2026年 5月スタート CS/BS韓国ドラマ&映画(後半)

2026年5月後半(15日〜31日)にスタートする韓国、中国ドラマのBS・CS番組をリストアップしました。
新しいものから、懐かしい作品まで、個人的に気になっている作品をピックアップして紹介します。
タイプ別にアイコンを付けてみました。参考にしてみてください。
『オフィスの女王』キム・ヘス、『烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち』、『マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~』のウ・ドファンなど、どの作品も個性が際立っています。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。

◉5月後半スタートの放送作品

ドラマ

放送日時間作品名放送局
5/1510:00👑宮廷女官チャングムの誓いBSフジ
出演イ・ヨンエチ・ジニパク・ウネ
5/1510:30⚔️🔥高麗契丹戦争フジTWO
出演キム・ドンジュンチェ・スジョンチ・スンヒョン
5/1513:00🔥プレーヤー2~彼らの戦争~WOWOW
出演ソン・スンホイ・シオン
5/1516:00🌸清潭洞(チョンダムドン)アリス日テレ+
出演ムン・グニョンパク・シフ
5/167:00🕵️刑事ロク 最後の心理戦 シーズン2KNTV
出演イ・ソンミンキョン・スジン
5/177:00🕵️クラッシュ ~交通犯罪捜査チーム~KNTV
出演イ・ミンギクァク・ソニョンホ・ソンテ
5/1720:00🕵️悪鬼KNTV
出演キム・テリオ・ジョンセ
5/180:00🕵️取引~友達を誘拐しました~フジTWO
出演ユ・スンホキム・ドンフィユ・スビン
5/189:00🤓たった一人の私の味方フジTWO
出演チェ・スジョンユイイ・ジャンウ
5/1819:30💔☀️一番目の男KNTV
出演ウンジョンユン・ソヌゴニル
5/1822:00👑🔥チュノ~稚奴~KBS World
出演チャン・ヒョクオ・ジホイ・ダヘ
5/199:30🆕 🕵️正当防衛~それは、正義か殺意か~Ch銀河
出演ガオ・イエチャン・ルーイーバイ・ジンティン
5/203:30🌸恋愛ワードを入力してください
〜Search WWW〜
TBSch1
出演イム・スジョンイ・ダヒチョン・ヘジン
5/208:50🌸愛はビューティフル、
人生はワンダフル
KBS World
出演ソル・イナキム・ジェヨンチョ・ユニ
5/210:00🕵️ミッシング~彼らがいた~フジTWO
出演コ・スホ・ジュノアン・ソヒ
5/2111:30🕵️コネクトKNTV
出演チョン・ヘインコ・ギョンピョ
5/2113:30🕵️仮釈放審査官 イ・ハンシン衛星劇場
出演コ・スクォン・ユリペク・ジウォン
5/2115:00🌸⌚君を守りたい~ONE MORE TIME~KBS World
出演キム・ミョンス (エル)、ユン・ソヒ
5/2121:30🌸七日の王妃Ch銀河
出演パク・ミニョンヨン・ウジンイ・ドンゴン
5/227:00😀警察授業ホームドラマch
出演クリスタルジニョンチャ・テヒョン
5/225:00🕵️コネクション衛星劇場
出演チソンチョン・ミド
5/229:15⚔️🌸シンイ-信義-BS10
出演イ・ミンホキム・ヒソン
5/2220:00😀労務士ノ・ムジンWOWOW
出演チョン・ギョンホソル・イナ、 チャ・ハギョン
5/238:00🌸雪の女王アジドラ
出演ヒョンビンソン・ユリ
5/2320:00🕵️ジャスティス-検法男女-フジTWO
出演チョン・ジェヨンチョン・ユミイ・イギョン
5/2513:30🌸⌚イニョン王妃の男アジドラ
出演チ・ヒョヌユ・インナ
5/258:30🔥ONE:ハイスクールヒーローズWOWOW
出演イ・ジョンハキム・ドワン
5/2615:20😀あやしい彼女ホームドラマCh
出演キム・へスクチョン・ジソジニョン
5/2621:00🤓ストーブリーグTBSch1
出演ナムグン・ミンパク・ウンビンオ・ジョンセ
5/2712:00🌸シルバーベルが鳴ったらWOWOW
出演ソン・オクスクパク・サンウォンイェ・スジョンアン・ソクファン
5/2719:00😀オフィスの女王KBS World
出演キム・ヘスオ・ジホチョン・ユミ
5/280:00🌸ヒーラー〜最高の恋人〜アジドラ
出演チ・チャンウクパク・ミニョンユ・ジテ
5/2820:00🕵️唐朝詭事録<とうちょうきじろく> 第三季
-Return to the Capital- 
WOWOW
出演ヤン・シューウェンヤン・チーガンガオ・スーウェン
5/2913:30🕵️7人の脱出 season2-リベンジ-アジドラ
出演オム・ギジュンファン・ジョンウムイ・ジョンシン
5/307:00🕵️ビッグマウスKNTV
出演イ・ジョンソク ユナ
5/3013:50😀烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たちKBS World
出演チュウォンユイリュ・スヨン
5/3020:00🕵️ジャスティス2 -検法男女-フジTWO
出演チョン・ジェヨンチョン・ユミオ・マンソク
5/3021:30🌸ホテルデルーナ~月明かりの恋人~テレ朝1
出演IUヨ・ジングシン・ジョングン
5/310:10🕵️マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~KBS World
出演ユ・ジテウ・ドファンリュ・ファヨン

