2026年7月前半(1日〜14日)にスタートする韓国、中国ドラマのBS・CS番組をリストアップしました。
新しいものから、懐かしい作品まで、個人的に気になっている作品をピックアップして紹介します。
タイプ別にアイコンを付けてみました。参考にしてみてください。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。
◉7月前半スタートの放送作品
ドラマ
| 放送日 | 放送時間 | 作品名 | 放送局 |
|---|---|---|---|
| 7/1 | 13:40 | 🕵️元カレは天才詐欺師~32師機動隊~ | テレ朝ch |
| 出演 | マ・ドンソク、ソ・イングク、チェ・スヨン | ||
| 7/2 | 0:00 | 🕵️朝鮮弁護士カン・ハンス~誓いの法典 | フジTWO |
| 出演 | ウ・ドファン、キム・ジヨン、チャ・ハギョン | ||
| 7/2 | 1:15 | ⚔️王になった男 | フジTWO |
| 出演 | ヨ・ジング、イ・セヨン、キム・サンギョン | ||
| 7/2 | 8:30 | 💔福寿草 | フジTWO |
| 出演 | イ・ユリ、ヒョン・ウソン、ユン・アジョン | ||
| 7/2 | 15:35 | 🕵️弁論をはじめます | KNTV |
| 出演 | チョン・リョウォン、イ・ギュヒョン | ||
| 7/2 | 20:00 | 🌸スジと出逢ったウリ~医師たちの恋愛事情~ | フジTWO |
| 出演 | ウンジョン、ペク・ソンヒョン | ||
| 7/3 | 1:45 | 🌸キム秘書はいったい、なぜ? | WOWOW |
| 出演 | パク・ソジュン、パク・ミニョン | ||
| 7/3 | 6:00 | 🤓会社に行きたくない | KBS World |
| 出演 | キム・ドンワン、ハン・スヨン、キム・グァンス | ||
| 7/3 | 10:00 | 🕵️クライマックス | WOWOW |
| 出演 | チュ・ジフン、ハ・ジウォン | ||
| 7/3 | 11:15 | 🕵️良いが悪い、ドンジェ | ホームドラマch |
| 出演 | イ・ジュニョク、パク・ソンウン | ||
| 7/3 | 13:15 | 🌸ホテル・デルーナ~月明かりの恋人~ | テレ朝ch |
| 出演 | IU、ヨ・ジング | ||
| 7/3 | 15:00 | 🕵️運の悪い日 | フジTWO |
| 出演 | イ・ソンミン、ユ・ヨンソク、イ・ジョンウン | ||
| 7/3 | 17:00 | 👑朱蒙(チュモン) | BS日テレ |
| 出演 | ソン・イルグク、ハン・ヘジン | ||
| 7/3 | 17:30 | 🌸メンコン 史上最高の私! | BS12 |
| 出演 | パク・ハナ、パク・サンナム | ||
| 7/3 | 23:00 | 🤓ライディング人生 | 衛星劇場 |
| 出演 | チョン・ヘジン、チョ・ミンス | ||
| 7/4 | 4:00 | 🕵️ドクター弁護士 | KNTV |
| 出演 | ソ・ジソブ、シン・ソンロク | ||
| 7/4 | 8:00 | 🌸夕食いっしょにたべませんか? | LaLaTV |
| 出演 | ソン・スンホン、ソ・ジヘ | ||
| 7/4 | 11:00 | 🕵️復讐代行人~模範タクシー~ | アジドラ |
| 出演 | イ・ジェフン、キム・ウィソン | ||
| 7/5 | 15:00 | 🌸栄光のジェイン | 日テレ+ |
| 出演 | パク・ミニョン、チョン・ジョンミョン、イ・ジャンウ | ||
| 7/5 | 20:00 | 🕵️軍検事ドーベルマン | KNTV |
| 出演 | アン・ボヒョン、チョ・ボア、オ・ヨンス | ||
| 7/6 | 12:00 | 🕵️悪人伝記 | LaLaTV |
| 出演 | シン・ハギュン、キム・ヨングァン | ||
| 7/6 | 20:00 | 🕵️シークレット・ブティック | KNTV |
| 出演 | キム・ソナ、キム・ジェヨン | ||
| 7/7 | 8:00 | ⚔️風の国 | Ch銀河 |
| 出演 | ソン・イルグク、チョン・ジニョン | ||
| 7/8 | 9:15 | 🌸ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ | BS10 |
| 出演 | チョン・イル、クォン・ユリ | ||
