韓国ドラマBS・CS放送 第1回放送スタート番組を集めてみたよ。
5月の第1回放送、気になる韓国ドラマ&バラエティー番組や映画作品。
Part1:6月1日(日)~8日(日)
個人的に気になる韓国ドラマや韓国映画作品をピックアップしました。
気になる作品があったら、ぜひチェックして録画予約をお忘れなく!
すでに見た作品にも、新たな発見があるかも。あなたのお気に入りの作品と出会えますように。
- 『嘘の嘘』第1話先行放送
- 『三食ごはん』
- 『勇敢無双 ヨン・スジョン』
- 『ユン食堂2』
- 『花が咲けば、月を想い』
- 『キム課長とソ理事』
- 『花郎<ファラン>』
- 『ナンバーズ -ビルの森の監視者たち-』
- 『ミッシング ~彼らがいた~』
- 『ブルーバースデー』
- 『雲が描いた月明り』
- 『取引~友達を誘拐しました~』
- 『武則天 -The Empress-』(中国ドラマ)
- 『朝鮮心医ユ・セプン』
- 『バッド・ラブ ~BAD LOVE~』
- 『九尾の狐とキケンな同居』
- 『グッジョブ』
- 『我が家~嘘のかけら~』
- 『星からきたあなた』
- 『奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜』
- 『ゴー・バック夫婦』第一話先行放送
- 『ワン・ザ・ウーマン』
- ◉ここからはオススメ韓国映画
- 『ビニールハウス』(2022年)
- 『邪教団地 嗤う隣人たち』(2024年)
- 『リバウンド(2023)』(2023年)
- 『悪い女』<R15+相当>(1998年)
- 『同感 ~時が交差する初恋~』(2022年)
- 『勇敢な市民』<PG12>(2023年)
- 『あいつの声』(2007年)
- 『ベイビー・ブローカー』(2022年)
- 『私のボクサー』(2019年)
- 『力道山』(日韓合作・2004年)
- 『王宮の夜鬼』(2018年)
- 『ロスト・メモリーズ』(韓国・日本 2001年)
- 『白頭山大噴火』(韓国・中国合作 2019年)
- 『非常宣言』(2022年)
- 『親切なクムジャさん』<R15+指定>(2005年)
- 『猟奇的な彼女』(2001年)
『嘘の嘘』第1話先行放送
6月1日(日)5:00
第1話(全16話/2020年)
出典 アジアドラマチックTV
番組紹介:財閥家に嫁いだジ・ウンス(イ・ユリ)は、夫が突然亡くなり、その罪を着せられてしまう。刑務所で彼の子を出産したウンスは、娘を取り上げられてしまい、出所後、奪われた自分の娘に会うため、娘を育てている男性、記者のカン・ジミン(ヨン・ジョンフン)に近づき、「愛するふり」をするという嘘をつく。しかし、だんだん本当にジミンと娘を愛するようになってしまう。「嘘から始まった愛」が真実に変わるが、その「嘘」が二人に試練を与えていく。『福寿草』で「復讐女王」としての地位を確立したイ・ユリの復讐愛憎劇ドラマ。ドラマ制作に強くなかった「チャンネルA」で放送されたこのドラマは、放送後、異例の大ヒットになった。ヨン・ジョンフンは、優しく誠実な役柄の父親を好演している。彼はハン・ガイン(『太陽を抱く月』のヨヌ/ウォル役)の夫(結構19年目)。
『三食ごはん』
6月1日(日)10:00
第1話(全11話/200014年)
出典 LaLaTV
https://www.lala.tv/programs/three_meals_sea/
番組紹介:ナ・ヨンソクPDバラエティ『三食ごはん』シリーズの第一弾。毎食PDから言われたメニューを畑で育てた食材と家にある材料を使って作り、一日三食しっかり食べることをテーマにしたゲストを迎えての自給自足バラエティ番組。
◆キャスト:イ・ソジン、テギョン(2PM)
◆ゲスト:ユン・ヨジョン、チェ・ファジョン、キム・グァンギュ、リュ・スンス、コ・アラ、ソン・ホジュン、チェ・ジウ、イ・スンギ
『勇敢無双 ヨン・スジョン』
6月1日(日)7:00
第1話~第8話(全124話/2024年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn241001/
番組紹介:幼少期に両親を亡くし養父に育てられた明るくたくましいテレビショッピングのMC、ヨン・スジョン(オム・ヒョンギョン)と、母親と二人三脚で生きてきた青年ヨ・ウィジュ(ソ・ジュニョン)が織りなすロマンスと復讐ドラマ 。スジョンは、彼女の家族の死が単なる事故や不運ではなかったことを知ると、自らの家族を不幸に陥れた「黒幕」を追い詰めようとする。また、ウィジュの母には重い秘密があり、それが現在の自分の人生を狂わせた原因になっていた。彼は、不当な扱いを受けた母の人生を取り戻し、過去に葬られた真実を明らかにしたいと願っていた。スジョンは、あるテレビショッピングの収録のために地方の寺院に出張すると、そこで、偶然ウィジュと遭遇する。しかしその直後、寺の境内である「事件」が発生し、最悪の出会いを果たすが、次第に互いの運命が交錯し、スジョンとウィジュがそれぞれ異なる角度から同じ「真実」に近づいていく。主演のオム・ヒョンギョンは、前作『二番目の夫』で共演したチャ・ソウォンと結婚し、彼女の出産後初の復帰作。
『ユン食堂2』
6月2日(月)1:00・6日(金)12:45
第1回(全11回/2018年)
出典 衛星劇場
https://www.eigeki.com/series/18082
番組紹介:『ユン食堂』は、俳優たちが異国の地で韓国料理店を運営し、韓国料理を通じて人々と交流するナ・ヨンソクプロデュースのリアリティ番組。第2弾は、スペイン・テネリフェ島の小さな村ガラチコに韓国食堂をオープンし、現地の人々に韓国料理(プルコギ、ビビンバ、甘辛から揚げ、ホットク、キムチチヂミ、チャプチェなど)を提供する。会長兼料理長はユン・ヨジョン、専務として、経営や接客を担当するのはイ・ソジン、副シェフ、調理補助はチョン・ユミ。そして今回はアルバイトとしてパク・ソジュンが接客や調理補助を担当する。四人のチームワークの良さや、テネリフェ島の美しい景色と韓国料理を初めて食べる現地の人々のリアクションや彼らとの触れ合いが見どころになっている。
