ソ・イェジ、パク・ビョンウン | |||
| 2/19 | 13:00 | 👑薯童謡 ソドンヨ | BS日テレ |
| 出演:チョ・ヒョンジェ、イ・ボヨン、リュ・ジン | |||
| 2/19 | 17:45 | 🌸今、別れの途中です | 日テレプラス |
| 出演:チャン・ギヨン、ソン・ヘギョ、キム・ジュホン | |||
| 2/21 | 1:40 | 👀BTSのためにハングルを学んだ | KBS World |
| 出演:BTS、ファンたち | |||
| 2/22 | 12:00 | 🫣シグナル | WOWOWプラス |
| 出演:イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌン | |||
| 2/23 | 8:30 | 🤓ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム2 | KNTV |
| 出演:キム・レウォン、ソン・ホジュン、コン・スンヨン | |||
| 2/24 | 10:00 | 🌸冬のソナタ | BSフジ |
| 出演:チェ・ジウ、ペ・ヨンジュン、パク・ヨンハ、パク・ソルミ | |||
| 2/24 | 14:30 | ⚔️帝王の娘スベクヒャン | チャンネル銀河 |
| 出演:ソ・ヒョンジン、ソウ、チョ・ヒョンジェ、チョン・テス | |||
| 2/24 | 12:00 | 🌸麗~花萌ゆる8人の皇子たち~ | LaLaTV |
| 出演:IU、イ・ジュンギ、カン・ハヌル、ナム・ジュヒョク | |||
| 2/24 | 15:20 | ✨我が家~嘘のかけら~ | ホームドラマch |
| 出演:キム・ヒソン、イ・ヘヨン、キム・ナムヒ、ヨンウ | |||
| 2/24 | 19:30 | 💔鳴かない鳥 | アジドラ |
| 出演:ホン・アルム、オ・ヒョンギョン | |||
| 2/25 | 7:00 | 😀パンドラの世界~産後ケアセンター~ | ホームドラマch |
| 出演:オム・ジウォン、パク・ハソン | |||
| 2/25 | 15:20 | 🤓無法弁護士~最高のパートナー~ | LaLaTV |
| 出演:イ・ジュンギ、ソ・イェジ、チェ・ミンス、イ・ヘヨン | |||
| 2/25 | 15:30 | 🕵️取引 ~友達を誘拐しました~ | フジTWO |
| 出演:ユ・スンホ、キム・ドンフィ、ユ・スビン | |||
| 2/26 | 11:30 | 🌸雪の女王 | アジドラ |
| 出演:ヒョンビン、ソン・ユリ | |||
| 2/27 | 0:00 | 🌸ミッシング ~彼らがいた~ | フジTWO |
| 出演:コ・ス、ホ・ジュノ、アン・ソヒ | |||
| 2/27 | 9:00 | 👑トンイ | BS10 |
| 出演:ハン・ヒョジュ、チ・ジニ、イ・ソヨン | |||
| 2/27 | 20:00 | ✨仮釈放審査官 イ・ハンシン | WOWWO |
| 出演:コ・ス、ユリ、ペク、ジウォン | |||
| 2/27 | 23:00 | ✨コネクション | 衛星劇場 |
| 出演:チソン、チョン・ミド | |||
| 2/28 | 1:40 | 🤓会社に行きたくない | KBS World |
| 出演:キム・ドンワン(神話)、ハン・スヨン | |||
✨=最新・話題作(2023〜26年作)
🕵️=サスペンス、推理
💔=復讐、ドロドロ
🌸=ファンタジー、ロマンス
🫣=ミステリー、スリラー
🤓=社会派、法廷、サクセス
😀=コメディ(ブラック、ヒューマン)
⚔️=歴史劇
⚽=スポーツ
⌚=タイムリープ
👑=名作、レジェンド
👀=ドキュメンタリー
| 映画 | Ⓟ=PG12 Ⓡ=R指定 |
| 放送日 | 時間 | 作品名 | 放送局 |
|---|---|---|---|
| 2/15 | 0:40 | ただ君だけ | アジドラ |
| 出演:ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ、ゴールデンリトリバー | |||
| 2/19 | 21:00 | 観相師 | KNTV |
