韓国ドラマBS・CS放送 第1回放送スタート番組を集めてみたよ。
8月の第1回放送、気になる韓国ドラマ&バラエティー番組や映画作品。
Part2:8月12日(火)~31日(日)
個人的に気になる韓国ドラマ・中国ドラマや韓国映画作品をピックアップしました。
気になる作品があったら、ぜひチェックして録画予約をお忘れなく!
今回は、中国映画グー・シャオガン監督の自然と人をテーマにした作品が印象的。
すでに見た作品にも、新たな発見があるかも。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。
- 『放課後戦争活動』
- 『大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る』(中国ドラマ)
- 『善意の競争』
- 『マザー ~無償の愛~』
- 『御史<オサ>とジョイ~朝鮮捜査ショー』
- 『ヤクザの俺が高校生になった』
- 『グリッド』
- 『元敬(ウォンギョン)~欲望の王妃~』
- 『バベル ~愛と復讐の螺旋~』
- 『恋するイエカツ』
- 『ゴールデンスプーン』
- 『ダークホール 愛を奪う闇』
- 『バックパッカー ~ペク・ジョンウォンの出張料理団~』
- 『推理の女王2 恋の捜査線に進展アリ?!』
- 『LOST 人間失格』
- 『財閥家の末息子 ~Reborn Rich~』
- 『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』
- 『ホジュン~伝説の心医~』(リメイク版)
- 『優雅な一族』
- 『マイ・プリンセス』
- 『刑事ロク 最後の心理戦』
- 『風の国』
- 『名前のない女』
- 『マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜』
- 『ロング・シーズン 長く遠い殺人』(中国ドラマ)
- ◉ここからはオススメ韓国映画
- 『破墓/パミョ』<PG12>(2024年)
- 『哭声/コクソン』(2016年)
- 『ファイティン!』(2018年)
- 『ブラザーフッド』リマスター版 〈R15+〉(2004年)
- 『箪笥(たんす)』(2003年)
- 『エンドレス 繰り返される悪夢』(2017年)
- 『秘密 ~許せない真実~』(2023年)
- 『ザ・ガーディアン 守護者』(2022年)
- 『ハウスメイド』(2010年)
- 『オオカミ狩り』<R15+>(2022年)
- 『DOG DAYS 君といつまでも』(2024年)
- 『西湖畔(せいこはん)に生きる』(中国/2023年)
- 『春江水暖~しゅんこうすいだん』(中国/2019年)
- 『市民捜査官ドッキ』(2024年)
『放課後戦争活動』
8月12日(火)0:00
第1話(全10話/2023年)
出典 フジテレビTWO、
番組紹介:原作は韓国マンガ大賞新人賞受賞作品。パート1とパート2に分かれて構成されている。パート1は、ある日、空に突如として謎の生命体「球体」が出現し、人間を襲い始める。国家総動員令が発令される中、兵力不足に陥った政府は、大学入試の加算点を餌に、受験を控えた高校3年生たちを徴兵する。ソンジン高校3年2組の生徒たちは、厳しい軍事訓練に戸惑いながらも、ソンジン高校3年2組担当小隊長イ・チュンホ(シン・ヒョンス)の指導のもと、球体との戦いに巻き込まれていく。当初は遊び半分の生徒もいたが、仲間が犠牲になる過酷な現実を目の当たりにし、次第に「本当の戦争」の厳しさを知ることになる。パート2では、球体との戦いがさらに激化し、生徒たちは、球体に対抗するための作戦を立て、物資を確保するために危険な探索に出る。高校生たちが下す究極の選択と、その結末が描かれていく。ムン・サンミン(ソンジン高校3年2生徒)が「第8回 Asia Artist Awards」で新人賞を受賞。
『大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る』(中国ドラマ)
8月13日(水)13:00
第1話(全32話/2024年)
出典 チャンネル銀河
https://www.ch-ginga.jp/detail/daitoutekikouan/
番組紹介:オランダの外交官・中国学者であるロバート・ファン・ヒューリックが、「狄仁傑」という実在の唐代の名臣を主人公にした小説『狄公案』の翻訳をきっかけにオリジナルで執筆した「ディー判事シリーズ」とよばれる小説が原作の時代劇ドラマ。主人公は実在の唐代の政治家で、後に武則天に重用され宰相まで上り詰めた名臣。唐王朝初期、後の武則天となる武皇后(チョン・チューシー)が、名探偵 狄仁傑(てき・じんけつ/ジョウ・イーウェイ)を県令に任命し、各地で発生する怪事件を解決に導く。唐代の社会構造や文化、政治情勢が物語に色濃く反映され、単なる推理劇にとどまらない深みを感じさせる作品。テレビドラマというより映画に近いスケール感で、広いセットや大人数のエキストラを使った群衆シーンなど、唐代の宮殿、官庁、街並み、市場、法廷などが細かく再現されていて、細部までリアルに作り込まれている。