『花が咲けば、月を想い』
6月2日(月)9:45
第1話(全16話/2022年)
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/182970/001/01
番組紹介:朝鮮王朝時代の粛宗(スクチョン)期、厳しい禁酒令が施行された時代。主人公ナム・ヨン(ユ・スンホ)は、名門出身で、家族の名誉を回復するために科挙を目指し、監察府(官僚の監察を担う役所)に配属された若きエリート。禁酒令を破る者を厳しく取り締まる立場にあったが、政争や権力への不信感を持つようになる。家門の将来を背負う真面目で厳格な監察官。一方、カン・ロソ(イ・ヘリ)は、両班(貴族階級)の出だ高いが生活は貧しく、酒の密造で人生を変えようとする明るく気の強い女性。彼女の父カン・ホヒョン(イ・ソンウク)は、酒造りに強い情熱と才能を持っていた人物で、ロソは、幼いころから父のもとで酒造りを見て育ち、自然とその知識と技術を身につけていた。しかし、ロソの父は禁酒令の強化によって逮捕され、その後命を落とすという運命に見舞われる。ロソは父の死の真相を長く知らず、「密造酒は罪」と教えられて育つが、ナム・ヨンと出会い、父の死の謎を追う中で、父の誇りであった酒を、都承旨イ・シフム(チェ・ウォニョン)によって奪われたと知るのだった。「花が咲けば月を想う」という言葉には、喜びや華やかさの中でも、ふと遠くにいる大切な存在を思い出す、そんな切なさが込められてる。理想に燃えながらもやがて権力に飲み込まれたイ・シフムが、かつての友であり志を共にしたカン・ホヒョンを最後に想う姿は、このタイトルの意味をしみじみと胸に響かせる。
ユ・スンホの約4年ぶりの時代劇出演、イ・ヘリは時代劇ドラマ初挑戦となったドラマ。ビョン・ウソクは、世子イ・ピョ役を好演し注目を浴びた。さらに、ピョに想いを寄せるハン・エジンを演じたミナも、王女でありながら一人の女性として恋と信念を貫こうとする彼女の姿は、愛らしさの中に凛とした勇敢さが光っており、この物語にやさしくも力強い彩りを添えている。
『キム課長とソ理事』
6月2日(月)12:00
第1話・第2話(全20話/2017年)
出典 TBSチャンネル2
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d3279/
番組紹介:天才的な会計スキルを持つが、どこか憎めないキム・ソンニョン(ナムグン・ミン)は、元々ヤクザの会計士として働いていた。大手企業TQグループが、新しく経理部長を募集していることを知り、TQなら大きな額をピンハネできると考え、応募する。TQグループの理事であり、会社の利益のためには手段を選ばない冷徹で野心家なソ理事(ジュノ/2PM)は、最初はキム課長の行動に対立しながらも彼の型破りな行動に翻弄されていく。
ナムグン・ミンが演じる「会社のためでも、正義のためでもなく、自分自身の利益のため」とする彼の考え方が、会社や人々のためへと変化していく様子が面白い。キム課長と初めての悪役で人気を博したジュノのソ理事とのブロマンス(男同士の友情)は必見。企業の不正や腐敗に立ち向かう姿を描き、現代社会を風刺している痛快オフィス・コメディドラマ。韓国で高視聴率を記録し、ナムグン・ミンとジュノは演技力が評価され、人気俳優としての地位を確立した。『雲で描いた月明かり』で孝明(ヒョミョン)世子の妹役/明温公主(ミョンウン)のチョン・ヘソンがこのドラマでもコミカルな地検潜入捜査官役で出演している。
『花郎<ファラン>』
6月2日(月)13:40
第1話・第2話(全24話/2016年)
出典 テレ朝チャンネル1
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/0817/
番組紹介:およそ1500年前の新羅時代。厳しい身分制度に縛られた社会のなか、王権の強化と若者たちの育成を目的に組織された「花郎(ファラン)」というエリート集団。最初は宗教的・修行的な意味合いが強く、「美しい青年たちによる道徳的修練と友情の集団」とされていたが、後に事的・政治的なエリート養成機関として発展した。
賎民の村で育ち、実の兄のように慕っていた友マンムンを、都の兵士たちに殺されてしまうムミョン(パク・ソジュン)。死の真相を探るために、ムミョンは「ソヌ」という名前を継ぎ、都へ乗り込んで花郎に志願する。また、新羅の若き正統な王子でありながら、母・只召(チソ)太后によって命を狙われる存在となったサムメクチョン(パク・ヒョンシク)は、素性を隠して「ジディ」と名乗り、花郎に入る。ソヌの義妹(マンムンの実妹)アロ(Ara)は、語り部として都で生活していた。彼女は明るく頭の良い女性であり、次第にソヌに惹かれていく。一方、ジディもまた彼女に特別な想いを抱くようになり、二人の花郎によるアロをめぐる恋の対立がうまれてくる。また、花郎には、個性豊かな青年たち、最年少で純粋なハンソン(V/BTS)、エリート家門出身のクールなパンリュ(ト・ジハン)、情熱的で好戦的なスホ(ミンホ/SHINee)など。最初は互いに反発し合っていた彼らも、訓練や試練を通じて、次第に友情や仲間意識が芽生えていく。ロマンスや身分制度を絡めた青春ドラマ。パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、ミンホ(SHINee)、V(BTS)など、人気俳優やアイドルが集結し、話題を呼び、新羅時代の衣装や風景が美しく再現され、視覚的にも楽しめる作品。2025年、日本にて世界初の舞台化された。
『ナンバーズ -ビルの森の監視者たち-』
6月3日(火)0:00・6:00
第1話(全12話/2023年)
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200094.html
