2026年 2月スタート CS/BS韓国ドラマ&映画(前半)

2月前半にスタートするBS・CS番組リスト(1日〜14日)をリストアップ。
気になっている作品をピックアップして紹介します。
タイプ別にアイコンを付けて見ました。参考にしてみてください。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。

2月前半のスタートの放送作品

ドラマ

✨=最新・話題作(2023〜26年作)
🆕 =日本初放送 
🕵️=サスペンス、推理
🫣=ミステリー、スリラー 
💔=復讐、ドロドロ  
🌸=ロマンス、ファンタジー、ラブストーリー
😀=ラブコメディ、コメディサスペンス
👑=名作、人気作、レジェンド

2月前半のピックアップ作品 (ドラマ・映画)

『運命のように君を愛してる』

台湾で大ヒットしたドラマ『 Fated to Love You(ハートに命中!100%)』 の韓国リメイク作品。

財閥企業「チャンイン化学」の若きCEO イ・ゴン(チャン・ヒョク)。家系が代々「短命」であるため、祖母や周囲から結婚と跡継ぎを強く求められていた。彼には長年の恋人セラ(ワン・ジウォン)がいて、プロポーズを計画していたが、彼女は結婚に躊躇していた。そんな中、思わぬ展開で、普通の契約社員 キム・ミヨン(チャン・ナラ) と偶然一夜を共にしてしまう。その後、ミヨンが妊娠したことがわかり、思いがけず結婚することに。恋愛感情のないまま結婚生活を始めた2人が、互いに反発しながらも少しずつ心を通わせ、 契約結婚から本当の愛を育んでいく。

ミヨンは、「頼まれたら断れない」「空気を読む側に回ってしまう」、会社でも家庭でも、いつも誰かの都合を優先して、自分の気持ちは後回し。契約結婚後も、自分の居場所のないミヨンに、国際的なデザイナー、ダニエル(チェ・ジニョク)が、彼女の絵の才能に気づき、彼女をサポートしていく。そんな自信と居場所を見つけることができたミヨンの自己肯定感の物語も感じるドラマ。ユクシム・ウォンのかわいいキャラクターがミヨンの個性を効果的に演出していることも印象的。

12年ぶりの二人の共演は、2014 MBC演技大賞 で ベストカップル賞(チャン・ヒョクチャン・ナラ) を受賞している。

放送日:2月1日(日) 時間:6:00 放送局:LaLaTV
出演:チャン・ナラチャン・ヒョクチェ・ジニョクチェ・ウシク、他


『7人の脱出 season2 -リベンジ-』

大ヒット作『ペントハウス』の脚本家キム・スノクチュ・ドンミン監督(season1)が再タッグを組んだ、予測不能な復讐サスペンスの完結編。利害関係だけで繋がった7人が、生き残るために裏切りと協力(共闘)を繰り返す展開はまさに「スノク・ユニバース」(脚本家キム・スノク氏が作り出す独自の世界観)。

かつて「ラブコメの女王」(彼女はキレイだった等)と呼ばれていたファン・ジョンウムの片足を失いながらも、地獄の底から這い上がって、自分の命を投げ打って罪を洗う、母親クム・ラヒの力強い演技は特に印象に残る。撮影当時の彼女は私生活でも離婚騒動中、その相乗効果も相まってか、復讐者というより「贖罪に命を燃やす修羅」と化した演技は、ただの悪役から、悲劇の母親へと昇華した感がある。「地獄で会おう」という彼女の言葉は、ダミへの愛と、自分への究極の罰を同時に表現した名セリフだと思う。

放送日:2月2日(月) 時間:9:30 放送局:アジアドラマチックTV
出演:ファン・ジョンウムオム・ギジュンイ・ジュン、他


『カネの花~愛を閉ざした男~』

韓国最大の財閥「チョンアグループ」。主人公のカン・ピルジュ(チャン・ヒョク)は、一族のあらゆる汚い仕事を完璧に処理する敏腕弁護士で、「財閥の犬」と蔑まれている。しかし、彼の正体は、かつて一族に命を狙われ、家族を奪われた「本物の後継者」だった。 彼は名前を変え、数十年の歳月をかけて一族の懐深くに入り込む。自分の正体を隠したまま、一族を自滅させるために彼が仕掛けた計画は、御曹司のチャン・ブチョン(チャン・スンジョ)と、純真な次期大統領候補の娘ナ・モヒョン(パク・セヨン)を結婚させることだった。

7人の脱出』が動なら、本作は徹底した「静」。チャン・ヒョクが目一つ、指先一つで感情を表現する抑えた演技で、大声を出さずとも、知略だけで相手を追い詰めていく。ピルジュは周囲の人間を駒のように動かすが、その駒たちが感情を持ち、計画が狂い始める緊張感が見どころ。当時はまだ新人だったハン・ソヒ(ブチョンの恋人役)が、そのビジュアルと存在感で「あの美人は誰?」と大きな話題になった。