小説では判事(地方官)として描かれ、赴任先の県で次々に発生する難事件を解決する。
『善意の競争』
8月13日(水)18:45
第1話・第2話(全16話/2025年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250505/
番組紹介:地方の児童養護施設で育ったウ・スルギ(チョン・スビン)は、韓国上位1%の学生が集まる名門女子高校「チェファ女子高」に転校してくる。そこで彼女を待っていたのは、学校で圧倒的1位の座に君臨する天才ユ・ジェイ(イ・ヘリ)だった。スルギは、過酷な環境から抜け出すため、必死に努力し、競争社会で生き抜こうとするが、ジェイはスルギに対して優しく接し、次第に親密な関係を築いていく。しかし、ジェイの隠されたもう一つの顔が見えてくるにつれて、スルギの父親の死の真相と彼女が児童養護施設で育つことになった背景が徐々に明らかになっていく。学業、友情、名誉、SNSなど、さまざまな面での競争が描かれ、現代の若者たちが直面するプレッシャーや葛藤がリアルに表現されているドラマ。
『マザー ~無償の愛~』
8月14日(木)1:20・7:20
第1話(全16話/2018年)
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200128.html
番組紹介:2010年に日本テレビ系で放送された松雪泰子主演のドラマ『Mother』のリメイク版だが、韓国版ならではの脚色がなされている。研究室の閉鎖をきっかけに小学校の臨時教師として働き始めた鳥類学者であるカン・スジン(イ・ボヨン)は、そこで母親とその恋人から虐待を受けている少女、キム・ヘナ(ホ・ユル)と出会う。ヘナが虐待されていることを知ったスジンは、ヘナを守るために偽の母娘となり、逃亡することを決意する。キム・ヘナ役のホ・ユナの演技は脱帽もの。本作は、2018年に百想芸術大賞2018ドラマ部門作品賞、ソウルドラマアワード2018 個人賞部門の女性演技者賞イ・ボヨン、同ミニシリーズ部門最優秀賞で2冠を受賞した。
『御史<オサ>とジョイ~朝鮮捜査ショー』
8月14日(木)12:00
第1話(全16話/2021年)
出典 BS朝日
https://www.bs-asahi.co.jp/osatojoi/
番組紹介:科挙に主席で合格するほどの頭脳を持ちながらも、出世には興味がなく、美味しいものを追求することに情熱を燃やす美食家のラ・イオン(オク・テギョン)は、ひょんなことから暗行御史(アメンオサ)に任命される。やる気の無いイオンは、本来の目的とは別に、従者のユクチル(ミン・ジヌン)、クパル(パク・ガンソプ)たちと各地の美味しい食事を楽しみながら、任務をこなそうとするが、着任早々、不審な事件に出くわしてしまう。そして赴任先の村で、旧習にとらわれず新しい人生を生きようとする勇気ある女性、キム・ジョイ(キム・ヘユン)と出会う。二人は行動をともにするようになり、仲間とともに力を合わせて事件解決をしていく。オク・テギョンとキム・ヘユンの息の合った演技は2021年「MBC演技大賞」にてベストカップル賞を受賞。主人公ラ・イオンが美食家であるという設定から、食べ物のシーンが登場し、韓国の伝統的な料理や、当時の食文化を知ることができるのも、このドラマの魅力の一つで、時代劇でありながら、グルメ的要素も楽しめる作品。
『ヤクザの俺が高校生になった』
8月14日(木)23:00・20日(水)11:45
第1話・第2話(全8話/2024年)
出典 衛星劇場
https://www.eigeki.com/series/18421
作品紹介:暴力団「七星派」のナンバー2のキム・ドゥクパル(イ・ソジン)は、荒くれ者として生きてきたものの、内心では「普通の学生生活を送り、大学で学びたい」という密かな夢を持っていた。そんな彼が、ある日、偶然の事故をきっかけに、いじめられっ子の高校生ソン・イホン(ユン・チャニョン)の体に憑依してしままう。最初は若い肉体を得たことを面白がるドゥクパルだったが、学校では自分の世界とはまるで違う「弱肉強食の校内ヒエラルキー」に直面してしまう。教室内ではいじめや孤立が横行し、イホンはその中心でずっと耐えてきたのだった。しかし、ドゥクパルの中年ヤクザとしての度胸と喧嘩スキルが発揮され、彼は次第にクラスの空気を変えていく。そんな中で出会うのが、同級生チェ・セギョン(ボン・ジェヒョン)。外見は優等生でありながら、複雑な家庭環境を抱えているセギョンは、イホン(中身はドゥクパル)の変化にいち早く気づき、少しずつ心を開いていき、やがて二人は、学校での不正や暴力に立ち向かう仲間となる。ユン・チャニョンが中年ヤクザの魂を演じる場面が絶妙なファンタジー・ヒューマンドラマ。