👑=名作、人気作、レジェンド
🆕 =日本初放送 
🕵️=サスペンス、推理、ミステリー、スリラー
💔=復讐劇 
🔥=アクション
🌸=ファンタジー、ロマンス、恋愛ドラマ
🤓=ヒューマンドラマ、ホームドラマ
⚔️=歴史劇
😀=コメディ(ラブ、ブラック、ヒューマン)
☀️=イルイルドラマ 
⌚=タイムリープ

映画 =PG12 =R15+指定

放送日時間作品名放送局
5/164:3082年生まれ、キム・ジヨン(2019年)LaLaTV
出演チョン・ユミコン・ユキム・ミギョン
5/166:30私の愛、私のそばに(2009年)ザ・シネマ
出演ハ・ジウォンキム・ミョンミン
5/1614:00怪しい彼女(2014年)KNTV
出演シム・ウンギョンナ・ムニジニョン
5/1616:45KCIA 南山の部長たち(2020年)ムービー+
出演イ・ビョンホンイ・ソンミンクァク・ドウォン
5/1621:00ソウルの春(2023年)ムービー+
出演ファン・ジョンミンチョン・ウソンイ・ソンミン
5/1622:30ディーバ 殺意の水底(2020年)アジドラ
出演シン・ミナイ・ユヨン
5/1623:301987、ある闘いの真実(2017年)ムービー+
出演キム・ユンソクハ・ジョンウユ・ヘジン
5/1711:00光州5・18(2007年)ザ・シネマ
出演キム・サンギョンイ・ジュンギイ・ヨウォン
5/1713:15タクシー運転手は~約束は海を超えて~(2017年)ザ・シネマ
出演ソン・ガンホトーマス・クレッチマンユ・ヘジンリュ・ジュンヨル
5/1716:10弁護人(2013年)ザ・シネマ
出演ソン・ガンホオ・ダルスキム・ヨンエ
5/1718:35工作 黒社会(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男(2018年)ザ・シネマ
出演ファン・ジョンミンイ・ソンミンチョ・ジヌン
5/1721:00義兄弟~SECRET REUNION~(2010年)ザ・シネマ
出演カン・ドンウォンソン・ガンホチョン・グクァン
5/1823:30情愛中毒(2014年)LaLaTV
出演ソン・スンホンイム・ジヨンチョ・ヨジョン
5/191:55このロクでもない世界で 15+(2023年)ザ・シネマ
出演ホン・サビンソン・ジュンギキム・ヒョンソ
5/213:30花様年華(中国/2000年)WOWOW
出演トニー・レオンマギー・チャン
5/2118:15監獄の首領(2017年)ザ・シネマ
出演ハン・ソッキュキム・レウォンチョン・ウンイン
5/2120:00ハルピン(2024年)KNTV
出演ヒョンビンパク・ジョンミンイ・ドンウクリリー・フランキー
5/2213:55パスト ライブス 再会(2023年)ザ・シネマ
出演グレタ・リーユ・テオジョン・マガロ
5/234:00あの日、兄貴が灯した光(2016年)LaLaTV
出演ディオチョ・ジョンソクパク・シネ
5/2421:00別れる決心(2022年)ザ・シネマ
出演パク・ヘイルタン・ウェイイ・ジョンヒョン
5/2523:30チェイサー(2008年)WOWOW
出演キム・ユンソクハ・ジョンウソ・ヨンヒ
5/283:00純粋の時代 Empire of Lust(2015年)WOWOW+
出演シン・ハギュンカン・ハンナ、チャン・ヒョクカン・ハヌル
5/2923:10同感~時が交差する初恋~(2022年)KBS World
出演ヨ・ジングチョ・イヒョンナ・イヌ
5/302:00秘愛 Secret Love(2005年)LaLaTV
出演ソン・ヒョナチョ・ドンヒョク
5/3014:20宝くじの不時着1等当選
くじが飛んでいきました
(2022年)
KNTV
出演コ・ギョンピョイ・イギョンウム・ムンソク