| 7/8 | 10:00 | 🤓カーテンコール | BSテレ東 |
| 出演 | コ・ドウシム、カン・ハヌル、ハ・ジウォン | ||
| 7/8 | 11:45 | 🌸元敬<ウォンギョン>欲望の王妃 | 衛星劇場 |
| 出演 | チャ・ジュヨン、イ・ヒョヌク | ||
| 7/9 | 9:45 | 🕵️グッドジョブ | WOWOW |
| 出演 | チョン・イル、ユリ | ||
| 7/10 | 7:50 | 😀偉大なショー〜恋も公約も守ります!〜 | BSフジ |
| 出演 | ソン・スンホン、イ・ソンビン | ||
| 7/10 | 8:30 | 💔予期せぬ相続者 | KNTV |
| 出演 | イ・ジェウク、イ・ジュニョン | ||
| 7/11 | 5:00 | 🌸私たちが愛したすべて | WOWOW |
| 出演 | オ・セフン、チョ・ジュニョン | ||
| 7/11 | 15:00 | ⌚輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~ | フジTWO |
| 出演 | リョウン、チェ・ヒョヌク、ソル・イナ | ||
| 7/11 | 20:00 | 🕵️唐朝詭事録<とうちょうきじろく> 第二季-To the West(中国) | Ch銀河 |
| 出演 | ヤン・シューウェン、ヤン・チーガン | ||
| 7/13 | 9:30 | 🔥プレーヤー~華麗なる天才詐欺師~ | アジドラ |
| 出演 | ソン・スンホン、クリスタル、イ・シオン | ||
| 7/13 | 17:00 | 💔財閥家の末息子~Reborn Rich | BS10 |
| 出演 | ソン・ジュンギ、イ・ソンミン | ||
| 7/14 | 13:30 | 🌸恋人~あの日聞いた花の咲く音~ | アジドラ |
| 出演 | ナムグン・ミン、アン・ウンジン | ||
| 7/14 | 21:30 | 👑トンイ | Ch銀河 |
| 出演 | ハン・ヒョジュ、チ・ジニ | ||
👑=名作、人気作、レジェンド
🕵️=サスペンス、推理、ミステリー、スリラー
💔=復讐劇
🔥=アクション
🌸=ファンタジー、ロマンス、恋愛ドラマ
🤓=ヒューマンドラマ、ホームドラマ
⚔️=歴史劇
😀=コメディ(ラブ、ブラック、ヒューマン)
⌚=タイムリープ
映画 Ⓟ=PG12 Ⓡ=R15+指定
| 放送日 | 放送時間 | 作品名 | 放送局 |
|---|---|---|---|
| 7/2 | 21:00 | ニート探偵(2025年) | WOWOW |
| 出演 | キョン・スジン、キム・ジュリョン | ||
| 7/2 | 21:00 | サニー永遠の仲間たち(2011年) | フジTWO |
| 出演 | キョン・スジン、キム・ジュリョン | ||
| 7/3 | 23:30 | テロ・ライブ(2013年) | KBS World |
| 出演 | ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジン | ||
| 7/3 | 23:30 | アンダー・ユア・ベッドⓇ(2019年) | LaLaTV |
| 出演 | イ・ジフン、イ・ユヌ | ||
| 7/4 | 14:20 | バトル・オーシャン海上決戦(2014年) | KNTV |
| 出演 | チェ・ミンシク、リュ・スンリョン、パク・ボゴム | ||
| 7/4 | 22:30 | 勇敢な市民Ⓟ(2023年) | アジドラ |
| 出演 | シン・ヘソン、イ・ジュニョン | ||
| 7/5 | 10:15 | KCIA南山の男たち(2019年) | movie+ |
| 出演 | イ・ビョンホン、イ・ソンミン、クァク・ドウォン | ||
| 7/5 | 10:45 | インビジブル・スパイ(中国/2019年) | ザ・シネマ |
| 出演 | ルイス・クー、ニック・チョン | ||
| 7/5 | 15:35 | ハルビン(2019年) | KNTV |
| 出演 | ヒョンビン、パク・ジョンミン | ||
| 7/6 | 3:20 | 春江水暖~しゅんこうすいだん~(中国/2019年) | ザ・シネマ |
| 出演 | ドウー・ホンジュン、チェン・ヨンファ | ||
| 7/6 | 23:15 | 小川のほとりで(2024年) | WOWOW |
| 出演 | キム・ミニ、クォン・ヘヒョ | ||