『グリッド』
8月16日(土)4:00
第1話(全10話/2022年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250303/
番組紹介:時空を超えた謎を解き明かすサスペンス・スリラー。1997年、地球は突然発生した太陽嵐による壊滅的な危機から人類を救うために「グリッド」と呼ばれる技術が開発され、地球を覆うシールドとして機能する。この「グリッド」を生み出した謎の女性が、救世主として崇められる一方で、その後すぐに姿を消してしまう。2021年、連続殺人事件が発生し、政府の管理局職員キム・セハ(ソ・ガンジュン)と女性刑事チョン・セビョク(キム・アジュン)が捜査を開始し、その捜査の過程で、セビョクは現場で幽霊のように現れた女性(イ・シヨン)を目撃し、彼女がかつて「グリッド」を開発した謎の女性であることに気づく。しかし、彼女は今回、連続殺人犯キム・マノク(キム・ソンギュン)の共犯者として行動していた。セハとセビョクは、彼女の真意を探りながら連続殺人事件の真相を追い、調査を進めるうちに、彼らは1997年と2091年の過去と未来が絡み合う巨大な謎に巻き込まれていく。未来から来た技術「グリッド」と、その開発者である謎の女性の行動には、全人類の未来を揺るがす秘密が隠されていた。
『元敬(ウォンギョン)~欲望の王妃~』
8月17日(日)20:00・23日(土)11:50
第1話・第2話(全12話/2025年)
出典 KBS World
https://kntv.jp/program/kn250802/
番組紹介:朝鮮第3代王・太宗イ・バンウォンの正妃であり、世宗大王の母として知られる元敬王后の波乱の人生を描いた歴史ドラマ。高麗末期から朝鮮初期へと移り変わる激動の時代。武功と策略で王座を手に入れた太宗イ・バンウォン(イ・ヒョヌク)は、国を安定させるために絶え間ない権力闘争の渦中にあった。その正妃である元敬王后(チャ・ジュヨン)は、ただの「王の妻」ではなく、政治の表と裏の両方で太宗を支える重要なパートナー。王妃として一族の栄華を守るため、時に冷徹な決断を下さねばならない元敬は、愛と義務、そして欲望の狭間で揺れ動く。王妃としての誇りと覚悟、王の妻としての愛と疑念、母としての葛藤と決意を軸に、国家の未来を賭けた心理戦と権力闘争を描いている。イ・ジュニョンが世宗大王役で特別出演している。
『バベル ~愛と復讐の螺旋~』
8月18日(月)7:00
第1話(全16話/2019年)
出典 ホームドラマチャンネル
https://www.homedrama-ch.com/series/18383
番組紹介:敏腕検事チャ・ウヒョク(パク・シフ)は、幼少期に両親を亡くした原因が財閥〈コサングループ〉のテ会長にあることを知り、復讐を決意する。検事を辞めてコサングループの法務チーム長に潜り込み、事件の真相に迫ろうとするなか、次男・テ・ミノの妻で女優のハン・ジョンウォン(チャン・ヒジン)と出会い、許されない恋に落ちていく。しかし、ヘリコプター墜落事故やミノの殺害など、財閥をめぐる事件が次々に発生し、二人は疑惑と愛憎の渦に巻き込まれていく、大人の恋愛サスペンスストーリードラマ。19禁設定のスリリングな恋愛描写との相乗効果と復讐に燃えるダークでミステリアスな雰囲気を演じているパク・シフは、ファンにとっては新たな魅力が引き出された作品。
『恋するイエカツ』
8月18日(月)16:00
第1話(全16話/2021年)
出典 日テレプラス
https://www.nitteleplus.com/program/koisuru_iekatsu/
番組紹介:「家は暮らしの場」と考える雑誌編集者のナ・ヨンウォン(チョン・ソミン)と、「家は投資対象」と割り切る不動産投資家のユ・ジャソン(キム・ジソク)。ヨンウォンは、住む人の幸せを追求した記事を作ることに情熱を注ぐ一方、ジャソンは、徹底した損得勘定で不動産を扱う冷徹な男。そんな二人が、仕事を通じて関わり合う中で、家に対する価値観の違いがコミカルに描かれている作品。ドラマでは、韓国の伝統的な家屋である韓屋や、美しい観光名所、ペット好きの家、そして投資物件など、多彩な家と暮らしの風景が描かれる。しかし、その一方で、「地屋簡(チオクガン/半地下・屋根部屋・簡易宿)」と呼ばれる、貧しい人々の過酷な住環境もリアルに映し出すことで、韓国社会の住宅事情の光と影を浮き彫りにする。恋愛経験ゼロのジャソンが、ヨンウォンに惹かれ、不器用ながらも恋心を表現していく姿は、笑いと胸キュンを誘う。さらに、ヨンウォンの同僚ナム・サンスン(アン・チャンファン)のコミカルなダンスシーンや、チェ・ゴ編集長(キム・ウォネ)の個性的な演技も、ドラマを盛り上げる見どころ。
『ゴールデンスプーン』
8月19日(火)17:00
第1話(全27日話/2022年)
出典 BS10
https://www.bs10.jp/program/korea/goldenspoon/