| 出演:ソン・ガンホ、チョ・ジョンソク、イ・ジョンジェ、イ・ジョンソク | |||
| 2/20 | 23:10 | ハント | KBS World |
| 出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、ソン・ホンテ、カメオ出演者多数 | |||
| 2/26 | 6:00 | 西湖畔に生きる | ザ・シネマ |
| 出演:ウー・レイ、ジアン・チンチン、チェン・ジエンビア | |||
| 2/26 | 20:00 | 怪しい彼女 | KNTV |
| 出演:シム・ウンギョン、ナ・ムニ、ジニョン(B1A4)、イ・ジヌク | |||
| 2/27 | 6:00 | 春江水暖~しゅんこうすいだん~ | ザ・シネマ |
| 出演:ドウー・ホンジュン、チェン・ヨンファ、ジャン・レンリアン | |||
2月後半のピックアップ作品 (ドラマ・映画)
『王女の男』(2011年)
朝鮮王朝史に残る凄惨なクーデター「癸酉靖難(ケユジョンナン/きゆうせいなん)」を背景に、仇同士となった家系の男女の恋を描いた「朝鮮版 ロミオとジュリエット」として名高い名作。
15世紀の朝鮮王朝。第5代王・文宗(ムンジョン)の時代、朝廷では王の弟である首陽大君(スヤンデグン)が野心を抱き、忠臣の金宗瑞(キム・ジョンソ)と激しく対立していた。
そんな中、金宗瑞の息子キム・スンユ(パク・シフ)と、首陽大君の娘イ・セリョン(ムン・チェウォン)は、お互いの正体を知らぬまま運命的な恋に落ちる。しかし、首陽大君が王位を奪うために金宗瑞一家を殺害するクーデター(癸酉靖難)を決行したことで、二人の関係は一変。愛する人の父が、自分の家族を殺した「仇」となる過酷な運命が幕を開ける。
実在の歴史事件をベースにしているが、「スンユとセリョンの恋」はドラマオリジナルの創作。野史(民間の伝承)には「世祖の娘が敵方の息子と逃げ延びた」という逸話があり、それがモチーフの一つになったと言われている。また、史実に基づいた敬恵王女(キョンへ/ホン・スヒョン)と、その夫のチョン・ジョン(イ・ミヌ)の過酷な運命のストーリーも、主役の二人と同じくらい支持を得た。
この作品でパク・シフは、「時代劇が最も似合う俳優」の一人としての地位を確立し、日本をはじめアジア中で大ブレイクし、2011年 KBS演技大賞で最優秀演技賞を受賞。2012年には「第48回百想芸術大賞」でテレビ番組部門 監督賞を受賞し、作品の質の高さが証明された作品でもある。
放送日:2月16日(水) 時間:12:29 放送局:BS-TBS
出演:パク・シフ、ムン・チェウォン、イ・スンジェ、他
『BTSのためにハングルを学んだ』(2021年)
2021年10月9日の「ハングルの日」を記念して、韓国の放送局KBSが制作・放送した特別番組。
BTSの音楽やメッセージに感銘を受け、彼らの言葉を直接理解したいという情熱から韓国語(ハングル)を学び始めた世界中のファンが、それぞれの学習風景や動機を語る密着ドキュメンタリー。
BTSのメンバーがハングルの科学的な構造や、韓国語特有の表現の豊かさについて語るシーンは貴重。世界122カ国、約17,000人を対象としたアンケート調査の結果などが紹介され、個人のエピソードだけでなく、客観的な「社会現象」としての韓国語ブームを実感する。
ちなみに「ハングル」とは、書くための文字(記号)で、英語でいうところの「アルファベット」に近いニュアンス。韓国語(朝鮮語)は、 言葉そのもの(しゃべる言葉)というニュアンス。「ハングルの日、10月9日(国民の休日)」は、ドラマや映画で有名な世宗大王によってつくられたハングル文字が、その使い方を詳しく説明した解説本が世にでた日を記念している。
放送日:2月21日(金) 時間:1:40 放送局:KBS World
出演:BTS(RM、JIN、SUGA、j-hope、JIMIN、V、JUNG KOOK)、世界各地のARMY(ファン)
『シグナル』(2016年)
韓国で「人生最高のドラマ」に挙げる人も多い、サスペンスドラマの金字塔的作品。