| 7/7 | 13:50 | パスト・ライブス/再会(2023年) | ザ・シネマ |
| 出演 | グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マグロ | ||
| 7/8 | 1:00 | 純粋の時代 Empire of LustⓇ(2015年) | WOWOW+ |
| 出演 | シン・ハギュン、チャン・ヒョク、カン・ハヌル | ||
| 7/8 | 3:00 | ハウスメイドⓇ(2010年) | WOWOW+ |
| 出演 | チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ソウ | ||
| 7/9 | 14:00 | 冬冬の夏休み(台湾/1984年) | WOWOW |
| 出演 | ワン・チークワン、リー・シュジェン | ||
| 7/9 | 20:00 | ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2015年) | KNTV |
| 出演 | ファン・ジョンミン、チョン・へイン | ||
| 7/9 | 21:00 | 暴落(2025年) | WOWOW |
| 出演 | ソン・ジェリム、アン・ウヨン | ||
| 7/10 | 23:30 | ランユー[4Kリマスター版](中国/2001年) | LaLaTV |
| 出演 | フー・ジュン、リィウ・イエ | ||
| 7/11 | 6:30 | 狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年) | movie+ |
| 出演 | マ・ドンソク、チョン・ギョンホ | ||
| 7/11 | 22:30 | パーフェクト・バディ最後の約束(2019年) | アジドラ |
| 出演 | ソル・ギョング、チョ・ジヌン | ||
| 7/12 | 14:00 | 王になった男(2012年) | Dlife |
| 出演 | イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ | ||
| 7/12 | 16:20 | 殺人鬼から逃げる夜Ⓟ(2021年) | Dlife |
| 出演 | チン・ギジュ、ウィ・ハジュン | ||
◉7月前半のピックアップ作品(ドラマ&映画)
『福寿草』(2012年)
「ドロドロ愛憎劇(マクチャンドラマ)」の代名詞であり、伝説的な大ヒットを記録した全108話の長編作品。
主人公のソル・ヨナ(イ・ユリ)は、心優しく、化粧品会社で働く真面目な女性。彼女には相思相愛の恋人ハ・ユンジェ(ヒョン・ウソン)がいたが、ユナの母親が再婚したことで、新しい義理の妹チェ・ユラ(ユン・アジョン)と同居することになる。
実は、ユラも以前からユンジェに片想いをしており、ユンジェが愛しているのが義姉のヨナだと知ったことから、ユラの激しい嫉妬と憎悪が暴走し始める。ユラは、自分が起こしてしまったひき逃げ事故の罪をすべてヨナに着せるという、恐ろしい陰謀を企てる。
そのひき逃げの被害者は、ユンジェの最愛の妹だった。ユラの巧妙な罠により、ヨナは無実の罪で逮捕され、恋人ユンジェからも完全に誤解され、すべてを失ってしまう。
刑務所に収監され、絶望のどん底に突き落とされたヨナだが、獄中でユンジェの子供を出産。しかし、その子供さえもユラの手によって奪われてしまう。奈落の底でユラの残酷な本性を知ったヨナは、冷酷な復讐の鬼へと変貌を遂げ、出所後に命懸けの反撃を開始する。
悪女チェ・ユラのどこまでも堕ちていく狂気を演じたユン・アジョンの怪演が見どころ。一つの嘘を隠すために、殺人未遂、証拠隠滅、子供の誘拐など、どんどん(ありえない?)犯罪の手を染めていくユラの悪あがきと、徐々に正気を失っていく追い詰められっぷりは目が離せないことが、全108話という長編ながら、毎回必ず「次が気になって仕方がない」というラストで終わるため、中だるみせず一気見してしまう中毒性の高さがある作品。
地上波(KBS、SBS、MBC)のドラマではないため、年末の主要な演技大賞での受賞はないが、韓国のケーブルテレビ界に革命を起こした作品(23週連続で同時間帯の視聴率1位を守り続けるという、当時のケーブルドラマとしては異例の社会現象を起こした。)として、業界内で非常に高く評価された。