番組紹介:チャン・ホウ(キム・ミョンス)は、高卒ながらも国内最大手の会計法人「テイル会計法人」に入社した新人会計士。彼は幼い頃、建設会社の社長に保護され育てられたが、その会社が突然倒産し、育ての親である社長が自ら命を絶ってしまう。ホウはその真相を突き止めるために会計士となり、テイル会計法人に入社する。高卒の会計士が巨大な会計法人の不条理に立ち向かう姿を描いたヒューマンオフィスドラマ。
『ミッシング ~彼らがいた~』
6月3日(火)5:00
第1話(全12話/2020年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011145/
番組紹介:悪徳詐欺師を騙し被害者たちのカネを奪い返す人情派詐欺師のキム・ウク(コ・ス)は、ある日、偶然、女性が誘拐される現場を目撃し、得体の知れない連中に拉致され見知らぬ山奥へ連れ去られてしまう。隙をついて彼らから逃げ出そうとしたウクだったが、死者たちが集まる村(行方不明になった死者たちが、遺体が見つからないために成仏できずに集まる場所)「ドゥオン村」にたどり着き、そこで死者たちが見える能力を得る。そこで出会ったパンソク(ホ・ジュノ)と共に、彼らの無念を晴らすために、死体探しに奔走する。生前の未練や後悔、そして愛する人たちへの思いが交錯する、死者たちが過ごすドゥオン村という切なくも温かい空間は、遺体が見つからないために成仏できない死者たちが集まる場所とはいえ、視聴者に深い共感と感動を与え、シーズン2の制作につながった。シーズン1は、韓国国内だけでなく、海外でも高い評価と人気を獲得した。
『ブルーバースデー』
6月4日(水)0:15
第1話・第2話(全16話/2021年)
出典 ホームドラマチャンネル
https://www.homedrama-ch.com/series/17942
番組紹介:高校時代、幼馴染で初恋の相手だったチ・ソジュン(ホンソク)が自身の誕生日に自ら命を絶ってしまう。10年後、28歳になったオ・ハリン(イェリ)は、ソジュンが遺した写真に写された日時に意識がタイムリープする能力を得る。ハリンは、過去に戻るたびにソジュンの死を防ごうと奔走するが、その行動は予期せぬ結果を引き起こし、事態は複雑に絡み合っていく。過去を変えようとすればするほど、現在も変化することに気づいたハリンは、ソジュンの死の真相を突き止めながら、彼との限られた時間を大切にしようとする。タイムリープを題材にした切ないロマンス・サスペンス・ラブストーリー。2023年に、関西テレビで日本版がリメイクされた。
『雲が描いた月明り』
6月4日(水)5:29
第1話(全18話/2016年)
出典 松竹東急
https://www.shochiku-tokyu.co.jp/program/498/
番組紹介:パク・ボゴム演じる孝明世子とジニョン〈B1A4〉の美しさが印象的なドラマ。見た人はその魅力にハマること間違いなし。ホン・ラオン(キム・ユジョン)がなぜ男性として生きなければならなかったのか。その理由を知ることが、このドラマをより深く味わうことに繋がる。孝明世子をはじめ、チョ・ハヨン(チェ・スビン)、ラオンの父ホン・ギョンネ(チョン・へギュン)、チョン・ヤギョン/茶山先生(アン・ネサン)など、歴史上の実在の人物が登場するが、物語は史実を面白く脚色している。チャン内官(イ・ジュニョク)、ソン内官(チョ・ヒボン)ら、他の内官たちもドラマを盛り上げている。パク・ボゴムとキム・ユジョンは。この作品で百想(ペクサン)芸術大賞人気賞を受賞。ラオンを影で支えながら思いを遂げられず終わる薄幸なキム・ユンソンを演じたジニョン〈B1A4〉は、『KBS演技大賞』で新人賞を受賞している。
『取引~友達を誘拐しました~』
6月4日(水)8:30・6日(金)7:00
第1話(全8話/2023年)
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/201775/001/01
番組紹介:除隊後、借金を抱えていたジュンソン(ユ・スンホ)は、高校時代の親友ジェヒョ(キム・ドンフィ)に誘われ、金持ちの同級生ミヌ(ユ・スビン)を誘拐する計画に加担する。軽い気持ちで始めた誘拐劇だったが、予想外の方向に事態は急展開。三人の友情はもつれ合い、欲望と狂気が渦巻く密室で、生き残りをかけた心理戦が繰り広げられる。子役の頃から演技力が高く評価されてきたユ・スンホにとって、本作はこれまでのイメージとは異なる、追い詰められた若者の焦燥感や葛藤をリアルに表現し、ラストのジュンソン(ユ・スンホ)の瞳が、彼の複雑な内面を深く描き出している。
『武則天 -The Empress-』(中国ドラマ)
6月4日(水)22:00
第1話(全82話/2014年)
出典 日テレプラス
https://www.nitteleplus.com/program/busokuten/
番組紹介:14歳の武如意(後の武則天)が唐の太宗・李世民の後宮に入るところから始まり、身分の低い商人の娘として差別を受けながらも、彼女は知略と勇気で数々の困難を乗り越え、やがて中国史上唯一の女帝「則天武后」へと上りつめるまでの波乱万丈の半生を描いた作品。(「皇后」ではなく、自ら「皇帝」を名乗った点が非常に特異で、東アジア史でも極めて珍しい存在)総製作費56億円を投じ、1000人以上のスタッフが参加。絢爛豪華な宮廷セットや3000組を超える衣装が見どころ 。放送当時、中国時代劇史上最高の高視聴率を記録し、動画配信サイトでの累計再生数は100億回を超える。2015年国劇盛典(中国のエミー賞)で、ファン・ビンビンが最優秀女優賞とパーソン・オブ・ザ・イヤーを受賞。ファン・ビンビンは、演技だけでなく総合プロデューサーとしても手腕を発揮し、作品の成功に大きく貢献している。韓国ドラマ『奇皇后』と同様に、一度観始めたら止まらない吸引力を持つ壮大な歴史ドラマ。両者にはいくつか共通点もあり、『奇皇后』に夢中になった方には特にオススメ作品。
『朝鮮心医ユ・セプン』
6月5日(木)1:10
第1話(全22話/2022年)