◉5月後半のピックアップ作品(ドラマ&映画)

『清潭洞(チョンダムドン)アリス』(2012年)

韓国屈指の高級住宅街「清潭洞(チョンダムドン)」を舞台に、格差社会の中でのし上がろうとするヒロインの奮闘を描いたラブコメディ。

努力と実力があれば成功すると信じていたヒロインのハン・セギョンムン・グニョン)。しかし、現実は厳しく、ようやく就職したアパレル企業での仕事は、かつての同級生で今は社長夫人の「お買い物係」。 格差を痛感した彼女は、自分の人生を変えるために、清潭洞の「嫁」になるための戦略的な婚活を開始する。そんな中、彼女の前に現れたのは、世界的なブランド「アルテミス」の会長チャ・スンジョパク・シフ)。過去の傷から女性を信じられなくなっていた彼は、彼女の「純粋さ(を装った姿)」に惹かれていく。

迷い込んだ「清潭洞」という異世界で、セギョンが「白ウサギ(案内人)」を探し、いかにして王宮(セレブ社会)へ辿り着くかという皮肉混じりの童話的メタファーが随所に散りばめられている作品。

単なるシンデレラストーリーではなく、「愛さえあれば幸せか?」「お金は本当に悪か?」という、韓国社会の格差を背景にした生々しい問いかけが含まれている。

それまでのクールなイメージだったパク・シフの壊れた演技が話題になった。劇中のチャ・スンジョは、普段は洗練された会長として標準語を話すが、感情が爆発したときに「忠清道なまり」が飛び出し、本来は「おっとり・のんびり」聞こえるはずのなまりを、彼が興奮してまくし立てるように使うからこそ、そのギャップが「おかしくて可愛い」と評判になった。パク・シフ自身も忠清道(扶余)の出身なので、非常にリアリティのある(かつデフォルメされた)演技になっている。

また、当時、『メリは外泊中』以来、約2年ぶりに地上波ドラマへ復帰したムン・グニョンの作品として大きな注目を集めた。

2012年のSBS演技大賞において、優秀演技賞(中編ドラマ部門)にソ・イヒョンニュースター賞にパク・クァンヒョン(セギョンの友人ホ・ドンウク役)が受賞。

放送日:5月15日(金) 時間:16:00 放送局:日テレプラス
出演:ムン・グニョンパク・シフキム・ジソクソ・イヒョン、他


『チュノ~稚奴~』(2017年)

朝鮮時代中期(17世紀)を舞台に、逃亡した奴婢(奴隷)を捕まえる「推奴(チュノ)」という職業にスポットを当てたアクション時代劇。

裕福な貴族(両班)の息子だったイ・テギルチャン・ヒョク)は、召使のオンニョンイ・ダヘ)と身分を超えて愛し合っていた。しかし、オンニョン(チョ・ジェワン)の兄が家に火を放って逃亡したことで一族は没落。テギルは愛する彼女を捜し出すため、逃亡奴婢を追う「推奴師」となり、荒んだ生活を送りながら10年の歳月を費やしていた。 一方、かつて朝鮮最強の武将だったソン・テハオ・ジホ)は、朝廷の陰謀に巻き込まれて奴婢の身分に落とされる。彼はかつての世子の遺志を継ぐため逃亡を図り、その過程で名前を変えたオンニョン(ヘウォン)と出会い、共に行動することになる。追う者と追われる者、そして再会を果たす男女の運命が、国家を揺るがす大きな陰謀へと繋がっていく。

チャン・ヒョクオ・ジホをはじめとする出演者たちが、徹底したトレーニングで作り上げた筋肉を披露しており、野性味あふれるアクションシーンが大きな話題となり、ほぼスタントなしで挑んだ殺陣はドラマの見どころ。Red Oneカメラという当時最新の機材を使用し、飛び散る汗や刀のぶつかり合いをスローモーションを駆使した映像美を臨場感たっぷりに描写している。

韓国放送当時、最高視聴率35.9%という驚異的な数字を記録し、「チュノ中毒」という言葉が生まれるほどの社会現象を巻き起こした。

2010年 KBS演技大賞で大賞をチャン・ヒョク(彼の代表作の一つとなった)、最優秀賞にキム・ガプス、優秀演技賞にオ・ジホ、ベストカップル賞にチャン・ヒョクイ・ダヘが受賞。第37回 韓国放送大賞大賞受賞(作品賞、演出賞、作家賞など計4部門制覇)。アクション、脚本、演技のすべてにおいて高く評価され、現在でも韓国時代劇の最高傑作の一つに挙げられる作品。