番組紹介:貧しい家庭で育った高校生イ・スンチョン(ユク・ソンジェ)は、努力して名門高校に入るも格差社会の壁に直面する。ある日、不思議な老婆から金のスプーンを手に入れ、「そのスプーンで同年代の誰かの家で3回食事をすれば、人生を入れ替えられる」という条件を知り、トシングループ後継者ファン・テヨン(イ・ジョンウォン)と人生が入れ替わる。しかし理想の暮らしと思ったその生活には、幸福とは何かを問いかける数々の困難と葛藤が待ち受けていた……人生逆転アドベンチャードラマ。ファン・テヨン家の庭師役でナ・イヌが特別出演している。イ・ジョンウォンは、2022年MBC演技大賞で新人賞を受賞。
『ダークホール 愛を奪う闇』
8月20日(水)6:15
第1話(全16話/2021年)
出典 衛星劇場
https://www.eigeki.com/series/14629
番組紹介:連続殺人犯に夫を殺された過去を持つ刑事イ・ファソン(キム・オクビン)は、犯人の手がかりを追ってムジ市を訪れる。一方、レッカー車運転手のユ・テハン(イ・ジュニョク)は仕事中、相棒が変貌する異常に遭遇し、山中で巨大な陥没穴と黒い煙を発見する。この煙が市内に拡散し、それを吸い込んだ人々が凶暴な変種人間へと変貌。一気に生き地獄となったムジ市で、ファソンとテハンは、生存者を守るために戦いながら真相に迫る。極限下での生き抜く姿やキャラクターの心理が描かれる本格感染サバイバルスリラー。
『バックパッカー ~ペク・ジョンウォンの出張料理団~』
8月20日(水)12:30
第1話(全20話/2022年)
出典 日テレプラス
https://www.nitteleplus.com/program/backpacker/
番組紹介:話題のNetflixで配信中の『白と黒のスプーン-料理階級戦争』(シーズン2も撮影開始された)で審査員をしていた韓国の人気料理研究家のペク・ジョンウォンが出演するリアルバラエティ番組。彼に加え、アン・ボヒョン(『軍検事ドーベルマン』『財閥✕刑事』)、オ・デファン/元炊事兵(『赤い袖先』内禁衛将役)、DinDin(『1泊2日シーズン4』)の四人が、バックパックに素材を詰めて、様々な社員食堂の厨房を訪れ、働いている人のリクエストに応じて、その日のメニューを作成し、料理を提供するという内容。まさに、リクエストに応じて即興でメニューを考え、料理を作る姿が見どころ。従業員たちのために尽力する四人の姿や出来上がった料理を楽しく食べる人たちの姿に心温まる内容になっている。
『推理の女王2 恋の捜査線に進展アリ?!』
8月20日(水)6:15・24日(日)15:00(第1話・第2話)
第1話(全16話/2018年)
出典 KBS World
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1269
番組紹介:様々な事件を解決してきた、並外れた推理力で専業主婦から一変、離婚して独身になったユ・ソロク(チェ・ガンヒ)と、刑事ハ・ワンスン(クォン・サンウ)。ソロクは、警察官採用試験に落ちてしまうが、ある事件の解決に貢献したことで、警察庁長官から表彰され、名誉警察官の身分証明書を与えられる。ぶっきらぼうなワンスンに次第に惹かれ始めるソロク。一方、ワンスンも彼女に絶大な信頼を寄せ、恋心を隠しきれず、ソロクのために指輪を用意する。そんな中、放火事件に巻き込まれたワンスンが家を失い、ソロクとひとつ屋根の下で暮らすことに。公私ともに同じ時間を過ごすようになった二人の「相棒以上恋人未満」の関係に進展があるのか、そして新たな事件の真相に迫る、謎解きラブコメディ。シーズン1が大ヒットし、地上波ドラマとしては異例のシーズン2が制作され、競合作品が人気ドラマという厳しい状況にもかかわらず、同時間帯視聴率1位を獲得した。
『LOST 人間失格』
8月21日(木)8:30・27日(水)23:45
第1話(全16話/2021年)
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/204132
番組紹介:ゴーストライターとして他人の言葉を書き続けていたブジョン(チョン・ドヨン)は、今は家事代行の仕事をしながら、自分の存在の輪郭を見失い、過去の傷が癒えないまま、沈黙と孤独に包まれた日々を送っている。そんな彼女の前に現れたのは、役割代行サービスを請け負う青年ガンジェ(リュ・ジュンヨル)。かつてホストだった彼もまた、夢と現実の間で葛藤し、孤独を抱えて生きていた。年齢も境遇も異なる二人。けれど、見えない痛みを抱えた魂は静かに引き寄せ合う。惹かれていくことが救いになるのか、それとも、より深い迷路へと導くのか。この『LOST 人間失格』は、何かを失った人たちが、もう一度「生きる(居場所を得る)」ことに手を伸ばすまでの心の過程を静かに描いている。劇中に流れるジェフ・バックリィ版の「ハレルヤ」の歌詞にある「それが聖なるハレルヤでも、壊れたハレルヤでも、どちらでも構わない。」という歌詞の一節もこのドラマの主人公たちと重なる。(ジェフ・バックリィ自身も、29歳という若さで不慮の死を遂げている)監督は『八月のクリスマス』など、人間の内面を深く描く作風で知られているホ・ジノ。