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200095.html
番組紹介:過去に王を治療する際に起きたある事件により、鍼を打てなくなったトラウマを抱える天才鍼医ユ・セヨプ(キム・ミンギュ)。王の死をめぐって、危険から逃れるために王宮を出たセヨプは、変わり者の医師ケ・ジハン(キム・サンギョン)が営む医院で出会う人々との交流を通して、心の傷を癒しながら、王と父の死の謎を解いていく。最初の患者となるソ・ウヌ(キム・ヒャンギ)が可愛らしく、プロファイラー的な一面を見せるシーンも面白い。ジハン先生をはじめとするケス医院に務める人々もドラマを盛り上げている。「ユ・セプン」という名前の由来はドラマを見てのお楽しみ。シーズン2は、U-NEXTにて2025年4月より配信中。
『バッド・ラブ ~BAD LOVE~』
6月5日(木)16:00
第1話(全20話/2007年)
出典 日テレプラス
https://www.nitteleplus.com/program/badlove/
番組紹介:財閥の会長と愛人との間に生まれ、家族から愛されず孤独に育ったカン・ヨンギ(クォン・サンウ)。ニューヨーク留学中に恋人を失い、心を閉ざして帰国した彼は、チェリストのナ・インジョン(イ・ヨウォン)と出会う。インジョンは既婚者のイ・スファン(キム・ソンス)と恋に落ちるも、彼が既婚者であることを知り、苦しむ。ヨンギはインジョンの優しさに触れ、次第に彼女に惹かれていくのだが、スファンの妻でヨンギの異母姉であるジュラン(キム・ガヨン)は、夫とインジョンの関係を知り、嫉妬に燃えるのだった。4人の運命が、それぞれの愛を貫くことができるのか、愛と憎しみが交錯する複雑な人間関係を描いたラブストーリー。2003年『天国の階段』や2004年のヒット作『悲しき恋歌』に出演したあと、映画や海外活動などに注力していたため、3年ぶりのTVドラマ復帰作として話題になった作品。
『九尾の狐とキケンな同居』
6月5日(木)15:35
第1話(全16話/2016年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250405/
番組案内:999年生きてきた九尾の狐、シン・ウヨン(チャン・ギヨン)。彼の悲願は、人間になること。そのために、人間の精気が宿った狐玉(ヨウオク)を1000年間守り、人間の血を避けてきた。人間になるまであと1年を切ったある日、ひょんなことから女子大生のイ・ダム(ヘリ)が、その大切な狐玉を誤って飲み込んでしまう。人間の体内に玉が1年以上入ったままになると、玉は壊れてしまい人間は死んでしまうのであった。そこで、ウヨは玉を体から取り出す方法が見つかるまで、ダムに一緒に住むことを提案し、二人のキケンな同居生活が始まる。
『グッジョブ』
6月6日(金)5:30
第1話(全12話/2022年)
出典 BS12
https://www.twellv.co.jp/program/korea/goodjob/
番組紹介:表の顔は大手財閥「ウンガン」グループの若き会長。しかし裏では、自ら変装して事件を解決する「正体不明の名探偵」ウン・ソヌ(チョン・イル)。彼が探偵活動を続けるける理由、それは20年前に母親が殺された事件の真相を追っているためだった。彼の探偵活動は秘匿されており、財閥の後継者らしからぬ行動をしていることは、周囲のごく一部。そして、どんな遠くの文字も読める「超視力(テレパシーではなく超視覚)」を持つトン・セラ(クォン・ユリ)。普段はその能力を活かして、盗み見たり、アルバイトで困っている人を助けたり、ある意味自由奔放に生きていた。ある日、セラはとある事件現場でソヌと最悪の出会いを果たすことに(お互いに怪しまれ、トラブルに…)。しかし、セラの能力と人間性に興味を持ったソヌは、彼女を探偵助手としてスカウトし、ラも興味本位で引き受け、コンビを結成し、事件解決に挑むことになる。
『我が家~嘘のかけら~』
6月6日(金)13:00・6日(金)7:00
第1話~第4話(全12話/2024年)
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/202293
番組紹介:主人公のノ・ヨンウォン(キム・ヒソン)は、韓国で最も有名な心理カウンセラー。彼女は夫のチェ・ジェジン(キム・ナムヒ)と息子のチェ・ドヒョン(DKZのジェチャン)、義理の両親とともに、何不自由ない幸せな家庭を築いていた。しかし、ある日、送り主不明の小包が届いたことで、ヨンウォンの完璧な人生が崩れ始める。その日を境に、家族の周りで不可解な出来事が次々と起こる。夫の様子がどこかおかしくなり、義母であり推理小説家のホン・サガン(イ・ヘヨン)は、ヨンウォンに対し意味深な言葉を投げかける。信じていた家族の裏の顔、誰が敵で誰が味方なのか分からなくなったとき、ヨンウォンが最後に下す決断とは。このドラマは、家族という最も身近な存在に潜む「嘘」と「真実」をテーマにした心理ミステリー作品。
『星からきたあなた』
6月7日(土)11:00
第1話~第16話(全21話/2013年)
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/916200206.html
番組紹介:1609年、朝鮮の地に落ちた宇宙人ト・ミンジュン(キム・スヒョン)。彼は自分の正体を隠し、400年もの間、地球で生きてきた。そんなある日、マンションの隣室に、人気女優チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)が引っ越してくる。わがままでお騒がせなソンイに、ミンジュンはうんざりしながらも、彼女が400年前に出会った少女イファ(キム・ヒョンス)に瓜二つであることに気づく。ソンイはスキャンダルに巻き込まれ、トップスターの座から転落。さらに命まで狙われるはめに。地球人のトラブルには干渉しないと決めていたミンジュンだが、ソンイを放っておけなくなり、やがて彼女に惹かれていく。しかし、ミンジュンには地球を離れる日が迫っていた。