現代(2015年)を生きるプロファイラーのパク・ヘヨン(イ・ジェフン)が、ある日、廃棄処分寸前の古い無線機から自分の名前を呼ぶ声を聞く。 声の主は、過去(1989年〜)を生きる刑事イ・ジェハン(チョ・ジヌン)。
二人は「23時23分」という決まった時間にだけ繋がる不思議な無線機を通じて協力し、時を超えて未解決事件を解決していくが、過去を変えることは現在にも影響を及ぼし、時には予期せぬ悲劇や新たな犠牲を生むことになる。二人は過去の歪みを正し、真実を暴くことができるのか。
劇中の事件には、韓国で実際に起きた有名な未解決事件(「華城連続殺人事件」など)がモチーフとして使われ、当時未解決だった事件に「もし解決できていたら」という希望を込めて描かれた。また、無線でしか対面できないヘヨンとジファンを結ぶ「オムライス」の切ないエピソードは、印象的なので、ぜひチェックしてね。
脚本家のキム・ウニは、本作の構想に数年を費やし、リアリティを追求するために徹底的な取材をした。また、ファンから続編の熱望があり、2024年に脚本家自ら「シーズン2の準備中である」と正式に発表があった。
過去と現代の両方を演じ分けたキム・ヘス(新米時代と現在のベテラン時代)と不器用だけど情に厚い刑事を演じたチョ・ジヌン(最近何やら話題になってるけど…)の演技は、さすが。
第52回 百想芸術大賞(2016年)において、ドラマ作品賞、脚本賞(キム・ウニ)、女性最優秀演技賞(キム・ヘス)、tvN10 アワードでドラマ演技大賞(チョ・ジヌン)など、その年の権威ある賞を総なめした。日本でも2018年に坂口健太郎さん主演でリメイクされた。
放送日:2月22日(日) 時間:12:00 放送局:WOWOWプラス
出演:イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌン、他
『我が家~嘘のかけら~』(2024年)
韓国の国民的人気の心理カウンセラであるノ・ヨンウォン(キム・ヒソン)は、医師の夫、有名な推理作家の姑、そして優秀な息子に囲まれ、誰もが羨む「完璧な家庭」を築いていた。 しかし、ある日届いた「謎の小包」をきっかけに、彼女の幸せな日常が音を立てて崩れ始める。完璧だと思っていた家族たちが隠していた「嘘」と「裏の顔」が次々と暴かれ、さらに家族を狙う謎の女セナ(ヨンウ)の影が忍び寄る。 ヨンウォンは家族を守るため、反目し合っていた「推理作家の姑」サガン(イ・ヘヨン)と手を組み、事件の真相を追うことになるブラックコメディ・スリラー。
韓国ドラマではとかく対立しがちな嫁と姑が、家族を守るという目的のために「共闘」する設定、家庭を完璧にコントロールしていると自負するプロの心理カウンセラー(嫁)と、その姑で人気推理小説家(姑)が、それぞれの専門知識を活かして謎を解き、家族の秘密に翻弄される展開が面白い。信じていた家族が「実は何を考えていたのか」という心理戦は、視聴者を飽きさせない。「家族とは何か」「秘密のない家族は存在するのか」というテーマを考えさせられるドラマ。
ファッショニスタでもある、イ・ヘヨンの70代(1952年生まれ)でありながら、スレンダーで、どんなに難易度の高い服も舞台衣装のように着こなしてしまう、その凛とした佇まいは健在で、カッコイイ。
放送日:2月24日(火) 時間:15:20 放送局:ホームドラマチャンネル
出演:キム・ヒソン、イ・ヘヨン、キム・ナムヒ、ヨンウ、他
『鳴かない鳥』(2015年)
オ・ハニ(ホン・アルム)は、父を事故で亡くした際、父の墓参りのときに、崖から足をすべらせてしまうが、自殺しようとしていた男オ・ナムギュ(キム・ユソク)に命を救われる。これを縁に、ハニの母とナムギュは再婚し、ハニは新しい家族と幸せな日々を送っていた。 しかし、かつてナムギュを裏切り、全財産を持ってフィリピンへ逃亡していた前妻チョン・ミジャ(オ・ヒョンギョン)が韓国に帰国したことで悲劇が始まる。ミジャは再びナムギュの財産を狙い、冷酷な罠を仕掛けてハニの母を死に追いやり、ナムギュを殺人犯に仕立て上げる。すべてを奪われたハニは、復讐のために「涙を封印した悪魔(泣かない鳥)」となることを決意する。
