2026年 4月スタート CS/BS韓国ドラマ&映画(前半)

4月前半(1日〜14日)にスタートする韓国、中国ドラマBS・CS番組をリストアップしました。
新しいものから、名作まで、個人的に気になっている作品をピックアップして紹介します。
タイプ別にアイコンを付けて見ました。参考にしてみてください。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。

◉4月前半スタートの放送作品

ドラマ

放送日時間作品名放送局
4/110:00🌸美しき日々BSフジ
出演イ・ビョンホンチェ・ジウ
4/110:30😀ゴー・バック夫婦フジTWO
出演チャン・ナラソン・ホジュンチャン・ギヨン
4/112:00🌸恋愛ワードを入力してくださいTBSch2
出演イム・スジョンイ・ダヒチャン・ギヨン
4/114:00🌸😀タリミファミリーホームドラマch
出演クム・セロクキム・ジョンヒョン
4/115:30🌸コーヒープリンス1号店アジドラ
出演ユン・ウネコン・ユイ・ソンギュン
4/119:00🌸トロットの恋人KBS World
出演チョン・ウンジチ・ヒョヌイ・セヨン
4/123:00🌸パリの恋人衛星劇場
出演パク・シニャンイ・ドンゴン
4/28:50🕵️😀完璧な妻KBS World
出演コ・ソヨンユン・サンヒョンチョ・ヨジョン
4/214:45⌚🌸ホテルデルーナ ~月明かりの恋人~テレ朝1
出演IUヨ・ジングキム・スヒョン
4/216:00🌸ユミの細胞たち日テレ+
出演キム・ゴウンアン・ボヒョンジニョン
4/31:15💔シンデレラゲーム~偽りの母娘~フジTWO
出演ハン・グルチェ・サン
4/34:10🕵️😀サロン・ド・ホームズWOWOW
出演イ・シヨンチョン・ヨンジュ、ダソムナム・ギエ
4/314:45🕵️刑事ロク 最後の心理戦シーズン2KNTV
出演イ・ソンミンキョン・スジン
4/43:00🤓😀刑務所のルールブックフジNEXT
出演パク・ヘスチョン・ギョンホ
4/44:00🌸⚔️花郎<ファラン>ホームドラマch
出演パク・ヒョンシクミンホ(SHINee)、V(BTS)
4/47:00🕵️捜査班長 1958KNTV
出演イ・ジェフンイ・ドンフィチェ・ウソンユン・ヒョンス
4/411:50🆕🕵️帰ってきたレジェンド 捜査班長KNTV
出演イ・ジェフンイ・ドンフィチェ・ウソンユン・ヒョンス
4/420:30🤓私が死ぬ一週間前KNTV
出演コンミョンキム・ミンハ
4/421:30🌸九尾狐伝~不滅の愛~テレ朝1
出演イ・ドンウクチョ・ボアキム・ボム
4/52:50🤓優しくない女たちKBS World
出演キム・ヘジャチェ・シライ・ハナ
4/517:00🌸麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜LaLaTV
出演IUカン・ハヌルイ・ジュンギ
4/62:00🕵️取引~友達を誘拐しました~フジTWO
出演ユ・スンホキム・ドンフィユ・スビン
4/612:30🤓オー・マイ・クムビKBS World
出演ホ・ジョンウンオ・ジホパク・ジニ
4/70:00🕵️ジャスティス2-検法男女-フジTWO
出演チョン・ジェヨンチョン・ユミオ・マンソク
4/720:00🕵️支配種KNTV
出演チュ・ジフンハン・ヒョジュイ・ムセン
4/723:00🕵️唐朝詭事録 第二季-To the West-Ch銀河
出演ヤン・シューウェンヤン・チーガン
4/93:50🌸トキメク☆君との未来図テレ朝1
出演キム・ヨハンチョ・イヒョンチュ・ヨンウ
4/915:35クラッシュ 交通犯罪捜査チームKNTV
出演イ・ミンギクァク・ソニョンホ・ソンテ
4/106:00🌸星から来たあなたアジドラ
出演キム・スヒョンチョン・ジヒョン
4/1012:00🌸😀布団キックロマンスホームドラマch
出演チョ・ビョンギュリョウンチョン・ジェグァン
4/1015:30🌸夕食、一緒にたべませんか?LaLaTV
出演ソ・ジヘイ・ジフンソン・スンホン
4/111:30🌸結婚できない男KBS World
出演チ・ジニオム・ジョンファキム・ソウンユ・アイン
4/111:30💔復讐の渦~因縁の父娘~フジTWO
出演キム・ユソクチョン・ヘヨンチョン・ウヨン
4/1112:00👀ヒョリの民宿2LaLaTV
出演イ・ヒョリイ・サンスンユナパク・ボゴム
4/1120:00🕵️七人の脱出season2―リベンジ―アジドラ
出演オム・ギジュンイ・ジュンユン・テヨン
4/138:30🕵️完璧な家族WOWOW
出演キム・ビョンチョルユン・セアキム・ヨンデ
4/1323:00🤓家門の栄光衛星劇場
出演パク・シフユン・ジョンヒイ・ヒョンジン
4/146:00👑大祚栄(テ・ジョヨン)KBS World
出演チェ・スジョンチョン・ボソクイ・ドクファ
4/1415:20🕵️良いが悪い、ドンジェホームドラマch
出演イ・ジュニョクパク・ソンウンヒョン・ボンシク