最高視聴率33.2%を記録し、社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ。2014年 百想芸術大賞、女性最優秀演技賞にチョン・ジヒョン、男性人気賞にキム・スヒョン、また2014年 SBS演技大賞でチョン・ジヒョンが大賞、最優秀演技賞 ミニシリーズ部門男性にキム・スヒョンが受賞など数々の賞を受賞している。
『奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜』
6月7日(土)18:00
第1話・第2話(全51話/2013年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011167/
番組紹介:高麗の貢女から元の皇后へと上り詰めた実在の女性、奇皇后(ハ・ジウォン)の波乱万丈な生涯を描いた歴史大作。チ・チャンウク演じる、軟弱と狂気を併せ持つタファン皇帝、チョン・グクファン演じる、タファンの正室タナシルリの父ヨンチョル丞相、キム・ジョンヒョン演じる、ヨンチョルの長男タンギセ、キム・ヨンホ演じる、ペガン武将など、強烈なキャラクターたちが繰り広げる、二転三転の権力闘争は圧巻。特に、ハ・ジウォン演じる奇皇后、ペク・ジニ演じるタナシルリ、キム・ソヒョン演じる皇太后ら、女優たちの熱演や華麗な衣装は必見。個人的には、タルタル将軍を演じたキム・ジハンの低音ボイスに魅了された。一度見始めたら、最後まで目が離せない、まさに傑作時代劇ドラマ。奇皇后は実在の人物だが、ドラマではフィクションの要素も多く含まれ、放送当時、史実との違いについて議論が起こることもあったが、豪華エンターテイメント作品として楽しるドラマには間違いない。
『ゴー・バック夫婦』第一話先行放送
6月8日(日)5:00
第1話(全12話/2017年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011215/
番組紹介:1999年、韓国大学の合コンで一目惚れしたチェ・バンド(ソン・ホジュン)とマ・ジンジュ(チャン・ナラ)は、卒業と同時に結婚。しかし、時は流れ2017年、38歳になった2人は喧嘩の絶えない毎日を送っていた。バンドは製薬会社の営業社員として働き、ジンジュは2歳の息子の育児と家事に追われる生活。お互いに不満やストレスが溜まり、バンドの浮気疑惑が持ち上がり、二人は離婚を決意する。ところが、離婚した翌朝、目覚めると二人は1999年の20歳の頃にタイムスリップしていたのだった…. 。
東方神起のユンホもカメオ出演している。2017年のKBS演技大賞でチャン・ナラとソン・ホジュンがベストカップル賞を受賞。チャン・ギヨンは、『ゴー・バック夫婦』で注目を集めた後、『私のおじさん』などで演技の幅を広げ、2018年のAPAN STAR AWARDSで新人賞を受賞した 。
『ワン・ザ・ウーマン』
6月8日(日)9:30
第1話(全16話/2021年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011190/
番組紹介:ソウル中央地検の型破りな検事チョ・ヨンジュ(イ・ハニ)は、極秘捜査でオークション会場に潜入。そこで、ヨンジュは自分と瓜二つのカン・ミナ(イ・ハニ)と出会うが、その時、犯人が会場に現れ、ヨンジュは犯人を追いかけ交通事故にあってしまう。病院で目を覚ましたヨンジュは、記憶を失っており、周囲の人間は彼女をカン・ミナと間違えてしまい、その結果、記憶喪失になったヨンジュは、自分が誰であるかを思い出せないまま、カン・ミナとして財閥家で生活することになってしまう。今までとは全く違う環境に戸惑いながらも、持ち前の正義感と行動力で、財閥ハンジュグループの後継者争いに巻き込まれ、復讐を誓うハン・スンウク(イ・サンユン)やヨンジュの同僚アン・ユジュン(イ・ウォングン)などの協力と共に財閥一家の闇や不正を暴いていく。そして、ヨンジュは自身の過去や隠された真実にも迫っていく。イ・ハニが一人二役を演じ、コミカルな演技からシリアスな演技まで、幅広い演技力が評価され、「2021 SBS演技大賞」でミニシリーズコメディ・ロマンス部門最優秀演技賞を受賞する。ヨンジュ役のイ・ハニのキャラに爆笑間違いなしのオススメドラマ。
◉ここからはオススメ韓国映画
『ビニールハウス』(2022年)
6月2日(月)17:45
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/200950/-/01
番組紹介:主人公ムンジョン(キム・ソヒョン)は介護施設で夜勤の仕事をしながら、郊外のビニールハウスに身を寄せてひっそりと暮らしている。彼女は過去に家庭を失い、息子とも離れて暮らさざるを得ない孤独で、経済的に厳しい生活を送っていた。ムンジョンは、高齢の認知症患者の介護をして日銭を稼いでいたが、職場でも立場は弱く、社会からも見下されがちな存在。ある日、ムンジョンの担当していた老人が亡くなり、それを皮切りに、彼女はさらに深い犯罪の泥沼へと落ち込んでいく。そして、彼女が「過去のすべてを終わらせたい」と最後にとった行動とは。韓国の映画評論では、このラストシーンが「国家や社会が機能せず、個人が孤立した結果の象徴」とも評された、監督のイ・ソルヒは、この作品でデビューし、実際の介護労働の現場や、高齢者福祉の問題について深く取材し、それを物語に反映させている。キム・ソヒョンは、第23回釜山映画評論家協会賞で女優主演賞を受賞。
『邪教団地 嗤う隣人たち』(2024年)
6月2日(月)19:30
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/204047/-/01