韓国で大ヒットした復讐ドラマの『福寿草』を手掛けたヨ・ジョンミが脚本を担当、これでもかというほどの絶望から立ち上がるヒロインの姿が、濃密に描かれたドラマ。オ・ヒョンギョン演じるミジャの悪女ぶりが凄まじく、視聴者の間では「歴代級の悪女」と称されるほど。最初は翻弄されるばかりだったハニが、後半、見た目も一変させて知略を巡らし、ミジャを追い詰めていく過程は、マクチャン(非現実的で刺激的な展開)ドラマならではの爽快感がある。
放送日:2月24日(火) 時間:19:30 放送局:アジアドラマチックTV
出演:ホン・アルム、オ・ヒョンギョン、他
『雪の女王』(2006年)
数学の天才として期待されていたハン・テウン(ヒョンビン)は、国際数学オリンピックの結果がきっかけで親友を亡くし、自責の念から、夢を捨て、8年後、彼は名前を「ハン・ドック」と変え、ボクシングジムのスパーリングパートナーとして孤独に生きていた。 そんな中、彼は難病を抱え、絶望からわがままに振る舞う令嬢ボラ(ソン・ユリ)と運命的に出会う。彼女は、かつてテウンが親友を失う直前に出会った少女だった。心に深い傷を負った二人が、互いの存在を通じて凍てついた心を溶かしていくヒューマンドラマ。
大ヒット作『私の名前はキム・サムスン』の直後にヒョンビンが選んだ作品で、当時の御曹司イメージを封印し、孤独で影のある青年を演じきったことで、俳優としての評価を得た作品。
裏番組が大ヒット作『朱蒙』だったため視聴率では苦戦するも、熱狂的なファンを生み出し、ヒョンビンは、2006年 KBS演技大賞では、人気賞、 ベストカップル賞、ネットユーザー賞を受賞。第43回百想芸術大賞(テレビ部門)の最優秀演技賞にノミネートされている。
アンデルセンの童話「雪の女王」をモチーフにしたこのドラマの脚本は『冬のソナタ』のコンビ(キム・ウニ、ユン・ウンギョン)が担当。また、『ごめん、愛してる』を手掛けたイ・ヒョンミン監督による、雪景色を活かした叙情的な映像美と、物語の切なさを引き立てるOST(サントラ)が非常に高く評価されている。
放送日:2月26日(木) 時間:11:30 放送局:アジアドラマチックTV
出演:ヒョンビン、ソン・ユリ、他
『仮釈放審査官 イ・ハンシン』(2024年)
かつて刑務官だったイ・ハンシン(コ・ス)は、現在は弁護士として活動している。彼は、背任罪で服役中のオジョングループ会長チ・ドンマン(ソン・ヨンチャン)に媚を売り、「執事弁護士」と揶揄されるほど献身的に尽くしていた。 しかし、彼の真の目的は別で、ドンマンのコネを利用して自らを「仮釈放審査官」に推薦させ、その権限を手に入れた瞬間、ハンシンは「ドンマンの仮釈放を自らの手で阻止する」という大胆な裏切り(復讐)を実行することだった。 金や権力を使って早期釈放を狙う悪徳受刑者たちを、審査官という立場から鉄壁の防御で阻止していく、型破りな「法の番人」の戦いを描く痛快サスペンスコメディ。
「刑務所から出すか出さないか」を決める審査官という設定で、悪徳受刑者が札束で頬を叩くように特権を利用しようとするのに対し、ハンシンがそれ以上の奇策で鼻を明かす展開は、韓国で「サイダー(胸がすくような爽快感)」と呼ばれ、高く評価された。「犬との面会」や「夏のアイスクリーム」など、受刑者とのユニークな知恵比べがドラマのコミカルな魅力として一杯のドラマ。
放送日:2月27日(金) 時間:20:00 放送局:WOWOWプライム
出演:コ・ス、ユリ、ペク・ジウォン、ソン・ヨンチャン、他
『コネクション』(2024年)
アニョン警察署の麻薬捜査チームのエース刑事チャン・ジェギョン(チソン)は、ある日何者かに拉致され、強制的に新型麻薬を投与されてしまう。目を覚ました彼は、自分が「麻薬中毒者」にされたという絶望的な現実に直面する。 警察内部にバレれば破滅という極限状態の中、高校時代の親友パク・ジュンソ(ユン・ナム)が謎の転落死を遂げたという報せが届く。さらに、ジュンソが残した「50億ウォンの保険金」の受取人に、ジェギョンと、同じく同級生で記者のオ・ユンジン(チョン・ミド)が指名されていることが判明。 「なぜ自分が中毒者にされたのか」「親友の死の真相は」 20年前の高校時代から続く、同級生たちの歪んだ友情と巨大な陰謀(コネクション)を暴くため、ジェギョンは禁断症状と戦いながら命懸けの捜査を開始する。