『財閥家の末息子 ~Reborn Rich~』
8月21日(木)10:00
第1話(全16話/2022年)
出典 フジテレビTWO
番組紹介:原作はサンギョンが書いた大ヒットウェブ小説。2022年に韓国で放送され、最高視聴率26.9%を記録した作品。財閥グループ「スニャン」に長年仕えてきた忠実な秘書ユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)は、自分を犠牲にしてまで財閥一家に尽くしてきたにもかかわらず、ある日突然、裏切られて殺されてしまう。しかし目を覚ますと、彼は1987年にタイムスリップし、ユン・ヒョヌの記憶を持ったまま、スニャン家の末息子チン・ドジュンとして生まれ変わっていた。そして、裏切った財閥一家に“合法的に”復讐することを誓うのだった。1980年代から現代にかけての韓国経済の変遷が、ドラマの背景として描かれ、財閥の台頭や、アジア通貨危機といった出来事が、物語に深みを与えている。2022年 SBS演技大賞大賞をイ・ソンミン、最優秀演技賞にソン・ジュンギ。2023年百想芸術大賞TV部門 男性最優秀演技賞にイ・ソンミンが受賞。その他多くの賞とノミネートをされたドラマ。特にスニャングループの会長チン・ヤンチョル役のイ・ソンミンに関しては、年齢よりもさらに老けて見える特殊メイク、話し方・歩き方・目線の動かし方まで、リアルな高齢者の重厚感が見事に表現されている。怒鳴ることのない静かな威圧感は大賞を取るにふさわしい演技力で、共演したソン・ジュンギもインタビューで「イ・ソンミン先輩の隣にいるだけで自然と緊張感が生まれる。彼がシーンに入ると、空気が変わるんです。」と言っている。ドジュンの転生によって、韓国経済の歴史的な出来事を見れるのもこのドラマの重要なポイントで、日本人にも、懐かしく感じる場面もある。
『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』
8月22日(金)3:30
第1話(全20話/2021年)
出典 BS12
https://www.twellv.co.jp/program/korea/pyeonggang/
番組紹介:主人公のピョンガン王女(キム・ソヒョン)は、生まれながらに王女でありながら、幼い頃に母の悲劇的な死を目撃し、それをきっかけに復讐と政治の道に足を踏み入れ、「ヨム・カジン」という刺客として育ち、冷徹な戦士に。しかし、運命的にオン・ダル(ナ・イヌ)という心優しき青年と出会うことで、少しずつ心に変化が訪れる。オン・ダルは、戦いを嫌い、平和を愛する青年だったが、愛するピョンガンのために剣を取ることを決意する。オン・ダル役は当初ジスだったが、学生時代の問題で役を降板し、代役としてナ・イヌが抜擢された。彼にとってはこのドラマでの演技が評価され、さらに多くのドラマや映画に出演しキッカケを得ることになった。2021年 KBS演技大賞で、キム・ソヒョンとナ・イヌがベストカップル賞を受賞し、キム・ソヒョンは優秀演技賞も受賞した。
『ホジュン~伝説の心医~』(リメイク版)
8月22日(金)4:00
第1話(全135話/2013年)
出典 チャンネル銀河
https://www.ch-ginga.jp/detail/hojun/episodelist.html
番組紹介:朝鮮王朝時代の実在の名医、ホ・ジュンの波瀾万丈の生涯を描いたドラマ。1999年に放送された『ホジュン 宮廷医官への道』のリメイク版。妾の子として生まれ、貧しい家庭で育った、ホ・ジュン(キム・ジュヒョク)は、名医ユ・ウィテ(ペク・ユンシク)と出会い彼の弟子となり、医術を学び始める。彼は多くの患者を救い、その名声が広がる中で、王の主治医として宮廷に招かれることになる。ホ・ジュンは、医師としての信念を貫き、患者に対する真摯な姿勢を持ち続けながら、彼の努力と献身が実を結び、最終的には世界遺産「東医宝鑑」を編纂することになる。チョン・グァンリョル主演のオリジナル版は全64話だったが、リメイク版は135話と、より詳細にホ・ジュンの生涯が描かれ、ホ・ジュンを慕うイェジン(パク・チニ)との関係性も、より現代的な視点から描かれている部分があると言われている。ホ・ジュンの母役にコ・ドゥシム、妻となるイ・ダヒ役にパク・ウンビン、ホジュンのライバル役(師匠の息子)のユ・ドジにナム・グンミンが演じている。
『優雅な一族』
8月22日(金)12:00
第1話(全16話/2019年)
出典 LaLaTV
https://www.discoveryjapan.jp/lalatv/yuganaichizoku/