主演のイ・ユリは、本作での復讐演技が評価され、「復讐劇の女王(マクチャンクイーン)」としての地位を不動のものにした。劇中、ヨナが刑務所から脱走したり、激しい泥だらけの乱闘を繰り広げたりするシーンがあるが、彼女はスタントをほとんど使わず、体当たりで撮影に挑み、アザだらけになったと言われている。
放送日:7月2日(木) 時間:8:30 放送局:フジテレビTWO
出演:イ・ユリ、ユン・アジョン、ヒョン・ウソン、チョン・チャン、他
『運の悪い日』(2023年)
主人公は、人好しで平凡な中年のタクシー運転手オ・テク(イ・ソンミン)。ある夜、金運が良いとされる「豚の夢(大吉夢)」を見て目覚めた彼は、その日、不思議なほど客に恵まれて売上を伸ばす。ちょうど家族のためにまとまったお金が必要だった彼の前に、大金(100万ウォン)を提示して、地方の「木浦(モッポ)」までの長距離を走ってほしいという客クム・ヒョクス(ユ・ヨンソク)が現れる。
オ・テクは喜んで彼を乗せるが、車を走らせるうちに、ヒョクスは人当たりの良い笑顔を浮かべながら、自分が犯してきた凄惨な殺人事件の数々を語り始めるのだった。ヒョクスは密航して国外へ逃亡しようとしている冷酷なサイコパス(連続殺人犯)だった。 時すでに遅く、密室の車内で命を握られたオ・テクの「最高に運の良かった日」は、一転して「人生最悪の恐怖のドライブ」へと変わってしまう。一方、ヒョクスに最愛の息子を殺され、警察に頼らず自らの手で犯人を追い詰める母親ファン・スンギュ(イ・ジョンウン)の追跡劇も並行して描かれてゆく。
同名の人気ウェブ漫画(NAVERウェブトゥーン)が原作だが、ドラマ版では中盤以降、原作にはないオリジナルのエピソードが展開、結末が追加されており、原作ファンでも先が読めない仕掛けになっている。
全10話の中で、前半は、密室のタクシーという逃げ場のない空間で殺人鬼と走り続ける「極限のスリラー」が描かれ、後半(第7〜10話)は、ある事件をきっかけにオ・テクが反撃に出る「怒涛のサスペンス」へと様変りしていく。息もつかせぬ展開が大きな見どころ。
スタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』でも使われていたロッシーニの歌劇『泥棒カササギ』序曲が、ドラマの中でクム・ヒョクスのサイコパス的なシーンで使われているのも印象的だ。
ユ・ヨンソクは、単なる記号的な悪役にならないよう、実際のサイコパスの映像や資料を徹底的に集めて研究した。彼が劇中で見せる、子供のように無邪気でありながら、目の奥が一切笑っていない鋭い眼差しは、現場のスタッフや共演者も圧倒されるほどのクオリティだったと言われている。
アジア最大のコンテンツ授賞式の一つである「AACA」において、そのハイクオリティな映像と緻密なストーリー展開が国際的に高く評価され、作品賞を受賞した。
放送日:7月3日(金) 時間:15:00 放送局:フジテレビTWO
出演:イ・ソンミン、ユ・ヨンソク、イ・ジョンウン)、他
『朱蒙(チュモン)』(2006年)
2006年から2007年にかけて韓国MBCで放送され、最高視聴率52.67%を記録した国民的大ヒット歴史時代劇。
紀元前108年。強大な漢の侵略により、古朝鮮(こじょそん)国が滅亡した時代から始まる。 国を失い、漢に虐げられる流民たちを率いて抵抗運動を続けていた民族の英雄ヘモス(ホ・ジュノ)は、漢の軍勢との戦いで重傷を負うが、河伯(ハベク)族の娘ユファ(オ・ヨンス)に救われ、二人は恋に落ちる。しかし、ヘモスは漢軍の罠にかかり生死不明となってしまう。
ユファはヘモスの子を身ごもり、ヘモスの親友であった扶余(プヨ)国の太子クムワ(チョン・グァンリョル)が彼女を側室として迎え、生まれた子供を自分の息子として育てることにする。その子供こそが、主人公チュモン(朱蒙/ソン・イルグク)。
チュモンは父の正体を知らぬまま、クムワ王の第三王子として育てられるが、青年期までは頼りなく、甘やかされたダメ王子だった。しかし、腹違いの兄たちの陰謀によって宮廷を追われ、様々な試練や運命的な出会いを経て覚醒する。実の父ヘモスの志を受け継ぎ、漢の支配から流民を救い出し、新たな国「高句麗(コグリョ)」を建国するまでの波乱に満ちた生涯を描く大叙事詩。
当初は「全60話」の予定で制作がスタートしたが、あまりの人気の高さと視聴率の良さから、急遽「全81話」へと大幅に延長された。延長されても失速することなく、最終回まで高視聴率を維持し続けた。今年でちょうど20年が経つわけだが、今観ても全く色褪せない圧倒的な面白さがある作品。