放送日:5月18日(月) 時間:23:00 放送局:KBS World
出演:チャン・ヒョクオ・ジホイ・ダヘキム・ジソクイ・ジョンヒョク、他


『労務士ノ・ムジン』(2025年)

不当な労働環境やブラック企業、ハラスメントといった現代の労働問題を、ファンタジーの要素を交えてユーモラスに描いた社会派コメディ。

全財産を使い果たし人生のどん底にいたノ・ムジンチョン・ギョンホ)は、必死の思いで労務士(労働問題を専門に扱う資格)を取得する。ある臨死体験をきっかけに「幽霊が見える体質」になってしまった彼は、この世に未練を残した労働者(幽霊)たちに付きまとわれることに。 お金を稼ぎたいムジンだが、不当な契約や悪徳社長たちに苦しめられた幽霊たちの切実な訴えを無視できず、労働法を武器に彼らのドタバタな「心残り」を解決していくことになっていく。

未払いの退職金、不当解雇、過労死など、現実のシビアな労働問題を「幽霊の顧客たちからの依頼」というファンタジーに落とし込んでいる。重くなりがちなテーマをコメディタッチで描きつつ、最後にはホロリとさせる絶妙な構成が見どころ。

兵役の闇を描いた大ヒット作『D.P. -脱走兵追跡官-』の原作者・脚本家であるキム・ボトンが脚本を手掛けており、ファンタジーでありながらも労働の現実に対する鋭いメッセージ性が込められていると話題になった。

2025年のMBC演技大賞において、最優秀演技賞(Best Actor Award)をチョン・ギョンホ が受賞。(※同年の大賞や作品賞にもノミネートされるなど、高い評価を受けた)

放送日:5月22日(水) 時間:20:00 放送局:WOWOW
出演:チョン・ギョンホソル・イナチャ・ハギョンタン・ジュンサン、他


『ジャスティス-検法男女-』(2018年)

解剖医と検事という異なる立場の二人が「死者が残した痕跡」から真実を暴く本格メディカル・サスペンス。

念願の検事となったウン・ソルチョン・ユミ)は、配属早々に残酷な殺人事件の現場に立ち会うが、パニックで現場を荒らしてしまい、そこで執刀していた解剖医ペク・ボムチョン・ジェヨン)から「遺体を台無しにした」と烈火のごとく叱責される。 ボムは、かつて有能な外科医だったが、ある事件をきっかけに「生きた人間」ではなく「死んだ人間」を相手にする解剖医へと転身した変わり者で完璧主義の人物。 最悪の出会いを果たした二人だったが、ボムがメスで切り開く「客観的な事実」と、ソルが足で稼ぐ「捜査」が組み合わさることで、巧妙に隠蔽された事件の真相が次々と明らかになっていく。

韓国の国立科学捜査研究院を舞台にしており、解剖シーンや科学捜査の描写が非常に緻密で、従来のドラマのような「推理」だけでなく、最新の鑑定技術に基づいた「証拠」で犯人を追い詰める展開が見どころ。ボムの決め台詞である「小説を書くな」という姿勢が、物語の軸となっていて、目に見える状況証拠がどんなに犯人を指していても、遺体の中に隠された小さな異変から真実がひっくり返る逆転劇が痛快なドラマ。

韓国ドラマでは珍しく、放送当時からクオリティの高さが評判を呼び、ファンの熱烈な支持によって翌年2019年にシーズン2が制作された。

2018年 MBC演技大賞月火ドラマ部門 男子最優秀演技賞にチョン・ジェヨン、女子最優秀演技賞にチョン・ユミ、助演賞にパク・チュンギュが受賞している。

シーズン2(2019年)の放送終了直後、放送局のMBC側は「シーズン3の制作を前向きに検討している」と発表している。シーズン2のラストシーンが続きを予感させる内容(ク・デチョルやト・ジハン検事にまつわる伏線)だったため、制作陣も当初から続編を意図していたことは間違いないですね。(2026年5月現在も具体的な制作開始や放送日の正式な発表はされていない。)

放送日:5月23日(金) 時間:20:00 放送局:フジテレビTWO
出演:チョン・ジェヨンチョン・ユミイ・イギョンパク・チュンギュステファニー・リー、他


『あやしい彼女』(2024年)

2014年の同名韓国映画をベースに、韓国KBSで全12話の連続ドラマとして再構築・放送された作品。映画版の「孫のバンドのボーカルになる」という設定から、現代のトレンドに合わせ「アイドルデビューを目指す」という設定にアップデートされている。