番組紹介:15歳のモ・ソッキは、母親が殺され、犯人として疑われ、アメリカに追放されてしまう。15年後、ソッキ(イム・スヒャン)は韓国に帰国。彼女の目的はただ一つ、母親を殺した犯人を見つけ出すこと。しかし、彼女の行く手には、強大な権力を持つ財閥「MCグループ」の秘密組織TOPが立ちはだかる。「TOP」とは、MCグループのあらゆる問題を隠蔽し、一族の権力を守るために存在する、非公式の危機管理チーム。そのトップに君臨するのが、冷徹なリーダー、ハン・ジェグク(ペ・ジョンオク)だった。彼女は、あらゆる不正やスキャンダルを秘密裏に処理し、MCグループを影で操っていた。ジェグクは、ソッキが母親の事件の真相を追っていることを察知し、あらゆる手段を使って彼女を阻止しようとするのだった。そんな中、ソッキは弁護士のホ・ユンド(イ・ジャンウ)と出会う。彼は、ソッキの母親の事件を担当していた刑事の息子であるという、意外な過去を持ってた。ユンドはソッキの個人弁護士となり、二人は共に事件の真相を追うことになる。破天荒な言動で「TOP」をかき乱すソッキと、緻密な法律知識で彼女を支えるユンドのコンビが、財閥の闇を少しずつ暴いていく。2019年の第12回コリアドラマアワードでイム・スヒャンは、女性最優秀賞を受賞。
『マイ・プリンセス』
8月23日(土)1:30
第1話・第2話(全10000話/2013年)
出典 テレ朝チャンネル
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/0185/
番組紹介:物語の主人公は、お城のプリンセスを夢見る、ちょっとわがままでお調子者だけれど、明るく優しい女子大生イ・ソル(キム・テヒ)。大学で考古学を専攻し、文化財修復家を目指してはいるが、実はバイト漬けの貧乏生活を送っている。そんなある日、彼女の前に現れたのは、財閥企業「テハン財閥」会長の孫で、外交官のパク・ヘヨン(ソン・スンホン)。彼は、皇室再建のためにテハン財閥の全財産を皇室に献上すると宣言した祖父の決定を阻止するため、皇室の末裔だというイ・ソルを探しにやってきたのだった。しかし、その祖父の宣言通り、イ・ソルこそが朝鮮王朝最後の皇女の子孫であることが明らかになり、一夜にして彼女は「プリンセス」になってしまう。皇室の再建を目指すイ・ソルと、その皇室に財産を奪われたくないヘヨンは、初めは敵対しながらも、共に皇室再建のプロジェクトに携わる中で、次第に惹かれ合っていく。プリンセスとしての教養を身につけるイ・ソルと、彼女をサポートするヘヨンの間に芽生えるロマンス、そして皇室再建を巡る陰謀や葛藤が描かれていく。一夜にしてプリンセスになるというロマンティックなシンデレラストーリー、プリンセスとしての振る舞いを学んでいくソルの成長と、それに伴うファッションやヘアスタイルの変化も楽しめ、ロマンティックコメディの王道を行く作品は、二人のユーモラスなやり取りや、甘いキスシーンなど、視聴者を笑顔にさせる胸キュンシーンが豊富に盛り込まれている。ドラマの主要な舞台となる「宮(クン)」は、実際に韓国観光公社の施設が利用され、また、ドラマを通じて韓国の伝統文化や観光地が紹介され、観光振興にも一役買った。2011年 MBC演技大賞女性優秀賞にキム・テヒ、男性人気賞にソン・スンホン、男性黄金演技賞にイ・スンジェ (特別出演だが、存在感を発揮)が受賞している。
『刑事ロク 最後の心理戦』
8月25日(月)8:30
第1話(全8話 2022年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250402/
番組紹介:定年間近のベテラン刑事キム・テクロク(イ・ソンミン)は、ある日、同僚殺害の容疑者として追われる身となってしまう。濡れ衣を着せられたテクロクは、真犯人である「友」と名乗る男から連絡を受け、過去の未解決事件を再調査するよう脅迫される。テクロクは、「友」との心理戦を繰り広げながら、汚名を晴らすため、最後の事件解決に挑む。『元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~』のハン・ドンファ監督が演出を手掛け、緊迫感あふれる映像と心理描写が描かれている。シーズン1とシーズン2(2023年)が制作され、ディズニープラスで独占配信された。
『風の国』
8月25日(月)21:30・31日(日)22:00
第1話(全36話/2008年)
出典 チャンネル銀河
https://www.ch-ginga.jp/detail/kazenokuni/