番組紹介:韓国第2の都市・プサンの再開発が進む団地を舞台に、金融機関に勤める青年チェ・ジュヒョン(イ・ヒョヌ)は、母親と幼い姪と共に暮らしている。同じ団地では、新興宗教「キチョン精霊教会」がクォン・シネ(ムン・ジョンヒ)執事のもと、信者を増やすべく活発な勧誘活動を行っていた。ジュヒョンは、この教団の活動に疑念を抱き、謎めいた薬剤師ユジン(パン・ミナ)と出会うが、教団の勢いは増す一方で、彼と家族の生活は次第に脅かされていく。ごく普通の青年でありながら、心の奥には家族を守ろうとする責任感と不安を抱えるジュヒョンを演じたイ・ヒョヌ。その演技は、『太王四神記』(2007年)のチョロ少年時代や、『大王世宗』(2008年)の世宗少年時代(同年のKBS演技大賞で男子青少年演技賞を受賞)を演じてきた彼が、「子役出身の実力派」として真骨頂を発揮した作品と言えるだろう。
『リバウンド(2023)』(2023年)
6月2日(月)21:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204264/-/01
番組紹介:舞台は2012年、韓国・釜山(プサン)の釜山中央高校バスケットボール部。元プロバスケットボール選手だったカン・ヤンヒョン(アン・ジェホン)は、母校・釜山中央高校のコーチとして赴任する。しかし、バスケ部は部員わずか6人、全国最下位レベルという危機的状況。部員すら集まらない中、ヤンヒョンは「辞めないこと。それが作戦だ」という信念で、試合経験すら少ない選手たちとともに全国大会を目指す。2012年に実際に起きた「釜山中央高校」の奇跡のような全国大会準優勝の実話をベースにしたこの作品は、ドラマチックな脚色は控えめで、現実に寄り添った誠実な描写が特徴で、バスケットボールの練習・試合シーンがリアルで臨場感がある。ヤンヒョン役のアン・ジェホンは、実在のモデルであるカン・ヤンヒョン氏と何度も会い、口調や指導スタイルなどを丁寧に研究した。映画公開後、モデルとなった高校のバスケ部には多くの注目が集まり、「あの物語は本当だったのか」と話題になった。
『悪い女』<R15+相当>(1998年)
6月3日(火)12:30
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06811
番組紹介:18歳の少女ジナ(イ・ジウン)は、地方の海辺にある「Birdcage Inn」という売春旅館に新しい娼婦として雇われる。そこで、家族経営の宿を営む夫婦(チョン・ミョンファン、イ・ミヒ)とその息子ヒョンス(チャン・ヒョンソン)、娘ヘミ(イ・ヘウン)と共に暮らすことになる。ジナは淡々と客を受け入れながらも、ヘミからは激しい嫌悪と敵意を向けられる。一方で、息子のヒョンスはジナに対して同情と淡い恋心を抱くようになる。ジナは自分の過去を語らず、孤独の中で生きているが、彼女の存在が家族の間に緊張と変化をもたらしていく。ある日、ヘミの彼氏がジナに興味を持ったことで、ヘミの怒りが爆発。ジナに対する敵意はますます強まり、家族の中の対立が深まっていく。やがて、ジナの過去と彼女の苦悩が明らかになり、彼女の選択が家族に衝撃を与えることになる。ジナは多くを語らず、表情や行動で感情を表現し、彼女の孤独と、彼女を受け入れない環境が対比的に描かれ、観る者の感情を揺さぶられる。ギドク監督の作品らしく、性的な描写や暴力的なシーンが含まれるが、それは単なるエロティシズムではなく、抑圧された者の心情をじっくり映し出している。後半、ヘミがジナに対して敵意だけでなく、男性による支配や暴力のなかで生きる女性としての理解を示していく場面は、重要なテーマの一つになっている。ベルリンやヴェネチアなど世界の映画祭を制覇したキム・ギドク監督の初期の作品。
『同感 ~時が交差する初恋~』(2022年)
6月12日(木)14:50
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204263
番組紹介:2000年の名作『リメンバー・ミー』を原作とし、時代設定を現代に置き換えてリメイクされた作品。1999年の韓国大学機械工学科に通う男子大学生ヨン(ヨ・ジング)と、2022年の同じ大学の社会学科に通う女子大学生ムニ(チョ・イヒョン)が、古い無線機を通じて偶然交信を始める。最初は同じ大学に通う学生同士だと思っていた二人だが、会う約束をしてもすれ違いが続き、やがて自分たちが異なる時代に生きていることに気づく。ヨンの後輩ハンソル役にはキム・ヘユン、ムニの幼なじみヨンジ役にはナ・イヌ、ヨンの親友ウンソン役にはペ・イニョクが出演し、物語を彩る。時を超えた交流を描くファンタジックなラブストーリーでありながら、1999年と2022年という異なる時代のカルチャーギャップをコミカルに描いている。
『勇敢な市民』<PG12>(2023年)
6月4日(水)21:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204269/-/01
番組紹介:キム・ジョンヒョンによる同名の人気WEB漫画を原作としたアクションコメディ映画。
かつて女子ボクシング界で輝かしい成績を収めたソ・シミン(シン・ヘソン)は、現在、非正規雇用の高校教師として働いているが、正規採用のために、トラブルを避けて日々を過ごしていた。しかし、シミンが赴任した高校では、セレブの息子である生徒ハン・スガン(イ・ジュニョン)が暴力で学園を支配していた。教師たちも彼の権力に屈し、見て見ぬふりをしている状況。ある日、シミンはスガンによるいじめの実態を知り、正義感に駆られた彼女は、「猫のマスク」で正体を隠し、スガンに立ち向かうことを決意する。シミンの勇気ある行動は、学園内の空気を変え、スガンの暴力に立ち向かうきっかけをつくることに。彼女は正規採用の道を捨てても、正義を貫くことを選ぶこようになる。「猫のマスクの正義の味方」というユニークなビジュアルは、作品のテーマである「市民の勇気」や「声なき者が声を上げることの大切さ」とうまくリンクされている。『哲仁王后〜俺がクイーン!?』でブレイクしたシン・ヘソンは、役作りのために6カ月間アクションスクールで訓練を積み、格闘技に長けた元ボクシング選手の体を作り上げての体当たりの演技を披露し、また、イ・ジュニョンも、学園を支配する最凶のヴィラン役を熱演している。