放送当時、韓国で社会現象を巻き起こした本作は、2006年の「MBC演技大賞」をはじめ、数々の主要な賞を総なめにした。
放送日:7月3日(金) 時間:17:00 放送局:BS日テレ
出演:ソン・イルグク、ハン・ヘジン、チョン・グァンリョル、ホ・ジュノ、オ・ヨンス、他
『ドクター弁護士』(2022年)
放送日:7月4日(土) 時間:4:00 放送局:KNTV
出演:、他
『カーテンコール』(2022年)
余命宣告を受けたホテル「楽園」の創業者チャ・グムスン(コ・ドゥシム/若い頃のグムスンと孫役パク・セヨン/ハ・ジウォン)。彼女は朝鮮戦争の際に北朝鮮から命からがら避難したが、その混乱の中で最愛の夫と幼い息子と生き別れになってしまう。 北朝鮮から一人逃げてきたグムスンは、クッパ店から始め、韓国で一代で大ホテルチェーンを築き上げたものの、彼女の残された時間はあとわずか。「死ぬ前に、北に残してきた孫に一目会いたい」という切ない願いを抱えていた。
そんな彼女の願いを叶えるため、グムスンの忠実な側近であるチョン・サンチョル(ソン・ドンイル)は、ある「優しい嘘」を計画する。それは、北朝鮮訛りの演技が得意な、全くの赤の他人である無名の舞台俳優ユ・ジェホン(カン・ハヌル)を、北から脱北してきた本物の孫「リ・ムンソン」に仕立て上げることだった。 莫大な報酬と「おばあさんの最後の願いを叶える」という大義名分のもと、ジェホンは一世一代の「脱北者の孫」という役を演じることになり、グムスンの家族が待つ大豪邸へと足を踏み入れる。
コ・ドゥシムと、カン・ハヌルは、大ヒットドラマ『椿の花咲く頃』(2019年)でも「母親と息子」の役で共演。本作では「祖母と偽の孫」という異なる関係性での再共演となり、今回も素晴らしい掛け合いを見せている。
カーテンコールは、その原題『木は立って死ぬ』、アルゼンチンの劇作家アレハンドロ・カソーナが1949年に発表した有名な戯曲がモチーフになっている。
無名の舞台俳優(カン・ハヌル)が、死にゆく大木(コ・ドゥシム)のために、人生最後にして最高のステージ(優しい嘘)を演じる。そしておばあさんは、そのステージの幕が下りる(カーテンコールを迎える)その時まで、凛と立ったまま、役者たちの拍手に応えるように人生を全うする。「大切な人のために命がけで優しい嘘を演じる人々と、それを受け止める人の人間ドラマ(カーテンコール)」が観終えたあと、深く心に染みる作品。
2022年末の「KBS演技大賞」において、主要な賞を多数獲得した。最優秀男優賞にカン・ハヌル、最優秀女優賞に ハ・ジウォン、助演男優賞にソン・ドンイル、新人演技賞(女性部門)に チョン・ジソが受賞。
放送日:7月6日(土) 時間:1:30 放送局:BSテレ東
出演:コ・ドゥシム、カン・ハヌル、ソン・ドンイル、チョン・ジソ、他
『元敬<ウォンギョン>欲望の王妃』(2025年)
朝鮮王朝第3代王・太宗(イ・バンウォン)の正妃であり、夫を王位に就けた最大の功労者でもある元敬(ウォンギョン)王后の生涯を描いたロマンス時代劇・政治ドラマ。
1400年の開京(ケギョン)。2度にわたる王子たちの王権争い(王子の乱)を経て、イ・バンウォン(イ・ヒョヌク)が第3代の王として即位する。若き頃、元敬(チャ・ジュヨン)とバンウォンは「民のための新たな国を作る」「すべてを分かち合う」という固い約束と大志を抱き、手を取り合って権力を掴みとったが、いざ王座に就いたバンウォンが王権の強化と、自身の孤独や心の穴を埋めるために次々と後宮(側室)を迎え入れ、女性関係を広げていくことで、2人の強い信頼関係に深い亀裂が入り始める。
さらに、元敬の実家である名門・ミン(閔)氏の強大な影響力を警戒するようになったバンウォンや初代王イ・ソンゲ(イ・ソンミン)の思惑も絡み合い、かつて愛し合った夫婦は「国家の王と王妃」として、激しい政治的・情愛的対立へと直面していくことになる。
過去の多くの韓国時代劇において、元敬王后は「夫の女性問題に嫉妬し、実家を破滅に導いた悲劇(または悪辣)な妃」として描かれがちだが、本作では、彼女を単なる内助の功に留まらない「主体的な政治のパートナー」として再定義。自分の人生を自ら選択し、夫の権力に決して屈しない強い意志を持つ現代的なヒロイン像が見どころ。
のちにハングルを創製する高潔な名君であり、元敬とバンウォンの息子である「世宗大王(忠寧大君)」の若き日を、実力派のイ・ジュニョンが特別出演として演じ、短い登場ながらも豪華な布陣として視聴者の間で話題を呼んだ。