🆕 =日本初放送 
🕵️=サスペンス、推理、ミステリー、クライム、スリラー
💔=復讐劇
👑=名作、レジェンド
🌸=ファンタジー、ロマンス、恋愛ドラマ
🤓=ヒューマンドラマ
⚔️=歴史劇
😀=コメディ(ブラック、ヒューマン)
👀=バラエティ、ドキュメンタリー
⌚=タイムリープ

映画 =PG12 =R指定

放送日時間作品名放送局
4/219:15盲山  (2007年/中国)WOWOW
出演ホアン・ルーヤン・ユアン
4/220:00キングメーカー
大統領を作った男
(2022年)
KNTV
出演イ・ソンギュンソル・ギョング
4/323:10コンクリート・
ユートピア
(2023年)
KBS World
出演イ・ビョンホンパク・ジフパク・ソンジュン
4/41:00秘願ひがん (2025年)WOWOW
出演ソン・スンホンチョ・ヨジョンパク・チヒョン
4/414:20同感 
時が交差する初恋
(年)
KNTV
出演ヨ・ジングチョ・イヒョンナ・イヌ
4/816:00悪のクロニクル(2015年)ザ・シネマ
出演ソン・ヒョンジュマ・ドンソクパク・ソンジュン
4/920:00コンフェッション 友の告白(2014年)KNTV
出演チュ・ジフンチソンイ・グァンス
4/1122:30帰ってきた
正直政治家チュ・サンスク

(2022年)
アジドラ
出演ラ・ミランキム・ムヨルユン・ギョンホ
4/120:00悪女/AKUJO (2017年)ザ・シネマ
出演キク・オクビンシン・ハギュンキム・ソヒョン
4/120:50ラブストーリー(2003年)フジTWO
出演ソン・イェジンチョ・スンウチョ・インソン
4/124:00勇敢な市民 (2023年)KNTV
出演シン・ヘソンイ・ジュニョン
4/1321:00暗数殺人(2018年)ザ・シネマ
出演チュ・ジフンキム・ユンソク
4/1323:3082年生まれ、キム・ジヨン(2019年)LaLaTV
出演チョン・ユミコン・ユ
4/1419:00消防士2001年 闘いの真実(年)WOWOW
出演 チュウォンクァク・ドウォン

◉4月前半のピックアップ作品(ドラマ&映画)

『美しき日々』(2001年)

大手レコード会社「ビクトリーレコード」の社長の息子ミンチョル(イ・ビョンホン)は、父と継母、そして異母弟ソンジェ(リュ・シオン)を憎みながら孤独に生きていた。

施設で姉妹のように育ったヨンス(チェ・ジウ)とセナ(イ・ジョンヒョン)は、ある事故をきっかけに離ればなれになってしまう。 数年後、セナを探すためにレコード店で働き始めたヨンスはミンチョルと出会い、彼の妹の家庭教師として一家に入り込みます。そこには、かつて施設で出会った心優しい青年ソンジェもいた。ミンチョルとソンジェ、正反対の兄弟が同じ女性ヨンスを愛することで、運命が動き出す。