2017 MBC演技大賞で、最優秀演技賞をチャン・ヒョク、最優秀演技賞をイ・ミスク、優秀演技賞をチャン・スンジョ受賞。演出は、『運命のように君を愛してる(2014年)』のキム・ヒウォン。同じ演出家の作品で、チャン・ヒョクの「動」と「静」を見比べるのも面白いかも。

放送日:2月7日(土) 時間:16:00 放送局:フジテレビTWO
出演:チャン・ヒョクチャン・スンジョパク・セヨンイ・スンジェハン・ソヒ、他


『親切なリプリー』

「殺人者の娘」というレッテルを貼られ、どん底の生活を送っていた主人公チャ・ジョンウォン(イ・シア)。彼女はある嘘をきっかけに、裕福な同級生の名前を借りて「チュ・ヨンチェ」という偽りの身分で財閥の御曹司と結婚する。しかし、嫁いだ先で待ち構えていた姑ハン・ヘラ(イ・イルファ)は、かつて自分を捨てた実の母親だった。 母親もまた、過去を隠し偽りの身分で財閥にのし上がった「リプリー(嘘つき)」であった。実の母娘であることを隠したまま、偽物同士の姑と嫁として火花を散らす、サスペンス復讐劇。

嫁も姑も「偽りの仮面」を被っているため、いつ正体がバレるかという緊張感が全編に漂う心理戦。「嘘がバレそうになると奇策で切り抜ける」という、「そんな都合よく切り抜けられるか?(笑)」というツッコミどころこそが、韓国のドロドロ系ドラマ(イルイルドラマ)の醍醐味。

ドラマタイトル内の「リプリー」という言葉はアラン・ドロン主演の名作映画『太陽がいっぱい』、その原作小説『佳き日のリプリー』の主人公トム・リプリーに由来している。韓国ドラマにはもう一つの「リプリー」作品『ミス・リプリー(2011年)』があり、その劇中、欲望のために嘘を重ねる姿が『太陽がいっぱい』のトム・リプリーになぞらえて語られている。

放送日:2月9日(月) 時間:22:00 放送局:KBS World
出演:イ・シアイ・イルファ、他


『于氏皇后(うしおうこう)』

高句麗(コグリョ)時代に実在した王妃の物語をベースに、24時間のタイムリミットを描いた緊迫の宮廷アクション時代劇。高句麗の第9代王コ・ナンム(チ・チャンウク)が、漢との戦いから帰還した直後に急逝する。後ろ盾のない王妃ウ・ヒ(チョン・ジョンソ)は、権力を狙う5つの部族や王子たちの標的となってしまう。彼女が生き残る唯一の道は、亡き夫の弟の誰かと婚姻し、再び王妃の座に就く「娶嫂婚(しゅそうこん)」という風習を利用すること。24時間以内に新しい王を立てるため、彼女は自ら宮殿を抜け出し、命がけの逃走と交渉の旅に出る。

この作品は、地上波(KBSやSBSなど)ではなく、配信プラットフォーム(TVING)のオリジナル作品として制作されたため、表現の自由度が高く設定された。そのため、第1話から、チ・チャンウク演じる王と侍女たちの絡みや、チョン・ユミ(王妃の姉役)の入浴シーン、誘惑するシーンなどで、バストトップや臀部が露出する直接的な描写が19禁(R-15〜R-18相当)になった。

単なる恋愛描写ではなく、権力を維持するための「道具」として性を利用する場面や、戦争シーンや拷問シーンにおいても、血飛沫が飛ぶようなリアリティのある残酷な描写が、「家族で見られる時代劇」ではなく、「大人のためのダークな宮廷サスペンス」ドラマになっている。チ・チャンウクイ・スヒョクのファンとしては、彼らの「野性的でセクシーな姿」が見られるという点では貴重。

放送日:2月12日(木) 時間:12:00 放送局:LaLaTV
出演:チョン・ジョンソイ・スヒョクチ・チャンウク、他


『こんなに親密な裏切りもの』

韓国最高の犯罪行動分析官(プロファイラー)であるチャン・テス(ハン・ソッキュ)は、男手一つで高校生の娘ハビンを育てている。ある日、彼が担当した殺人事件の現場から娘の痕跡が見つかり、テスの信念は根底から揺らいでしまう。警察としての正義感と、父親としての保護本能の間で、彼は娘の真実を追い始めるが、調べれば調べるほど、愛する娘の「親密な裏切り」に直面することになる。

「一番身近な家族を本当に知っていると言えるのか?」という問いを、プロファイリングという手法で残酷に描き出すこの作品は、父を翻弄する知性を持つ謎めいた高校生の娘チャン・ハビン(チェ・ウォンビン)の何を考えているか分からない無表情さが、「娘はシロかクロか」という迷宮に引き込まれる。特に、父と娘が食卓を囲むシーンの静かな恐怖は圧巻。