鍾路(チョンノ)で一番のクッパ屋を営むオ・マルスンキム・ヘスク)は、女手一つで娘を育て上げた70代の毒舌おばあちゃん。かつて歌手になる夢を抱いていた彼女は、ある歌番組に出場するものの、ライバルの前で大失敗。さらに娘の冷酷な言葉に傷つき、行くあてもなく家を飛び出す。 失意の中、ふと見つけた写真館で遺影のつもりで写真を撮ってもらうと、なんと50年前の「20歳のみずみずしい姿」に若返ってしまう。 驚く彼女だが、行方不明のアイドル練習生と勘違いされたことをきっかけに、「オ・ドゥリ」という偽名を使い、敏腕音楽プロデューサーのもとで念願だったアイドルデビューのチャンスを掴み取ろうと奮闘する。

映画版では描ききれなかった、K-POP業界の裏側や練習生たちのリアルな葛藤、そして「孫娘と同じグループでデビューを目指す」というドラマ版ならではの新しいドタバタ劇が描かれている。映画『パラサイト 半地下の家族』やドラマ『ザ・グローリー』で注目を集めた実力派チョン・ジソが、外見は20代美女、中身は70代のコテコテのおばあちゃんという難役をコミカルに熱演している。劇中で披露する本格的な歌のステージも大きな見どころ。

プロデューサーのダニエル役を演じたジニョンは、2014年の映画版『怪しい彼女』でマルスンの孫(バンドマン役)を演じてスクリーンデビューし、それから約10年の時を経て、ドラマ版では「おばあちゃん(ドゥリ)をプロデュースする恋のお相手役」として帰ってきたことが、ファンたちの間で大きなエピソードとして話題を呼んだ。

KBS演技大賞において、ヒロインを演じたチョン・ジソは、その演技力と歌唱力で、キャラクターの再現性を高く評価され、女性優秀賞を受賞している。

放送日:5月26日(火) 時間:15:20 放送局:ホームドラマチャンネル
出演:キム・へスクチョン・ジソジニョンチェ・ウォンビンユ・ジョンフ、他


『オフィスの女王』(2013年)

日本で大ヒットした篠原涼子主演のドラマ『ハケンの品格』の韓国リメイク版。韓国のシビアな雇用情勢や社会風刺を巧みに織り込み、本国でも社会現象を巻き起こしたドラマ。

大手食品会社「Y-Jang」に、謎に包まれた一人の契約社員(派遣社員)がやってくる。彼女の名はミス・キムキム・ヘス)。 彼女は、自ら定めた「勤務は定時まで」「残業・休日出勤は一切しない」「業務外の雑用はしない」という鉄のルールを貫きながら、会社員100人分に匹敵する圧倒的なスキルで次々とオフィスの危機を救っていく。 そんな彼女の前に、会社の利益と正社員のプライドを第一に考えるエリート課長、チャン・ギュジクオ・ジホ)が立ちはだかり、二人は事あるごとに激しく対立することになる。

キム・ヘス演じるミス・キムの、感情を表に出さないロボットのような口調と、理不尽な上司や社会を論破していく姿は魅力的で、重機を運転したり、クレーンゲームの達人だったりと、突拍子もない資格を披露するコメディシーンは爆笑もの。キム・ヘスは、久しぶりのドラマ復帰にあたり、台本の第1回の冒頭部分を読んだだけで「非常に新鮮で特別だ」と感じ、すぐに勇気を出して出演を決めたと語っている。

日本の原作をベースにしつつも、韓国独自の深刻な学歴社会や就職難、正社員と非正規職の格差といったシビアなリアルが深く描かれていて、働く人々から絶大な共感を呼んだ。単なるリメイクにとどまらず、韓国社会へのメッセージ性と高いエンターテインメント性を両立させた名作として、今も高く評価されている。

本作はその年を代表する大ヒット作となり、受賞ラッシュとなった。2013年 KBS演技大賞大賞に、キム・ヘス、優秀演技賞(ミニシリーズ部門 男子)に、オ・ジホが受賞している。また、キム・ヘスは、年末の授賞式にドラマのキャラクターをリスペクトし、ドレス姿ではなく、露出を抑えた端正なスーツ風の衣装で登場して話題になった。

放送日:5月27日(水) 時間:19:00 放送局:KBS World
出演:キム・ヘスオ・ジホチョン・ユミチョグォンイ・ヒジュン、他


『烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち』(2011年)