放送日:7月8日(土) 時間:11:45 放送局:衛星劇場
出演:チャ・ジュヨン、イ・ヒョヌク、イ・ソンミン、イ・シア、他
『サニー永遠の仲間たち』(2011年)
韓国で740万人以上の観客動員を記録した大ヒット作。日本でも2018年に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』としてリメイクされた作品。
完璧な夫と高校生の娘に恵まれ、何不自由のない生活を送りながらも、どこか満たされない日々を送っていた主婦のナミ(ユ・ホジョン)。ある日、母の見舞いに行った病院で、高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と25年ぶりに偶然の再会を果たす。しかし、チュナは癌に冒されており「余命2か月」の宣告を受けていた。チュナの「死ぬ前にもう一度だけ、あの頃の仲間に会いたい」という願いを叶えるため、ナミはかつての仲良しグループ「サニー」のメンバーを捜し始める。バラバラになった仲間たちを一人ずつ訪ね歩く中で、ナミは自分自身が人生の主役だった頃の輝きを取り戻していく。
単なる「昔は良かった」という思い出美化の映画ではなく、輝いていた過去(1986年)と、それぞれが生活の苦悩や挫折を抱えている現在(2011年)のギャップがリアルに描かれている。かつての夢とは違う現実を生きていても、仲間と集まれば一瞬であの頃に戻れるという、普遍的な友情の温かさが涙を誘う。
グループ名の由来にもなったボニーM(Boney M.)の『Sunny』をはじめ、シンディ・ローパーの『Girls Just Want To Have Fun』、リチャード・サンドソンの『Reality』など、80年代当時のヒット洋楽が劇中で効果的に使われており、音楽映画としても楽しめる。
高校生時代を演じた若手女優陣は、本作をきっかけに演技力を高く評価され、その後大ブレイクした。主人公を演じたシム・ウンギョンは、後に映画『怪しい彼女』や、日本映画『新聞記者』(日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞)で大活躍することになる。また、リーダー役のカン・ソラや、ナミをいじめる不良グループのメンバーを怪演したチョン・ウヒも、本作で印象を残し実力派女優の地位を築いた。
劇中、「サニー」と縄張り争いをするライバル不良グループが登場するが、彼女たちは最初「少女時代」と名乗っている。しかし途中で「少女時代はダサいから別の名前に変更する」という、現代(2011年当時、K-POPの少女時代が大ブームだった)の視聴者から見るとクスッと笑える時代背景を反映した小ネタが仕込まれている。
放送日:7月2日(木) 時間:21:00 放送局:フジテレビTWO
出演:ユ・ホジョン、チン・ヒギョン、シム・ウンギョン、カン・ソラ、、チョン・ウヒ、他
『インビジブル・スパイ』(香港・中国/2019年)
香港の超人気テレビドラマ『使徒行者』から派生した大ヒット映画シリーズの第2弾(前作とストーリー上の直接的な繋がりはなく、独立した作品として楽しめます)。
拉致した孤児院の子供たちを過酷な戦闘員・スパイとして教育し、世界各地の警察組織の内部へと潜入させている国際テロ組織「IFF」が暗躍していた。
ある日、香港警察刑事情報課(CIB)の警視イップ(フランシス・ン)と、その部下である警部チェン(ルイス・クー)は、この組織の存在を突き止めた女性ジャーナリストのイウの身柄を保護する。イウからテロ組織の情報を得て捜査を開始しようとする二人だったが、突如として保安部(SB)の警視ジェン(ニック・チョン)が割り込み、捜査権を強引に奪ってしまう。
ジェン警視は、かつて潜入捜査官としての過去を持つチェン警部の中に「テロ組織からのスパイ(内通者)」がいるのではないかと疑いをかけていたのだった。警察内部に潜む裏切り者は誰なのか、疑心暗鬼が広がる中、事件は香港からミャンマー、そしてスペインのパンプローナへと舞台を移し、世界を揺るがす壮絶な戦いへと発展していく。
『インファナル・アフェア』を彷彿とさせる「裏切り者は誰か」というスリリングな潜入サスペンスが前半を引っ張るが、最大の見どころは、幼少期の記憶や過酷な運命で結ばれた男たちの熱い友情と哀愁。中盤から後半にかけて、二転三転する展開と、それぞれの信念がぶつかり合うドラマティックな展開へと一気に押し寄せる。