『あいつの声』(2007年)
6月5日(木)4:50
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204164/-/01
番組紹介:ソウルに住む人気ニュースキャスターのハン・ギョンベ(ソル・ギョング)とその妻オ・ジソン(キム・ナムジュ)の9歳の息子サンウが誘拐され、犯人から1億ウォンの身代金を要求する脅迫電話がかかってくる。警察に通報すれば子供の命はないと脅され、夫婦は苦悩の中で決断を迫られる。犯人は巧妙に警察の捜査網をかいくぐり、44日間にわたって脅迫電話を続けた。唯一の手がかりは、電話越しに聞こえる犯人の声だけ。この声を通じて、夫婦は絶望と怒りの中で犯人を追い詰めようとする。この映画は、1991年に起きた「イ・ヒョンホ君誘拐殺害事件」を基に、犯人が逮捕されないまま2006年に時効を迎えた未解決事件(誘拐された少年は遺体となって発見された)の恐怖と悲しみを描いている。誘拐犯の「声」のみで出演しているカン・ドンウォンは、実際の事件の脅迫電話の音声を何度も聴き、口調やリズムを再現することで、リアリティを追求した。彼は自らが登場しないシーンでも現場に足を運び、他の俳優たちの演技をサポートするために、脅迫電話のセリフをその場で演じるなど、作品への深い関与を見せた。
『ベイビー・ブローカー』(2022年)
6月5日(木)16:40
出典 WOWOWシネマ
番組紹介:舞台は韓国。クリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ガンホ)は、表向きは善良な市民。しかし、実は教会の「ベイビーボックス」(赤ちゃんポスト)に捨てられた赤ん坊を非公式に仲介(ブローカー)し、子どもを欲しがる夫婦に売るという裏の顔を持っている。彼と組んでいるのが施設出身の青年ドンス(カン・ドンウォン)。ある日、若い母親ソヨン(イ・ジウン=IU)が自分の捨てた赤ん坊が売られると知り、二人のブローカーと共に買い手を探す「旅」に出ることに。また、児童売買と彼らの動向を追う女性刑事スジン(ペ・ドゥナ)と部下イ刑事(イ・ジュヨン)も密かに追跡を続ける。やがて、旅の中でバラバラだった彼らの間に、かけがえのない絆が芽生えていくが、しかし、その行く末は決して甘くはなく、厳しい現実が待ち受けていた。是枝監督らしく、社会の底辺で生きる者たちが次第に家族のような絆を育んでいく姿が丁寧に描かれ、『万引き家族』にも通じるテーマがこの作品にもある。本作は日本人の是枝監督が、韓国スタッフ・俳優と完全韓国語で制作した珍しい国際合作。是枝監督は「韓国の俳優のエネルギーに圧倒された」と語っているが、わかる気がする。ソン・ガンホは、本作で韓国俳優として初のカンヌ映画祭・主演男優賞に輝いた。
『私のボクサー』(2019年)
6月5日(木)21:00
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250605/
番組紹介:パンソリは、韓国の伝統芸能の一つで、一人の歌い手が太鼓の伴奏に合わせて、物語を力強く歌い上げる伝統芸能。「パンソリ・ボクシング」は実在しないスポーツだが、映画のなかで太鼓の力強い伴奏に合わせてボクシングを舞う姿は、この映画の魅力といえる。パンチドランクを患いながらも静かにボクシングへの再起をかけるイ・ビョング(オム・テグ)と、彼の恋人ミンジ(イ・ヘリ)の明るい自然な演技がさわやかな、青春ラブストーリー。ボクシング映画の金字塔『ロッキー』を彷彿とさせる場面も映画ファンには嬉しい演出。
ビョングを支えるジムの館長には『車輪のついた家』のキム・ヒウォンが演じている。
『力道山』(日韓合作・2004年)
6月6日(金)5:15
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/019726/-/02
番組紹介:在日韓国人でありながら日本の国民的英雄となったプロレスラー・力道山(金信洛)の波乱に満ちた生涯を描いた伝記ドラマ。1945年、朝鮮半島の貧困から脱し、相撲取りを目指して単身日本に渡った金信洛(ソル・ギョング)。厳しい稽古と差別を乗り越え、関脇まで昇進するが、民族の壁(在日韓国人への差別)に阻まれ横綱にはなれなかった。失意の中でプロレスと出会い、アメリカでの修行を経て、日本にプロレスを持ち込む。テレビ中継での試合は敗戦後の日本人に勇気を与え、彼は国民的英雄となるが、名声の裏で、「日本の英雄」になったが、「日本人」にはなれない─このアイデンティティのギャップが、彼を苦しめ続けた。ソル・ギョングは、役作りのため、体重を5ヶ月で28キロ増やし、流暢な日本語を習得。95%のセリフを日本語で演じた。プロレスシーンは、実際のプロレスラー(船木誠勝、秋山準、橋本真也、武藤敬司など)が出演し、迫力ある試合シーンを再現した。力道山の妻綾役に中谷美紀、力道山の付き人役に山本太郎が演じている。また、韓国映画公開日(2004年)12月15日は、力道山の命日に合わせて公開された。
『王宮の夜鬼』(2018年)
6月6日(金)7:45
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06871
番組紹介:咬まれると白目になり牙が生え、人の生き血を求める「夜鬼」へと豹変する謎の疫病が蔓延した朝鮮時代。清に滞在していた王子イ・チョン(ヒョンビン)は、兄である王の死と、祖国の危機を知り、朝鮮へと帰還する。町中を埋め尽くす夜鬼の群れと戦う朝鮮随一の武官パク従事官(チョ・ウジン)らと出会ったイ・チョンは、成り行きで彼らと行動を共にすることになる。一方、国王の側近キム・ジャジュン(チャン・ドンゴン)は、夜鬼を利用して国家転覆を企てていた。イ・チョンは、夜鬼の脅威と王宮内の陰謀に立ち向かい、国家を救うために戦う。夜鬼の迫力ある描写とチャン・ドンゴンの悪役ぶり、パンデミックホラーの要素が楽しめるアクション・ゾンビ時代劇。
『ロスト・メモリーズ』(韓国・日本 2001年)