当初、ヨンスと結ばれる相手はリュ・シウォン演じるソンジェの予定だったが、放送中にイ・ビョンホン演じるミンチョルの人気が爆発。視聴者の熱烈な要望により、ストーリーが変更されミンチョルがメインヒーローになったという有名なエピソードがある。

「覆面歌手」として話題になったZEROが歌うOST、「あなたの後ろで」や「約束」など、切なくも力強いバラードも印象的。「約束」は、リュ・シオンもカバーしている。また「テクノの女王」として歌手活動をしていたイ・ジョンヒョンが、そのカリスマ性を活かしてセナ役を演じる。彼女が劇中で歌った「Heaven」は大ヒットした。

「2001年 SBS演技大賞」で、最優秀演技賞にイ・ビョンホン、優秀演技賞にチェ・ジウ、新人賞にシン・ミナが受賞している。

放送日:4月1日(水) 時間:10:00 放送局:BSフジ
出演:イ・ビョンホンチェ・ジウリュ・シオンシン・ミナ、他


『タリミファミリー』(2024年)

3代続く「清廉(チョンリョム)クリーニング店」を舞台に、服のシワではなく「お金のシワ」を伸ばしていくというユニークな設定のブラック・ラブコメディ。

クリーニング店の末娘イ・ダリム(クム・セロク)は、14歳の時に視力を徐々に失う難病と診断され、現在はほとんど目が見えない状態。ある日、8億ウォンという莫大な費用がかかるものの、視力を回復できる治療法があることを知るが、家族の経済状況を思い言い出せずにいた。 そんな彼女の前に、大学の同級生で8年前に「忘れられない一夜」を過ごした後、音信不通となった御曹司ソ・ガンジュ(キム・ジョンヒョン)と再会する。家族が土の中から偶然手に入れた「とんでもない大金」と、再会したガンジュとの縁が絡み合い、物語は予想外の方向へ展開していく。

クリーニング屋の家族が見つけた土に埋まっていたバッグの中の大金を巡り、善悪の狭間で揺れ動く姿がコミカルかつスリリングに描かれている。「服ではなくお金にアイロンをかける」という設定が象徴的。

愛の不時着』や『哲仁王后』のキム・ジョンヒョンが、プライドは高いけれど愛すべき「残念な男」を好演している。

2024年末から2025年初頭にかけて放送され、「2024 KBS演技大賞」で最多9冠に輝くなど、高い評価を受けた。KBS演技大賞の授賞式にて、最優秀賞を受賞したキム・ジョンヒョンが、過去のドラマ『時間』降板騒動に関連し、当時MCを務めていたソヒョン(少女時代)に対し、公の場で改めて感謝と謝罪の意を伝える場面があり、大きな話題となった。

放送日:4月1日(水) 時間:14:00 放送局:ホームドラマチャンネル
出演:クム・セロクキム・ジョンヒョンチェ・テジュンシン・ヒョンジュンイ・ソンヨル、他


『ホテルデルーナ ~月明かりの恋人~』(2019年)

ソウルの繁華街にひっそりと佇む「ホテル・デルーナ」。そこは、現世に未練を残した幽霊たちが、あの世へ旅立つ前に休息を得るための特別な場所。 社長のチャン・マンウォル(イ・ジウン)は、過去の大きな罪により「月霊樹」という木に縛り付けられ、1000年以上の時を生きている。ある日、20年前の約束を果たすべく、エリートホテリエのク・チャンソン(ヨ・ジング)がデルーナに呼び寄せられる。怖がりながらもマンウォルを放っておけないチャンソンと、彼との出会いによって凍りついた心が溶け始めるマンウォル。二人はホテルを訪れる客たちの切ない願いを叶えながら、自分たちの「因縁」の結末に向かっていく。