ミャンマーでの大がかりな市街地銃撃戦をはじめ、終盤の見せ場となるスペイン・パンプローナの有名な祭り「牛追い祭り(サン・フェルミン祭)」の最中に繰り広げられるカーチェイスや銃撃戦など、ハリウッド映画にも引けを取らないド派手で肉体派な超絶アクションが最大の特徴。
本作の製作を務めているのは、映画『インファナル・アフェア』シリーズで監督・撮影を務めた巨匠アンドリュー・ラウ。潜入捜査官ものの傑作を生み出した彼だからこそ、本作のアクションの派手さの裏にある切ない人間ドラマのクオリティが担保されている。
ルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ンの3人は、実生活でも長年数々の作品で共演してきた気心の知れた戦友。アクション監督のチン・ガーロウはインタビュー等で「彼らベテラン俳優たちは、非常に危険を伴う激しいアクションシークエンスの撮影であっても、現場のスタントチームを深く信頼し、自ら率先して熱演してくれた」と語っており、香港映画の伝統である職人技のスタントスピリットが撮影現場を支えていた。
放送日:7月5日(日) 時間:10:45 放送局:ザ・シネマ
出演:ルイス・クー、フランシス・ン、ニック・チョン、他
『小川のほとりで』(2024年)
日本では監督デビュー30周年を記念した「月刊ホン・サンス」第2弾として、2025年12月に劇場公開された作品。
ソウルにある女子大学の演劇祭が間近に迫る中、学生の演出家が降板させられてしまう。困った大学の美術講師であるジェニム(キム・ミニ)は、10年間疎遠になっていた叔父のシオン(クォン・ヘヒョ)に、代わりに短い劇の演出をしてほしいと依頼する。シオンはかつてプロの演出家・俳優として活動していたが、現在はひっそりと書店を営んでいた。
大学にやってきたシオンは、劇の演出を通じて姪のジェニムとの家族の絆を再び深めていくと同時に、かねてからシオンを熱烈に信奉していた女性教授のジョン(チョ・ユニ)とも新たな関係を築いていく。しかし、ジェニムが小川のほとりでスケッチをしていた際、学生たちを巻き込んだスキャンダラスな事件が発生し、ジェニムとシオンの日常にも波紋が広がる。
ホン・サンス監督の特有のスタイルである「一見何気ない日常の会話」の中に、登場人物たちの嘘や一晩だけの本音、滑稽な恋愛模様がじわじわとあぶり出されていく。「一度きりの舞台」を控えた張り詰めた空気と、人間の内面の揺らぎがミニマルな映像の中に捉えられている作品。
作中でシオンと距離を縮めていく教授を演じたクォン・ヘヒョとチョ・ユニは、実生活でもおしどり夫婦として知られる実力派俳優。ホン・サンス監督作品の常連である二人が、今作でも絶妙なアンサンブルを見せ、作品に独特のリアリティとユーモアを与えている。
本作は2024年8月に開催された「第77回ロカルノ国際映画祭」のコンペティション部門に出品され、そこで主演のキム・ミニが最優秀演技賞を受賞し、世界的にその演技力が改めて高く評価された。なお、同年11月のヒホン国際映画祭でも最優秀女優賞を獲得している。
放送日:7月6日(月) 時間:22:15 放送局:WOWOW
出演:キム・ミニ、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、他
『冬冬の夏休み』(台湾/1984年)
世界的な名匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の初期の代表作で、台湾ニューウェーブ映画を代表する傑作。日本でも何度もリマスター版が劇場上映されるなど、時代を超えて愛され続けてている作品。
1984年の夏、小学校を卒業したばかりの少年冬冬(トントン/ワン・チークアン)は、母親が重病で入院したため、幼い妹の婷婷(ティンティン/リー・ジュジェン)を連れて、台湾中部の田舎町・銅鑼(トンロー)にある母方の祖父の家に預けられることになる。
厳格な医師である祖父の家で暮らし始めたトントンは、地元の子供たちとすぐに仲良くなり、川遊びや木登り、ラジコンカーと亀を交換する遊びなどに熱中し、のびのびとした夏休みを満喫する。一方、まだ幼い妹のティンティンはなかなか男の子たちの輪に入れず、寂しい思いをしていた。
しかし、のどかな田舎町にも大人たちの現実が潜んでいた。叔父(チェン・ボージョン)が恋人を妊娠させて祖父(グー・ジュン)から激怒されたり、トントンが偶然にも強盗事件を目撃してしまったり、ティンティンが風変わりな心身障害を持つ女性・ハンズ(寒子/ヤン・リーイン)と心を通わせる中で起きる事件など、兄妹は子供の目を通じて「大人の世界の複雑さや厳しさ」を少しずつ知っていくことになる。