番組紹介:高句麗の建国者であるチュモン(朱蒙)の孫で、後の第三代王・大武神王(ムヒュル)の半生を描いた歴史ドラマ。生まれた瞬間に「高句麗を滅ぼすだろう」という扶余王子の呪いをかけられたムヒュルは、父であるユリ王(チョン・ジニョン)によって城から追放される。自分が王族であることを知らず、平民として成長したムヒュルは、武術の腕を磨き、やがて高句麗の黒影(フギョン)という秘密組織に入る。そこで彼は、高句麗の真実と、自身の呪われた運命を知ることになる。息子を深く愛しながらも、扶余の呪いを信じ、王室と国を守るためにムヒュルを追放するという苦渋の決断したユリ王は、成長したムヒュル(ソン・イルグク)が自分を憎んでいることを知りながらも、ひそかに彼の成長を見守り、王としての資質を試すかのような試練を与え続けけていた。扶余の聡明な姫でありながら、民を救うために医術を学ぶ心優しい女性ヨン(チェ・ジョンウォン)は、身分を隠して出会ったムヒュルと愛し合うようになるが、高句麗と扶余という互いの立場が、二人の間に大きな壁として立ちはだかる。彼女の存在は、ムヒュルの生きる目的となりながらも、最終的には悲劇的な結末を迎えることになる。ヨンに密かに想いを寄せている扶余の王を護衛する精鋭部隊の隊長トジン(パク・コニョン)、ムヒュルとは、ヨンをめぐる恋敵であり、国をかけた戦いにおけるライバルでもあった。彼は、ムヒュルを深く憎みながらも、その圧倒的な力と才能を認めざるを得ないという複雑な感情を抱えていて、二人の対決シーンはドラマの大きな見どころの一つ。葛藤や悲劇を乗り越え、父の死後、王位に就いたムヒュルは、兄であるヘミョン王子(イ・ジョンウォン)の意志を継ぎ、高句麗の領土を大幅に広げた大武神王へと成長していく。2008年のKBS演技大賞で、ソン・イルグクが大賞を、チェ・ジョンウォンがミニシリーズ部門女性優秀演技賞を受賞。
『名前のない女』
8月26日(火)8:50
第1話(全102話/2017年)
出典 KBS World
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=911
番組紹介:愛する息子を奪われた二人の母親の壮絶な復讐劇。ソン・ヨリ(オ・ジウン)は、愛する恋人キム・ムヨル(ソ・ジソク)との間に息子を授かり、幸せな未来を夢見ていた。しかし、不治の病を抱える息子の母、ホン・ジウォン(ペ・ジョンオク)によって引き裂かれてしまう。ジウォンは、息子の移植手術のためにヨリの息子を誘拐する。その後、ムヨルとの間に二人目の子どもを妊娠するが、ジウォンが画策した殺人の濡れ衣を着せられ、ヨリは刑務所に収監されてしまう。刑務所で娘を出産するも、この娘もまたジウォンの策略によって、ヨリのもとから引き離されてしまう。息子を奪われ、濡れ衣を着せられて刑務所に送られたヨリは、自らの人生を失い、出所後、復讐を果たすために身分を偽り、別人として生きることを決意する。悪女ホン・ジウォンを演じるペ・ジョンオクの圧倒的な存在感は、2017年のKBS演技大賞では、ペ・ジョンオクが優秀女優賞(連続ドラマ部門)した。
『マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜』
8月27日(火)0:00
第1話(全16話/2018年)
出典 フジテレビTWO
番組紹介:このドラマは、希望もなく、ただ毎日を耐え忍ぶように生きる若い女性イ・ジアン(IU/イ・ジウン)と、同じように人生の重みに耐えながら生きる中年男性パク・ドンフン(イ・ソンギュン)が出会い、互いの存在を通して癒やされていく物語。パク・ドンフンは、建設会社に勤める40代の男性。会社では上司との軋轢や、事業の失敗など、様々な問題を抱えている。家庭では、妻(イ・ジア)との夫婦関係もしっくりせず、孤独な日々を送っている。そんな彼が気にかかる同じ会社に務める派遣社員イ・ジアン。ドンフンは、彼女が貧しい生活の中、祖母を介護しながら、闇金業者イ・グァンギル(チャン・ギヨン)から執拗に追い立てられるのを知る。ドンフンは、ジアンの境遇に同情し、彼女に手を差し伸べようとする。孤独な二人が出会い、互いを支え合いながら生きる姿を、繊細なタッチで描いたヒューマンドラマ。劇中に流れるSondiaa (ソンディア) – Adult がよりドラマを切なくさせる。IUの感情をほとんど表に出さないミステリアスな演技は彼女の女優としての評価を高めた。また、ドンフンの兄弟、 パク・サンフン(パク・ホサン)とパク・ギフン(ソン・セビョク)、この三兄弟が集まって、母ピョン・ヨスン(コ・ドゥシム)を囲んで繰り広げる日常のやり取りは、コミカルで、時に切なく、家族の絆を感じさせ、ドンフンが抱える重荷を、この兄弟たちがいるからこそ何とか乗り越えられている、そんな彼らの存在が、ドラマに深みと温かさを加えているのも大きな魅力になっている。第55回百想芸術大賞 (2019年)TV部門 ドラマ作品賞、脚本賞をパク・ヘヨンが受賞し、また第13回ソウルドラマアワード (2018年) ミニシリーズ部門 優秀作品賞も受賞している。今はなきイ・ソンギュンの代表作の一つとなった。
『ロング・シーズン 長く遠い殺人』(中国ドラマ)
8月27日(火)3:30
第1話・第2話(全12話/2023年)
出典 TBSチャンネル1