「麻薬捜査官が麻薬中毒になる」役作りのために15kg減量したチソンが見せる、薬に依存していく刑事の悲壮感と、執念の捜査を行う強靭な精神力の使い分けは圧巻。高校時代の美しい思い出が、大人になった彼らの間でどのように利用され、歪んでしまったのか。20年の歳月が繋ぐ「コネクション」の正体が少しずつ明かされるミステリーが、視聴率5%台からのスタートが、口コミで面白さが広がり、最終回には14.2%という高視聴率を記録した。
放送日:2月27日(金) 時間:23:00 放送局:衛星劇場
出演:チソン、チョン・ミド、他
『ハント』(2022年)
ドラマ『イカゲーム』で世界的にスターとなったイ・ジョンジェの初監督作品であり、盟友チョン・ウソンと21年ぶりに共演したことで大きな話題を呼んだスパイ・アクションの傑作。
1980年代、軍事政権下の韓国。安全企画部(旧KCIA)の海外チーム次長パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)と、国内チーム次長キム・ジョンド(チョン・ウソン)は、組織内に潜り込んでいる北朝鮮のスパイ「ドンリム」をあぶり出すよう命じられる。 二人は互いの動向を監視し、疑心暗鬼に陥る中で、凄惨な拷問や情報戦を繰り広げるが、捜査が進むにつれ、彼らは大統領暗殺計画という、より巨大な陰謀の渦に巻き込まれていく。
イ・ジョンジェは、本作の権利を買い取った後、監督を引き受けるまでに、自身で脚本を書き直すのに4年を費やし、「誰が味方で誰が敵か」が最後まで分からず、歴史的事実(「光州事件」「北朝鮮パイロットの亡命事件」「ラングーン事件」など)を背景に織り交ぜた緻密な作品に仕上げた。もともとの原案は、一人の男がスパイを追う物語だったが、イ・ジョンジェは「正義の定義が異なる二人の男」が互いを疑い、激突する構成へ大胆に書き換えた。また、脚本を書く際、「俳優なら、ここは言葉ではなく表情で語りたいはずだ」と考え、過剰な説明台詞を徹底的に削ったことで、チョン・ウソンもこの脚本を読み、「これなら出たい」と出演を決めた。
イ・ジョンジェの初監督を祝して、ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チュ・ジフン、キム・ナムギル、パク・ソンウンといった主演級の俳優たちが、驚くようなチョイ役で次々と登場し、これだけでも一見の価値があり。
この作品でイ・ジョンジェは、第43回 青龍映画賞で新人監督賞、第59回 百想芸術大賞で映画部門 監督賞、第31回 釜日映画賞で新人監督賞、主演男優賞を受賞している。
放送日:2月20日(金) 時間:23:10 放送局:KBS World
出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、ソン・ホンテ、キム・ナムギル、パク・ミニョン、他、豪華カメオ出演者多数、他
『妖しい彼女』(2014年)
その普遍的な面白さから日本(『あやしい彼女』)、中国、ベトナム、タイなど、世界各国でリメイクされたファンタジー・コメディの傑作。韓国でも、その後ドラマ版が制作された。
口が悪くて毒舌な70歳の老女オ・マルスン(ナ・ムニ)。ある日、家族から疎まれていることを知り、ショックで街を彷徨っていたところ、ふと目に止まった「青春写真館」で遺影を撮ることにする。 ところが、写真を撮って店を出ると、鏡に映っていたのは20歳のうら若き乙女の姿だった。 マルスンは名前をオ・ドゥリ<オードリー・ヘプバーンにちなんで>(シム・ウンギョン)と変え、かつて叶えられなかった歌手になる夢を追いかけ、失われた青春を謳歌し始める。
当時20歳だったシム・ウンギョンが、「見た目は若者、中身は毒舌おばあちゃん」という難しい役を完璧に演じた。ガニ股で歩き、お年寄り独特の言い回しをする彼女のコミカルな演技は、笑いと感動を同時に誘う。オ・ドゥリがバンドで歌う「白い蝶」や「雨水」などの往年の名曲は、若返った彼女の境遇と重なり、どこか切ない癒やしを与えてくれる。