台湾の映画であるにもかかわらず、日本の昭和の田舎を思い出させるような強烈な懐かしさに満ちている点がこの作品の特徴。冒頭の小学校の卒業式では、日本語と同じメロディの「仰げば尊し」が中国語で歌われ、劇中やエンディングでは「赤とんぼ」の旋律が流れる。これは台湾の歴史的背景(日本統治時代の名残)を反映したもので、日本の観客にとってもどこか郷愁を誘う美しい風景が広がっている。
緑豊かな自然の中で裸で川に飛び込む子供たちの「輝かしい日常(光)」のすぐ隣に、強盗事件や大人の色恋沙汰、生と死といった「現実の厳しさ(影)」が配置されている。ホウ・シャオシェン監督は、ただ静かに子供の目線を通して淡々と切り取ることで、トントンが少しずつ大人への階段を上っていく機微を表現している。
本作の脚本を手がけたのは、ホウ・シャオシェン監督の黄金期を支え続けた名脚本家のチュウ・ティエンウェン。この物語は、彼女自身が幼い頃に「母方の祖父がいた銅羅(トンロー)の家で過ごした夏休み」の思い出がベースになっている。
トントンのお父さん役として登場するのは、後に映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』などで世界的な巨匠となる映画監督のエドワード・ヤン。当時、彼らは台湾ニューウェーブを共に牽引する盟友であり、お互いの作品を助け合っていた。役者として劇中に顔を出しているのは、映画ファンにとっても非常に貴重な映像となっている。
放送日:7月9日(木) 時間:14:00 放送局:WOWOW
出演:ワン・チークアン、リー・ジュジェン、ヤン・リーイン、エドワード・ヤン、他
『ランユー』[4Kリマスター版](香港・中国/2001年)
1988年、民主化の波が押し寄せていた北京。政府幹部とのコネを使い、順調に貿易会社を経営するプレイボーイのハントン(捍東/フー・ジュン)は、地方から出てきたばかりの貧しい建築学科の学生ランユー(藍宇/リウ・イエ)を金で買い、一夜を共にする。
ハントンにとっては数ある遊びの「一夜限り」のはずだったが、女性経験すらなくハントンが初めての相手となったランユーは、彼をひたむきに慕い続ける。数か月後、夜の街で偶然再会した2人は本格的に付き合い始め、ハントンの用意した家で共に暮らし始める。
1989年の天安門事件による危機や、ハントンの世間体を気にした女性との結婚・離婚、さらにはハントンのビジネスの失敗と逮捕といった、社会の激変や数々の試練が2人を襲う。何度もすれ違い、別れと再会を繰り返しながら、2人は切なくも深い絆で結ばれていく。
1989年の天安門事件をはじめとする激動の中国社会を背景にしながらも、政治的メッセージに偏らず、あくまで「2人の男の10年にわたる愛」を描いているこの作品は、同性愛への偏見や時代の荒波に揉まれながら、不器用に移り変わる2人の心理描写が涙を誘う。
自身もゲイであることをカミングアウトしている香港の巨匠、スタンリー・クワン監督がメガホンを取り、過激な濡れ場から、何気ない日常の視線の交わし合いまでを、叙情的かつ非常に美しい映像美で捉えている。
本作は、1998年頃に中国のインターネット上に匿名で投稿され、爆発的なアクセスを記録したネット小説『北京故事(北京の物語)』が原作。当時としては非常にセンセーショナルな内容だったが、そのあまりの切なさとリアルな描写から口コミで広がり、映画化へと繋がった。
同性愛というテーマや天安門事件を背景に扱っていることから、中国本土での検閲を通らず、公式には上映禁止とななった。しかし、台湾の第38回金馬奨(中華圏で最も権威ある映画賞の一つ)では、最優秀監督賞(スタンリー・クワン)、最優秀主演男優賞(リウ・イエ)、最優秀脚色賞など主要部門を総なめにし、映画としての質の高さを世界に証明した。
放送日:7月10日(金) 時間:23:30 放送局:LaLaTV
出演:フー・ジュン、リウ・イエ、スー・ジン、他
1.放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。
2.放送内容は2026年7月現在のものです。
3.放送終了後でも動画配信サービス(VOD/ビデオ・オン・デマンド)で視聴できる作品もあります。
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