マンウォルは非常に贅沢な性格という設定のため、1話の中でも何度も衣装が変わる。クラシックなドレスから最新のハイブランド、伝統的な韓服まで、「IUのファッションショー」とも呼ばれるほど華やかな衣装の数々が大きな見どころの一つ。『トッケビ』などを手がけたスタジオドラゴンが制作しており、CGを駆使した夜のホテルの外観や、美しい月霊樹、あの世へ続く橋などのファンタジーな世界観が非常に美しく描かれている。

マンウォルが家族のように思う、客室長チェ・ソヒ(ペ・ヘソン)、バーテンダーのキム・ソンビ(シン・ジョングン)、フロントマンのチ・ヒョンジュン(P.O)の3人を一人ずつ見送っていくエピソードも切なくて心に残る。

脚本家のホン姉妹の人脈もあり、イ・ジュンギキム・スヒョンソルリといった豪華スターが各所にゲスト出演して話題になった。

放送日:4月2日(木) 時間:14:45 放送局:テレ朝チャンネル1
出演:IUイ・ジウン)、ヨ・ジングキム・スヒョン、他


『捜査班長 1958』(2024年)

1970年代〜80年代にかけて韓国で爆発的な人気を誇った伝説的国民ドラマ『捜査班長』の前日譚を描いたクライム・アクション。

1958年、野蛮さと汚職がはびこる時代のソウル。京畿道で「牛泥棒検挙率1位」を誇る田舎者刑事パク・ヨンハンイ・ジェフン)がソウルに赴任してくる。 ヨンハンは、腐敗した警察組織の中で正義を貫こうともがきながら、一癖も二癖もある3人の同僚たち(イ・ドンフィチェ・ウソンユン・ヒョンス)とチームを結成。権力者や凶悪犯に立ち向かい、民衆に寄り添う「本物の刑事」へと成長していく。

オリジナル版を知る世代には懐かしく、知らない世代には新しい。オープニングテーマのアレンジや、オリジナル版へのオマージュが随所に散りばめられている。オリジナル版で主人公を演じた伝説的俳優チェ・ブラムが、第1話にパク・ヨンハンの晩年(現代)の姿として特別出演し、新旧のバトンタッチが行われたシーンは多くの視聴者に感動を与えた。

「2024 MBC演技大賞」や「百想芸術大賞」など、複数の主要アワードでノミネート・受賞をしている。また、時代考証とクオリティの高い脚本により、2024年を代表する捜査ドラマとして数多くのメディアで「今年のベストドラマ」に選出されている。

ドラマ『捜査班長 1958』の放送を記念して制作された全2回の特別番組(トークバラエティ・ドキュメンタリー)『帰ってきたレジェンド 捜査班長』では、ドラマの舞台裏やメイキングなどを過去と現代の出演者と共に紹介している。

放送日:4月4日(土) 時間:7:00 放送局:KNTV
出演:イ・ジェフンイ・ドンフィチェ・ウソンユン・ヒョンス、他


『私が死ぬ一週間前』(2025年)

生きる意欲を失っていた主人公の前に、死神となった初恋の相手が現れることから始まる物語。
無気力な日々を送る女子大生ヒワン(キム・ミンハ)の前に、ある日突然、高校時代の親友であり初恋の相手だったラム(コンミョン)が現れる。しかし、彼はすでにこの世を去っており、現在は「死神」となっていた。 ラムはヒワンに「あと一週間で君は死ぬ」と宣告し、死ぬ前にやり残したことを叶えるための「10個のバケットリスト」を一緒に実行しようと提案する。残されたわずかな時間の中で、二人は高校時代には明かせなかった真実や、互いへの深い想いに再び向き合っていくことになる。

韓国の人気同名小説を原作としたこの作品は、世界的人気作『パチンコ』で鮮烈な印象を残したキム・ミンハと『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンいう、演技力に定評のある二人のケミ(相性)が最大の見どころ。
また、ヒワンの父親役にコ・チャンソク、母親役にソ・ヨンヒといったベテラン勢が脇を固めるほか、シム・ウンギョンが出演していることも話題になった。

放送日:4月4日(土) 時間:20:30 放送局:KNTV
出演:コンミョンキム・ミンハチョン・ゴンジュコ・チャンソク、他


『オー・マイ・クムビ』(2016年)