シム・ウンギョンは、第50回 百想芸術大賞で映画部門 女子最優秀演技賞、第23回 釜日映画賞で主演女優賞など数多くの賞を席巻した。また、この作品の演技が評価され、2019年公開の日本映画『新聞記者』では、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞している。
映画のラストシーンで、ある人物が「若返ったおじいちゃん」役でサプライズ登場(カメオ出演)するが、このキャスティングは当時、劇場が悲鳴に包まれるほどの衝撃と話題を呼んだ。(見てのお楽しみ)
放送日:2月26日(木) 時間:20:00 放送局:KNTV
出演:シム・ウンギョン、ナ・ムニ、ジニョン(B1A4)、イ・ジヌク、他
<中国映画>グー・シャオガン監督 2作品
グー・シャオガン(顧暁剛)監督による「山水映画」シリーズ。この2作品は、中国の伝統的な美意識と、現代社会が抱える歪みを同時に描き出した作品。どちらの作品も「家族」と「風景」が重要なテーマだが、特に『西湖畔に生きる』のマルチ商法の描写は、現代中国のリアルな闇を映し出している。
『西湖畔に生きる』(2023年)
シリーズ第2部。第1部の「川」から、今作は世界遺産でもある杭州の「西湖」と「茶畑」に舞台を移している。
行方不明の父を探しながら、茶畑で働く母を支える青年ムーリェン(ウー・レイ)。しかし、母タイホア(ジアン・チンチン)は孤独と将来への不安から、巧妙な「マルチ商法(ピラミッド商法)」の組織にのめり込んでしまう。自分を「自立した新しい女」だと錯覚し、狂気に取り込まれていく母を救い出すため、息子は過酷な戦いに身を投じていく。
映画の主人公の名前「ムーリェン(目連)」は、お釈迦様の十大弟子の一人である目連(もくれん)尊者からそのまま取られている。『西湖畔に生きる』のモデル、仏教説話「目連救母」は、目連が神通力で亡き母の行方を探したところ、生前の強欲な行いにより母が「餓鬼道(地獄の一種)」に落ちて苦しんでいるのを見つける。目連は母を救おうとするが、自分の力だけでは救えず、お釈迦様の教えに従って多くの僧侶に供養を行うことで、ようやく母を救い出すことができたという物語。
監督は、現代の中国における「マルチ商法(洗脳)」を現代の地獄に見立て、母親が欲望と虚栄心によって狂気に落ちていく姿を、地獄に落ちた母の姿と重ね、息子ムーリェンが、文字通り体を張って(時には母を背負って山を登り、自然の懐へ戻すことで)母の魂を救い出そうとする姿は、この古い説話を現代的な視点で再現したもの。ちなみに、日本でのお盆の行事(「盂蘭盆会(うらぼんえ)」)のルーツも、実はこの「目連救母」のお話にあると言われている。
グー・シャオガン監督は、2023年に東京国際映画祭で「黒澤明賞」を史上最年少で受賞した。第17回 アジア・フィルム・アワードでジアン・チンチンは、主演女優賞を受賞している。音楽は、日本の音楽家、梅林茂が担当し、叙情的な世界観を深めている。
放送日:2月26日(木) 時間:6:00 放送局:ザ・シネマ
出演:ウー・レイ、ジアン・チンチン、チェン・ジエンビン、ワン・ジアジア、他
『春江水暖~しゅんこうすいだん~』(2019年)
「山水映画」シリーズ第1部。14世紀の山水画の名作「富春山居図」にインスパイアされ、現代の富陽(杭州市)を舞台に一族の変遷を描いた作品。
杭州市・富陽。再開発に揺れる街で、グー家の長老である母の誕生祝宴が開かれることに。しかし祝宴の最中に母が脳卒中で倒れ、認知症を発症。これを機に、飲食店を営む長男、漁師の次男、ダウン症の息子を育てる三男、気ままな独身の四男という4人の兄弟とその家族たちの、隠されていた問題や葛藤が浮き彫りになっていく。
巻物を広げていくような、横移動の極めて長いロングテイクが最大の特徴。川沿いを歩く男女を数分間にわたって追い続けるシーンなどは、映画史に残る美しさと称されている。
2019年 カンヌ国際映画祭「批評家週間」クロージング作品、第20回 東京フィルメックス 審査員特別賞。
放送日:2月27日(金) 時間:6:00 放送局:ザ・シネマ
出演:ドウー・ホンジュン、チェン・ヨンファ、ジャン・レンリアン、スン・ジャンジェン、他
※放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。