6月6日(金)14:30
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06889
番組紹介:舞台は、2009年、日本による朝鮮統治が続いている架空の日本統治下の朝鮮半島。日本人と朝鮮人の混成組織である「特別警察」に所属する坂本正行(チャン・ドンゴン)と西郷将二郎(仲村トオル)は、親友でありながらも、立場の違いから次第に対立していくことになる。ある日、二人はテロ組織「不逞鮮人社」のリーダー、イ・ミョンハク(アン・ギルガン)を追跡中に、歴史を改変するタイムカプセルを発見する。このタイムカプセルは、安重根が伊藤博文の暗殺に失敗した歴史を改変したものだった。そこでは、歴史が改変されたことで、日本による朝鮮統治が未だに続いていた。坂本と西郷は、それぞれの信念に従い、歴史を元に戻すために戦うことなる。SFアクションというエンターテイメント性の中に、歴史や民族問題というテーマを織り交ぜた作品。「史学者」として今村昌平監督が出演してる。
『白頭山大噴火』(韓国・中国合作 2019年)
6月6日(金)22:00
出典 KBS World
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1754
番組紹介:韓国と北朝鮮の国境にまたがる活火山、白頭山(ペクトゥサン)。ある日、白頭山で火山活動が活発化し、大規模な噴火が迫っていることが判明する。噴火が起これば、周辺の都市は壊滅的な被害を受けるため、韓国と北朝鮮は一時的に協力して大災害に立ち向かうことに。元韓国特殊要員のエリートで、現在は民間技術者のキム・ジュン(イ・ビョンホン)は火山の中に入り、爆発を止めるためのミッションに参加。時間との戦いが始まる。政治的な緊張と自然災害の狭間で、人間ドラマやアクションが展開される。この作品は、約260億ウォン(約24億円)をかけ、CG制作チームが長期間かけて緻密な映像を作り上げ、圧倒的なVFX(映像技術)で、白頭山の大噴火とその破壊的な影響をリアルに描写した。キム・ジュンと協力する韓国政府の官僚ハン・ジヘ役にハ・ジウォン、アメリカ国籍の地質学者カン教授役のマ・ドンソクが、泥臭く存在感のあるキャラを好演している。
『非常宣言』(2022年)
6月7日(土)3:15
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06812
番組紹介:仁川(インチョン)発ホノルル行きの国際線旅客機KI501便には、乗客乗員150人以上が搭乗していた。娘との旅行に向かう謎めいた男(イム・シワン)、飛行恐怖症を抱える元パイロットのパク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)、などさまざまな人々が乗っている。同じころ、地上では元刑事ク・イノ(ソン・ガンホ)が妻の飛行機を見送りに来ていた。飛行機が太平洋上を飛行している途中、一人の乗客が突然苦しみ出し、死に至る。次第に他の乗客にも同様の症状が出始め、機内はパニックに。機長も倒れ、機体の運航にも支障が出てしまう。調査の結果、ウイルステロであることが判明。青年(イム・シワン)はウイルスをまき、航空機内に閉じ込めたのだった。事態を知った韓国政府では、国土交通省の大臣キム・スクヒ(チョン・ドヨン)らが緊急対策本部を立ち上げる。一方、ク・イノ刑事は、青年の過去を追い、なぜこのテロを起こしたのかを探りはじめる。機内では感染者が増え、燃料も尽きかけていたが、感染拡大を恐れた各国は領空・着陸を拒否。飛行機は行き場を失ってしまう。地上では、国民感情と国際関係の板挟みの中、スクヒ大臣が「非常宣言」を検討する。航空パニック×感染症×国家的決断を軸にした大作で、登場人物それぞれの視点から物語が進んでいく群像劇的な作品。この映画は、コロナ前に企画・撮影が始まった作品で、公開が延期されていたため「予言的な映画」としても話題になった。第74回カンヌ国際映画祭・アウト・オブ・コンペティション部門にも正式出品。
『親切なクムジャさん』<R15+指定>(2005年)
6月8日(日)18:00
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011217/
番組紹介:無実の罪で13年間服役したクムジャ(イ・ヨンエ)。模範囚として「親切なクムジャさん」と呼ばれていた彼女の真の目的は、自分を陥れた真犯人への復讐だった。出所後、服役生活を共にした刑務所仲間と計画を実行していくクムジャだったが、予想外の事実に直面する。イ・ヨンエの上品で洗練された美しさが、クムジャの冷酷さを際立たせている。拉致された子ども役の一人に、4歳のキム・ユジョンが出演している。
『復讐者に憐れみを』、『オールド・ボーイ』に続く、パク・チャヌク監督の復讐三部作の完結編。
『猟奇的な彼女』(2001年)
6月8日(日)2:45
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011184/
番組紹介:ある夜、大学生のキョヌ(チャ・テヒョン)は、地下鉄で泥酔した美しい女性(チョン・ジヒョン)と出会う。彼女は、見た目とは裏腹に、乱暴でわがまま、そしてどこか哀愁を帯びた「猟奇的な」性格の持ち主だった。キョヌは、彼女の予測不能な行動に振り回されながらも、次第にその魅力に惹かれていく。二人は、時に笑い、時に涙し、刺激的で予測不能な日々を共に過ごす。しかし、二人の間には、それぞれの過去と未来が複雑に絡み合い、やがて切ない別れが訪れる。映画のラストシーンは、驚きと感動を与えられること間違いなしの作品。チョン・ジヒョンの、それまでの恋愛映画のヒロイン像を覆す、強烈かつ繊細な演技は、日本を含むアジア各国で社会現象を巻き起こし、彼女をトップスターへと押し上げた。恋愛映画の常識を覆す傑作。
※放送日時、及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。