コソ泥や詐欺でその日暮らしをしていたモ・フィチョル(オ・ジホ)のもとに、ある日突然、10歳の少女クムビ(ホ・ジョンウン)が現れる。刑務所行きを免れるため、渋々彼女を引き取ったフィチョルだったが、クムビは実は「ニーマン・ピック病(児童期アルツハイマー)」という、記憶が徐々に失われ体が動かなくなる難病を患っていた。 生意気ながらも大人びたクムビと過ごすうちに、フィチョルは自分の生き方を改め、彼女を守るために奔走し始める。

当時(2016年)「天才子役」と絶賛されたホ・ジョンウンの演技が最大の見どころ。難病に冒され、記憶を失う恐怖に震えながらも、父親や周囲を励ます姿は、観る者すべての涙を誘う。ホ・ジョンウンは役作りのため、実際にこの難病と闘っている子供たちや家族に会い、彼らの心情を深く理解しようと努めたというエピソードがある。(すごい子役だよね)

放送当時は、大ヒット作『青い海の伝説』など、同じ時間帯の放送という激戦区だったが、その感動的な内容が口コミで広がり、視聴率を伸ばし続け「奇跡のドラマ」と呼ばれた。2016年「KBS演技大賞」において、主演のオ・ジホホ・ジョンウンが、男女の恋愛関係ではない「親子」として「ベストカップル賞」を受賞するという異例の快挙を成し遂げた。

放送日:4月6日(月) 時間:12:30 放送局:KBS World
出演:ホ・ジョンウンオ・ジホパク・ジニイ・ジフン、他


『支配種』(2024年)

「殺生のない肉(培養肉)」が当たり前になった近未来を舞台に、人工培養肉市場を独占する企業を巡る陰謀とテロ事件の真相を描くSFサスペンス・スリラー。

2025年、人類が動物を殺して肉を食べる数百万年の歴史に終止符を打ったバイオテクノロジー企業「BFグループ」。そのCEOであるユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)は、人工培養肉の成功により莫大な富と権力を手にしたが、同時に第一次産業(畜産業など)を崩壊させた元凶として、世界中から命を狙われる存在となっていた。 そんな彼女の前に、過去の大統領テロ事件の真相を追う元軍人ウ・チェウン(チュ・ジヒン)がボディガードとして現れる。テロの容疑者の一人としてジャユを疑いながら接近したチェウンだったが、BFグループを狙うハッキング事件や内部の裏切りに直面する中で、二人は共に巨大な闇へと足を踏み入れていく。

大ヒット作『秘密の森』を手がけたイ・スヨンが脚本を担当。誰が味方で誰が敵か分からない緊張感と、企業倫理や政治的思惑が複雑に絡み合う重厚なストーリー展開が魅力的でもあり、、「人工培養肉が普及した社会で、人間は何を支配し、何に支配されるのか」という倫理的メッセージが込められている。

第3話や第5話で見せるキレのあるアクションシーンを演じたチュ・ジヒンが話題になったが、『ムービング』での凛とした母親役を演じたハン・ヒョジュが、今回「ハイテク技術に囲まれた孤独なCEO」の「静」という冷静さの演技の比較をして見るのも面白いかも。

放送日:4月7日(火) 時間:20:00 放送局:KNTV
出演:チュ・ジフンハン・ヒョジュイ・ムセンイ・ヒジュン、他


『唐朝詭事録 第二季-To the West-』(中国/2025年)

2022年に中国で配信された『唐朝詭事録<とうちょうきじろく>-The Mystery of Kingdom-』(ミステリー時代劇の金字塔と称されたヒット作)の続編。

唐代・睿宗の時代、皇太子(のちの玄宗)が即位し、新たな時代が幕を開けた。しかし、長安では絵師が描く壁画「降魔変」から魔王が抜け出し、人の肝臓を奪うという奇怪な連続殺人事件が発生。 この事件をきっかけに、武術の達人である盧凌風(ヤン・シューウェン)と、智略に長けた検視官蘇無名(ヤン・チーガン)は、再びコンビを組む。しかし、朝廷の権力争いに巻き込まれた二人は長安を追われ、西の果てへと向かう過酷な旅に出ることに。道中で遭遇する「8つの奇怪な事件」を解決しながら、彼らは巨大な陰謀の核心へと迫っていく。