ソウル郊外の農場を舞台に、性格の全く異なる4人の兄弟たちと、そこに突然転がり込んできたワケありの美女が繰り広げる、笑いあり涙ありのホームドラマ。

ソウル郊外にある「烏鵲橋(オジャッキョ)農場」で暮らすファン一家。ある日、父親が10年間家族に内緒で借りていた農場の本当の所有者ペク・イノ(イ・ヨンハ)が現れ、農場を返してほしいと要求される。しかし、インホの会社が倒産し本人が行方不明になったことで、イノの娘でワガママに育ったお嬢様ペク・チャウンユイ)が、唯一残された財産である農場を求めてファン家に乗り込んでくる。

農場を死守したいファン家と、行くあてのないチャウンの奇妙な同居生活がスタート。そんな中、ファン家の三男で冷徹なエリート警察官のテヒは、チャウン(チュウォン)とぶつかり合いながら、次第に彼女の純粋さに惹かれていくようになる。

ぶつかり合っていたテヒとチャウンの恋が、物語の後半に2人の「親の世代の因縁」が明らかになり、お互いを深く愛し合いながらも引き裂かれる切ない展開は、視聴者を釘付けにした。

当時、K-POPガールズグループ「AFTERSCHOOL」のメンバーとして活躍していたユイが、本作での体当たりの演技(生卵や泥水を浴びるシーンなど)が絶賛され、アイドルから「本格派女優」へとステップアップするターニングポイントとなった。

放送開始直後から人気を集め、最高視聴率36.3%を記録。21週連続で同時間帯の視聴率1位を独走する大ヒット作となり、当初の予定(全50話)から評判を受けて、全58話へ延長放送された。

2011年 KBS演技大賞新人賞に、チュウォンユイの主役2人が揃って受賞。(第48回百想芸術大賞でも2人は新人賞を受賞)優秀演技賞(長編ドラマ部門)にキム・ジャオク、助演賞にチョン・ウンイン、ベストカップル賞にリュ・スヨンチェ・ジョンユン、作曲賞にイ・ジョンソンが受賞している。主要アワードでも揃って新人賞をダブル受賞したことで、作品の人気の高さと2人の演技力の高さが証明された名作。

放送日:5月30日(土) 時間:13:50 放送局:KBS World
出演:チュウォンユイリュ・スヨンチェ・ジョンユンチョン・ウンイン、他


『マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~』(2017年)

太陽生命の調査チーム長だったチェ・ガンウユ・ジテ)は、飛行機墜落事故によって愛する妻と息子を一度に失ってしまう。事故の原因は、副操縦士(キム・ヨンフン)による保険金目当ての自殺行為と断定された。 2年後、ガンウは私設の保険調査チーム「マッド・ドッグ」を結成する。手段を選ばず悪質な詐欺を摘発する日々を送っていた彼の前に、事故を起こした副操縦士の弟と名乗る謎の青年キム・ミンジュンウ・ドファン)が現れる。

敵か味方か分からないミンジュンと共に事故の真相を追う中で、ガンウたちは保険会社と航空会社、さらには政界をも巻き込む巨大な闇に直面することになる。

身近な保険金詐欺の摘発から始まり、物語が進むにつれて墜落事故の裏に隠された国家レベルの不正へと繋がっていくスリリングで壮大な展開が飽きさせない内容になっている。

カリスマ性を持つベテランのユ・ジテと、本作でブレイクした新星ウ・ドファンの緊迫感あふれる掛け合いが最大の見どころ。最初は激しく対立し、互いを利用し合っていた2人が、次第に強い絆で結ばれていく過程は非常に熱く、「マッド・ドッグ」のメンバーがそれぞれの専門スキル(変装、ハッキング、アクション)を駆使して、悪徳企業に罠を仕掛ける騙し合いが爽快に描かれている。

ウ・ドファンはこの作品で見せた「冷徹さと子犬のような可愛らしさ」を併せ持つ演技が絶賛され、一躍スターの仲間入りをした。

2017年 KBS演技大賞新人賞にウ・ドファン、女性新人賞にリュ・ファヨン、助演賞にチョ・ジェユンなど、複数の賞を受賞している。

放送日:5月31日(水) 時間:0:10 放送局:KBS World
出演:ユ・ジテウ・ドファンリュ・ファヨンチョ・ジェユン、他


『光州5・18』(2007年)

1980年5月に起きた「光州民主化運動」を、政治的な視点からではなく、そこに生きていた普通の人々の視点で描いたヒューマンドラマ。

1980年5月。光州(クァンジュ)でタクシー運転手として働くミヌキム・サンギョンは、両親を早くに亡くし、成績優秀な高校生の弟ジヌイ・ジュンギ)を育てることだけを生きがいにしていた。ミヌは、密かに想いを寄せる看護師のシネイ・ヨウォンや、彼女の父で退役軍人のフンスアン・ソンギ)らと共に、慎ましくも幸せな日常を送っていた。