2024 MBC演技大賞において、主演のハン・ソッキュが大賞を受賞し、チェ・ウォンビンも新人賞を受賞。
第61回百想芸術大賞(2025年)で、 監督賞のほか、チェ・ウォンビンがTV部門・新人演技賞。

放送日:2月12日(木) 時間:23:00 放送局:衛星劇場
出演:ハン・ソッキュチェ・ウォンビン、他


イ・ソンギュンを偲んで 二作品

『大統領暗殺裁判 16日の真実』

1979年に起きた実在の「パク・チョンヒ大統領暗殺事件」を題材に、歴史の裏側に隠された「最悪の政治裁判」を描いた作品。

大統領暗殺犯の疑いをかけられた中央情報部(KCIA)の秘書官パク・テジュ(イ・ソンギュン)。軍法会議にかけられた彼に、公正な裁判を受けさせようと奔走する弁護士チョン・インフ(チョ・ジョンソク)。しかし、背後では次期権力を狙う合同捜査団長チョン・サンドゥ[モデルは全斗煥](ユ・ジェミョン)が、裁判をわずか16日間で終わらせようと不当な圧力をかける。信念を貫く軍人と、正義のために立ち向かう弁護士の壮絶な闘いの記録。

イ・ソンギュンが生前に撮影を終えていた最後の映画作品の一つ。上官の命令に従っただけで暗殺の共犯者にされた軍人役を、感情を押し殺し、誇りを守り抜こうとする彼の抑制された演技が胸に迫る作品。冷酷な権力者を怪演したユ・ジェミョンが、2025年 百想芸術大賞、映画部門の助演男優賞を受賞。

放送日:2月4日(水) 時間:21:00 放送局:WOWOWシネマ
出演:チョ・ジョンソクイ・ソンギュンユ・ジェミョン、他


『奴が嘲笑う』

「死体のない殺人事件」を巡り、自信過剰なエリート弁護士が巨大な陰謀に巻き込まれていく物語。

勝率100%を誇る大手法律事務所のエリート弁護士ピョン・ホソン(イ・ソンギュン)。ある女子大生殺害事件の容疑者を弁護し、無罪を勝ち取ろうと画策するが、法廷で被告人が突然「自分が殺した」と告白し、事態は一変。プライドを傷つけられたピョンは、事件の背後に潜む恐ろしい罠を暴くため、自ら調査に乗り出す。

デビュー間もないキム・ゴウンの検事役、イ・ソンギュンとの元恋人設定(年齢差が16歳)にちょっと無理がある感は拭えない….笑

放送日:2月5日(木) 時間:20:00 放送局:KNTV
出演:イ・ソンギュンキム・ゴウンイ・ジュニョク、他

-重厚な歴史劇の『大統領暗殺裁判』と、軽快なミステリーの『奴が嘲笑う』、どちらも「裁判」と「弁護士」がキーワードだが、全く異なる作品として楽しんでみてください。


『満ち足りた家族』<PG12>

オランダのベストセラー小説『冷たい晩餐』を原作とし、韓国の巨匠ホ・ジノ監督が映画化した衝撃のサスペンス映画。

弁護士として成功し、道徳よりも利益を優先する兄ジェワン(ソル・ギョング)と、誠実で正義感の強い小児科医の弟ジェギュ(チャン・ドンゴン)。性格は対照的だが、それぞれ美しい妻と子供に恵まれ、文字通り「満ち足りた生活」を送っていた。しかし、ある夜、彼らの子供たちが恐ろしい犯罪を犯したことが判明する。 完璧だった日常が崩れ去る中、自分たちのプライドや子供の未来を守るため、兄弟とその妻たちは「究極の選択」を迫られるkとに。優雅な晩餐の席が、次第に醜い暴露の場へと変わっていく心理戦が見どころ。

社会的な地位も名誉もある大人たちが、自分の子供が加害者になった時、どこまで利己的になれるかを描いたこの作品は、特に「正義感の強い人間ほど、極限状態ではどう変わるか」という皮肉な人間ドラマが強烈。『満ち足りた家族』とは真逆の、皮肉に満ちた結末は、ホ・ジノ監督の新境地として、人間の本性を容赦なく突きつける。

第61回百想芸術大賞(2025年)において、クローディア・キムが映画部門の助演女優賞を受賞。また、チャン・ドンゴンも第34回釜日映画賞で「ユ・ヒョンモク映画芸術賞」を受賞するなど、キャストの演技が絶賛された映画。

放送日:2月6日(金) 時間:21:00 放送局:WOWOWシネマ
出演:ソル・ギョングチャン・ドンゴンクローディア・キムキム・ヒエ、他


※放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。