中国のレビューサイト豆瓣で10点満点中8.6点(2024年時点)という、続編としては異例の高評価を獲得した。「1期より面白い」という声も多く、脚本の緻密さが一段と増している。一見「妖怪や幽霊の仕業」に見える超常現象を、科学的な検視とロジカルな推論で解き明かす構成が秀逸。また、前作より予算が大幅にアップしているのか、特にアクションシーンの迫力と美術セットの豪華さが圧巻。

2024年の「iQIYI(アイチーイー)」年間ドラマランキングでも上位にランクインし、数々の配信プラットフォームアワードを受賞。あまりの人気に、第3シーズン(第三季)の製作が正式に決定している。

放送日:4月7日(火) 時間:23:00 放送局:チャンネル銀河
出演:ヤン・シューウェンヤン・チーガンガオ・スーウェンスン・シュエニン、他


『大祚栄(テ・ジョヨン)』(2006年)

7世紀、高句麗の滅亡という激動の時代を背景に、のちに「渤海(ぼっかい)」を建国する英雄テ・ジョヨンの波乱万丈な生涯を描いた全134話におよぶ超大作時代劇。

戦火の絶えない高句麗末期、将軍の息子として生まれたテ・ジョヨン。しかし、彼が生まれた夜に流星が落ち、「王になる者が生まれた」という予言を恐れた時の権力者ヨン・ゲソムンらによって命を狙われる。
九死に一生を得て奴婢(ぬひ)として育った彼は、過酷な環境の中で剣術と学問を独学で身につける。やがて高句麗が唐と新羅の連合軍に滅ぼされると、離散した民を救い、新たな国を作るという大志を抱き、宿敵である唐の将軍や契丹(きったん)の勇士たちと死闘を繰り広げながら、渤海建国へと突き進んでいく。

単なるアクションだけでなく、軍師ミモサ(キム・ジョンヒョン)の知略や、敵味方が入れ替わる複雑な人間ドラマが飽きさせない魅力。特に唐のソル・イングィ(イ・ドクファ)、契丹のイ・ヘゴ(チョン・ボソク)との三つ巴の戦いなど、知略と武勇がぶつかり合う戦記モノの面白さは、全134話という長編だが、一度見始めると止まらない中毒性がある、最近の10話前後の短いドラマとは違う、重厚な「大河ドラマ」の醍醐味が詰まった一冊のような作品。

当初の予定よりも延長され、1年3ヶ月にわたって全134話が放送された。最高視聴率は30%を超え、週末の夜に「テジョヨン・ブーム」を巻き起こした。大賞にチェ・スジョン、最優秀演技賞にイ・ドクファ、作家賞をチャン・ヨンチョル(のちに『奇皇后』や『ジャイアント』を執筆)など、2007年のKBS演技大賞を席巻した。

放送日:4月14日(火) 時間:6:00 放送局:KBS World
出演:チェ・スジョンチョン・ボソクイ・ドクファホン・スヒョン、他


『盲山 』PG12相当 (中国/2007年)

現代中国に潜む人身売買という闇を徹底してリアルに描き、本国では上映禁止となった衝撃作。

22歳の大学生パイ・シューメイ(ホアン・ルー)は、薬草採りの高収入アルバイトを紹介するという女性に連れられ、中国北部の険しい山奥の村を訪れる。しかし、現地で眠らされた彼女が目を覚ますと、紹介者は姿を消し、自分の身分証も荷物もすべて奪われていた。 彼女は、40歳の独身農夫ホアン・デグイ(ヤン・ユアン)に「嫁」として7,000元(当時の価格)で売られたことを知らされる。シューメイは必死に抵抗し、村からの脱出を幾度となく試みるが、村全体が共謀者となって彼女を監視・拘束し、逃げ場のない絶望的な状況へと追い詰めていく。

リー・ヤン監督は、実際に起きた人身売買事件を丹念に取材し、フィクションでありながらまるで隠し撮りされた記録映像のような生々しさで描き出す。音楽を極力排除し、淡々と進む日常が逆に恐怖を際立たせる。
この作品の恐ろしさは、個人の悪意だけでなく、村全体が「金で買った嫁なのだから逃がさないのは当然」という歪んだ倫理観を共有している点。警察や役人も村の血縁関係に取り込まれており、外部の助けが一切期待できない「盲(めくら)の山」の構造が描かれている。