しかし、その平穏は突如として破られ、街に現れた空挺部隊が、デモを行う学生だけでなく、無関係な市民に対しても無差別に暴行を加えたのだった。目の前で友人や家族が理不尽にも傷つく姿を見た市民たちは、大切な人を守るために立ち上がる。

原題の『華やかな休暇』は、当時の軍部が光州への武力鎮圧作戦に付けた実在の作戦コードネーム。あまりにも悲劇的な惨状と、その雅やかな名称のギャップが、この事件の異常性を際立たせている。

歴史的な事件を「政治の対立」として描くのではなく、「昨日まで笑い合っていた家族や隣人が、なぜ武器を手に取らなければならなかったのか」という情緒的な側面に焦点を当てている。

重いテーマを扱いつつも、前半にはコミカルで温かいシーンも散りばめられており、だからこそ後半の悲劇がより深く胸に刺さる作品。

当時『王の男』で大ブレイク中だったイ・ジュンギは、「この歴史的な作品に参加することに意味がある」と出演を快諾した。兄を慕う純粋な高校生・ジヌを演じた彼は、今と比べると頬のラインに若々しい柔らかさがあり、今の鋭いフェイスラインを見慣れていると、当時の姿にはどこか「あどけなさ」すら感じる。

放送日:5月17日(日) 時間:11:00 放送局:ザ・シネマ
出演:キム・サンギョンイ・ジュンギイ・ヨウォンアン・ソンギパク・チョルミン、他


『弁護人』(2013年)

1981年に実際に起きた冤罪事件「釜林事件」をモチーフに、一人の男が「金儲け」から「人権」へと目覚めていく姿を描いた珠玉のヒューマンドラマ。若き日の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が、弁護士時代の1987年に逮捕された際のエピソードに基づいている。

1980年代初頭の釜山。高卒という学歴の壁を跳ね除け、判事を経て税務弁護士として独立したソン・ウソクソン・ガンホは、不動産登記や税務相談など、他の弁護士が敬遠する地道な仕事で成功を収め、街一番の売れっ子になりる。

そんなある日、彼が苦労していた駆け出し時代に無銭飲食をしてしまった際、温かく見守ってくれたクッパ店の女主人スニキム・ヨンエの息子ジヌイム・シワンが、身に覚えのない国家保安法違反の容疑で逮捕されてしまう。

最初は「政治には関わらない」と決めていたウソクだったが、変わり果てた姿のジヌと再会し、拷問によって捏造された事件の凄惨さを目の当たりにする。彼は自身の築き上げたキャリアをすべて投げ打って、国家を相手にした絶望的な裁判に挑むことになる。

ソン・ガンホ演じるウソクが、検察や警察の嘘を論理と情熱で突き崩していくシーンは圧巻。特に、「国家とは国民だ!」と叫ぶ場面は、韓国映画史に残る名シーンとして語り継がれている。

学歴もなく「金儲け主義」だと同業者からも鼻で笑われていたウソクが、「誰よりも多くの仲間に守られる存在」と変化していく、対比は感動的。

韓国で1,100万人以上の観客を動員する記録的大ヒットとなり、映画のモチーフとなった「釜林事件」の再審が行われ、公開翌年の2014年には、当時の被告人たちに33年越しの無罪判決が下されるという現実の社会復帰にも大きな影響を与えた。

アイドルグループZE:Aのメンバーだったイム・シワンは、本作がスクリーンデビュー作。彼は拷問を受けるシーンをリアルに演じるため、体重を激減させて撮影に臨み、実際に逆さ釣りにされるなどの過酷な撮影に耐え抜き、その演技はベテラン俳優たちからも絶賛された。

放送日:5月17日(日) 時間:16:10 放送局:ザ・シネマ
出演:ソン・ガンホオ・ダルスキム・ヨンエイム・シワンクァク・ドウォン、他


『工作 黒社会(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(2018年)

1990年代半ば、韓国軍の元情報将校であるパク・ソギョンファン・ジョンミンは、北朝鮮の核開発の実態を探るため、コードネーム「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」として北朝鮮への潜入を命じられる。彼は実業家を装い、広告事業を餌に北朝鮮の対外経済委員長リ・ミョンウンイ・ソンミンに接近し、最高指導者・金正日に会うまでの信頼を勝ち取る。

しかし、1997年の韓国大統領選挙を前に、南北の権力層が「選挙に勝つために北朝鮮に武力挑発を依頼する」という密約を交わしていることを知ってしまう。祖国と正義の間で揺れるパクは、かつて敵対していたリ・ミョンウンと奇妙な信頼関係を築きながら、平和を守るための命懸けの賭けに出る。

スパイ映画でありながら本格的な銃撃戦や激しいアクションが一切なく、会話の駆け引き、視線の交差、静かな部屋での沈黙といった「心理的な緊張感」がこの映画の見どころ。パク・ソギョンは、北朝鮮側に「この男は金に困っており、国(韓国)に絶望している」と信じ込ませるために、わざと酒に溺れ、借金を作り、自己破産して「ろくでなしの実業家」になりきるなど、かつての精悍な軍人の存在を消すプロセスは、スパイ映画としてのリアリティを象徴していて衝撃的。

金正日(キム・ジョンイル)総書記の別荘や平壌の街並みなどが驚くほどのクオリティで再現され、特に金正日役のキ・ジュボンの特殊メイクと佇まいは、当時の韓国社会に大きな衝撃を与えた。(ハリウッドから招いた特殊メイクチームが約6時間かけて彼を「金正日」へと変身させた)

リ・ミョンウンを演じたイ・ソンミンは、本作で韓国の権威ある映画賞の主演男優賞を総なめにした。劇中でパクとリの間で交わされる「偽物のロレックス」と「本物の友情」のエピソードは、映画のテーマを象徴する重要なメタファーとなっている。

監督のユン・ジョンビンは、偶然目にしたスパイ「黒金星」に関する記事に興味を持ち、徹底的な取材を行った。モデルとなったパク・チェソは、本作の公開前(2010年)に二重スパイ容疑で実際に収監されるという波乱万丈な人生を送っていて、そのリアリティが作品に深みを与えている。

第71回カンヌ国際映画祭の「ミッドナイト・スクリーニング」部門に招待され、上映後には約10分間のスタンディングオベーションを受けた。

放送日:5月17日(日) 時間:18:35 放送局:ザ・シネマ
出演:ファン・ジョンミンイ・ソンミンチョ・ジヌン、他


『花様年華』(中国/2000年)

放送日:5月21日(木) 時間:3:30 放送局:WOWOW
出演:トニー・レオンマギー・チャンスー・ピンランレベッカ・パン、他


『パスト ライブス/再会』(2023年)

物語は、ソウルで仲睦まじく過ごしていた12歳の少年少女、ヘソンナヨンが、ナヨンの家族のカナダ移住によって離れ離れになるところから始まる。

それから12年後。ニューヨークで劇作家を目指していたナヨン(改名してノラ:グレタ・リー)は、SNSを通じてヘソン(ユ・テオ)が自分を捜していることを知る。ビデオ通話で再会した二人は、遠く離れた場所で毎日連絡を取り合うが、互いの進む道のために一度連絡を絶ってしまう。

さらに12年後(初恋から24年後)。ノラはニューヨークでアメリカ人作家のアーサージョン・マガロと結婚し、平穏な生活を送っていた。そこに、36歳になったヘソンが彼女に会うためにニューヨークを訪れる。二人は24年の歳月を経て、「24年越しに再び向き合うことになる。

ノラとヘソンのニューヨークの街並みや公園での静かな対話、そして「言葉にならない沈黙」がとても映画を印象深くしている。映画の中で、ノラがアーサー(後の夫)に出会ったばかりの頃、「イニョン」という言葉の意味を彼に教えるシーンは印象的で、この映画のキーワードでもある。韓国語の「イニョン(因縁/縁)」とは、「見知らぬ人と道ですれ違い、袖が触れ合うだけでも、それは前世から続く縁である」という考え方を指す。
この言葉が、ノラとヘソンの関係を、美しくも切なく定義している。

この映画は単なる初恋の再会ではなく、「別の人生を生きていたかもしれない自分」を見つめる物語でもある。この映画は、初恋の再会だけでなく、現在の人生を共に生きる相手との関係まで丁寧に描いている。

本作が長編映画デビュー作となったセリーヌ・ソン監督は、実際に韓国から移住した劇作家。彼女がニューヨークのバーで、「韓国から来た幼馴染」と「アメリカ人の夫」の間に座り、二人の通訳をしながら「自分の人生の異なる二つの部分が交差している」と感じた実体験が、この物語の着想源になっている。

放送日:5月22日(金) 時間:13:55 放送局:ザ・シネマ
出演:グレタ・リーユ・テオジョン・マガロムン・スンア、他


1.放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。
2.放送内容は2026年5月現在のものです。
3.放送終了後でも動画配信サービス(VOD/ビデオ・オン・デマンド)で視聴できる作品もあります。
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