本作には、検閲を通すために用意された「警察が救出に来る」中国国内版と、より救いのない現実を突きつける「オリジナル版(海外版)」の2種類が存在し、日本で2025年に公開されたのは、監督の意図が反映されたオリジナル版。

放送日:4月2日(木) 時間:19:15 放送局:WOWOW
出演:ホアン・ルーヤン・ユアンチャン・ユーリンホー・ユンラー、他


『キングメーカー大統領を作った男』(2022年)

第15代韓国大統領金大中(キム・デジュン)と、その影の参謀と呼ばれた厳昌録(オム・チャンノク)の実話をモチーフにしたポリティカル・サスペンス。

1960年代、独裁政権が続く韓国。野党の政治家キム・ウンボム(ソル・ギョング)は「世の中を変えたい」という高い理想を持ちながらも、選挙では連戦連敗していた。そこへ、北朝鮮出身の薬剤師ソ・チャンデ(イ・ソンギュ)が「影の参謀」として志願する。 チャンデは、相手陣営の票を奪うためのなりすまし作戦や、あえて汚い手を使う「裏の戦略」を次々と実行し、ウンボムを当選の連続へと導く。しかし、大統領選が近づくにつれ、「正道」を重んじるウンボムと「勝つためなら手段を選ばない」チャンデの間に決定的な亀裂が生じてる

韓国を代表する名優ソル・ギョングの重厚な演説シーンと、複雑な内面を抱える参謀を演じた故イ・ソンギュンの繊細な演技がぶつかり合うシーンは圧巻。

映画の後半に登場する「ある爆破事件」などは実際に起きた出来事に基づいている。モデルとなった天才的な選挙戦略家厳昌録は、長年歴史の闇に隠された人物だったが、この映画によってその特異な存在に光が当たった。「勝利のためにどこまで魂を売るか」という問いが、観終わった後に深い余韻が残る一作。

ソル・ギョングは、モデルとなった金大中の話し方を単に真似るのではなく、彼自身の魂を込めた言葉として届けるため、演説シーンの台本を完全に暗記して撮影に挑んだ。その演技は高く評価され、第58回百想芸術大賞で男性最優秀演技賞を受賞している。

放送日:4月2日(木) 時間:20:00 放送局:KNTV
出演:ソル・ギョングイ・ソンギュンソ・ウンスユ・ジェミョン、他


『悪女/AKUJO 』R15+指定(2017年)

父を殺された少女スクヒ(キク・オクビン)は、犯罪組織のリーダー、ジュンサン(シン・ハギュン)に拾われ、最強の殺し屋として育てられる。二人は愛し合うようになるが、ジュンサンは敵対勢力に殺害されてしまう。 復讐を果たした直後、スクヒは韓国国家情報院(KCIA)に拘束されてしまう。組織の幹部クォン部長(キム・ソヒョン)は、彼女の類まれな身体能力に目をつけ、「10年間任務を遂行すれば自由の身にする」という条件を提示する。スクヒは身ごもっていたジュンサンの子を産み、スクヒは同じ情報院と知らず、隣に住むチョン・ヒョンス(ソン・ジュン)と偽装結婚をして普通の主婦として暮らしながら、裏では暗殺の任務をこなす二重生活を送ることになる。しかし、死んだはずのジュンサンが再び彼女の前に現れたことで、運命は最悪の方向へと加速する。

冒頭約7分間のアクションシーンは、スクヒの視点(FPSゲームのような画面)で敵をなぎ倒していき、鏡に映った瞬間にカメラが彼女の姿を捉えるシームレスな演出や、バイクでの日本刀チェイス、バスの中での乱闘など、変幻自在のカメラワークにも度肝を抜く。

幼少期からテコンドーと合気道の有段者でもあるキク・オクビンの劇中で見せる鋭い蹴りや体捌きには、本物の武道家の重みがある。本作ではシーンの約90%以上をキム・オクビン本人が演じている。あまりの過酷さに、撮影が終わった後は「二度とアクション映画はやりたくない」と漏らしたこともあったが、その直後に「でも、もっと上手くできたかも」と振り返るなど、まさにストイックな職人気質を見せるエピソードもある。

通常、スタントを使う場合は顔が見えないように後ろ姿や引きの絵にするが、この映画ではカメラが彼女の顔のすぐ横を通り抜けるなど、逃げ場のないカメラワークで、激しい動きをしながらも「スクヒとしての哀しい表情」を維持し続けているアクションは、それはスタントマンには不可能な、彼女にしかできない演技といえる。

第70回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門で上映され、上映終了後には約4分間の拍手が送られた。ハリウッドの映画関係者もこのアクションに衝撃を受け、後にジョン・ウィック・シリーズなどにも影響を与えたと言われている。

また、単なるアクション映画だけではないのは、スクヒが普通の母親として生きたい願いや、国家や男たちのエゴによってことごとく利用され、踏みにじられていく「悲劇」が物語の核にあり、あの切なくも不気味な口笛がまるで呪いのような印象を与える。

放送日:4月12日(日) 時間:0:00 放送局:ザ・シネマ
出演:キク・オクビンシン・ハギュンキム・ソヒョンソンジュン、他


『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019年)

韓国で130万部を超える大ベストセラーとなった同名小説を原作で、現代女性が直面する生きづらさを描き出し、社会現象を巻き起こしたヒューマンドラマ。

33歳のキム・ジヨン(チョン・ユミ)は、IT企業に勤める夫デヒョン(コン・ユ)と1歳の娘と共にソウル郊外で暮らしている。家事と育児に追われる毎日の中、彼女は時折、自分が社会から切り離され、閉じ込められているような感覚に陥っていた。 ある日を境に、ジヨンは突然、自分の母親や亡くなった友人が乗り移ったかのような言動を見せ始める。憑依している間の記憶が全くないジヨンに対し、異変に気づいた夫のデヒョンは、彼女を傷つけることを恐れて真実を告げられず、一人で精神科医に相談に行く。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。彼女の少女時代から現在に至るまでの歩みを通して、その理由が紐解かれていく。

大きな事件や極端な不幸が起きるわけではないが、親戚からの心ない言葉、職場での男女格差、見知らぬ人からの「ママ虫(子供を連れて楽をしている母親への蔑称)」という言葉など、日常に潜む小さなトゲが積み重なっていく描写が、多くの観客の共感を呼んだ。

閉塞感の強い原作小説に対し、映画版は周囲の女性たち(姉や元上司など)の描写を強化し、ジヨンが自分の声を上げようとする前向きな結末へとアレンジされているのが特徴。
韓国では、この作品を支持することが「フェミニズムの表明」とみなされ、一部の男性層から激しい反発を受けた。映画公開前には、未視聴のまま低い評価を付ける「評点テロ」が起きたり、主演のチョン・ユミのSNSに誹謗中傷が書き込まれたりするなど、政治的な論争にまで発展した。

コン・ユはシナリオを読み、自分の家族のことを思い出し、「この物語は特定の誰かの話ではなく、自分の母や姉、そして自分自身の物語だ」と感じ、出演を即決したというエピソードがある。

前の『ホテルデルーナ』第13話でも出演していて印象的だったキム・ミギョンが、ジヨンの母親ミスク役を演じている。ジヨンの中に祖母(ミスクの母)が憑依し、実の母親であるミスクに向かって語りかける言葉に泣き崩れるシーンは、胸に迫るものがある。

「女性の苦労話」としてだけでなく、「家族や社会が個人にどのような役割を押し付けているか」を考えるきっかけをくれる作品。

2020年6月3日に開催された「第56回大鐘賞映画祭」の主演女優賞で、チョン・ユミが受賞。作品賞など最多5冠を達成した『パラサイト 半地下の家族』を抑えての快挙だった。百想芸術大賞(2020年)にキム・ドヨン監督が新人監督賞を受賞している。

放送日:4月13日(月) 時間:23:30 放送局:LaLaTV
出演:チョン・ユミコン・ユパク・ソンヨンキム・ソンチョル、他


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