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d3287/
番組紹介:舞台は、中国東北部の工業都市。時は1990年代後半、炭鉱で働く平凡な男ワン・ショウリー(ファン・ウェイ)は、息子のワン・ヤン(リウ・イーティエ)が巻き込まれたバラバラ殺人事件をきっかけに、平凡な日常が崩れ去る。事件は未解決のまま時が流れ、2016年の冬ワン・ショウリーはタクシー運転手として生計を立て、昔の仲間たちと共に平凡な日々を送っていた。しかし、偶然の出来事から、彼と元刑事のマー・シホン(チン・ハオ)、そして昔の仲間ゴン・ピャオ(チェン・ミンハオ)が、あの18年前のバラバラ殺人事件の新たな手がかりを見つけ出す。彼らは、それぞれの過去の悔恨や、未練を抱えながら、時効寸前の事件の真相を解き明かすために、再び手を取り合い動き出す。そして、物語の鍵を握るのは、ワン・ショウリーの息子ワン・ヤンとその恋人だったシン・ジェヨン(リー・ゲンシー)だとわかる。彼女が過去に抱えていた秘密や、事件との複雑な関係が、徐々に明らかになっていくる。このドラマは、単なる猟奇殺人事件の謎解きではなく、事件に関わった人々の過去、現在の時間軸が複雑に交錯する中で、それぞれのキャラクターの感情や葛藤が深く掘り下げられた作品。中国の映画・ドラマレビューサイト「Douban(豆瓣)」で、最高レベルの評価を獲得するなど、批評家からも視聴者からも絶賛されたこの作品は、ドラマでありながら、映画のような高いクオリティの映像美と演出が特徴的。第28回上海テレビ祭 マグノリア賞、最優秀主演男優賞にファン・ウェイが受賞。
◉ここからはオススメ韓国映画
『破墓/パミョ』<PG12>(2024年)
8月12日(火)1:10
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204266
番組紹介:風水師、葬儀師、そして二人の巫女が、奇妙な依頼を受けて不吉な墓を掘り起こすことで、恐ろしい超常現象に巻き込まれていくオカルトミステリー映画。ロサンゼルスの富裕層の家族から、奇妙な病に苦しむ赤ん坊を救うための依頼を受けた巫女のファリム(キム・ゴウン)と弟子のボンギル(イ・ドヒョン)は、その病の原因が先祖の墓にあると突き止め、韓国にいる最高の風水師キム・サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師コ・ヨングン(ユ・ヘジン)に協力を求めた。彼らは、人里離れた山奥にある不吉な墓を掘り起こす「破墓」の儀式に取り掛かる。しかし、その墓には想像を絶する邪悪な存在が封印されており、彼らは取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう。キム・ゴウンは、巫女の役を演じるために、実際の巫女に数カ月間密着して所作や言葉遣いを学び、彼女が劇中で披露するお祓いの儀式は、CGではなく本物の巫女の指導のもとで撮影された。そのリアリティが大きな反響を呼び、韓国では公開からわずか1か月足らずで観客動員数1000万人を突破し、2024年の韓国映画最大のヒット作となった作品。
『哭声/コクソン』(2016年)
8月16日(土)23:10・29日(金)3:40
出典 BS10スターチャンネル
番組紹介:平凡な山村・コクソン(谷城)に、謎めいた「よそ者の日本人」(國村隼)が現れる。やがて村では人々が原因不明の発疹と暴力的な錯乱状態になり、自分の家族を惨殺する事件が相次ぐ。担当の村警官ジョング(クァク・ドウォン)は、娘ヒョジン(キム・ファニ)にも同様の症状が現れたことに気づき、事件の背後にある邪悪な存在に立ち向かおうとする。彼は、村で評判のムミョン(チョン・ウヒ)という神秘的な女性や、シャーマンのイルグァン(ファン・ジョンミン)、日本人通訳・神父とともに調査を進めるが、真相は「悪霊」「ゾンビ」「宗教儀式」が混ざる、現実と不可思議が曖昧な世界へとジョングを引き込んでいく。韓国映画で珍しい日本人の悪役として登場した國村隼氏は、青龍映画賞で外国人初の助演男優賞を受賞 。監督ナ・ホンジンは彼の起用を「キリストのように混乱を呼び込む「よそ者」が必要だった」と語っている。『哭声/コクソン』は、ホラー要素と宗教・儀式・社会心理が折り重なる複雑で不条理な傑作スリラーホラー。長尺の中に多彩な恐怖と哲学的な問いが込められ、「単なる娯楽映画」では終わらない余韻を残す。韓国ホラーの最高傑作の一つとして、未見ならぜひおすすめしたい映画。
『ファイティン!』(2018年)
8月18日(月)23:15
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/07001
番組紹介:生まれてすぐに韓国からアメリカへ養子に出された腕相撲選手、マーク(マ・ドンソク)。かつてアームレスリングのトップ選手だったが、八百長疑惑をかけられ夢を諦め、現在はクラブの警備員として働いている。そんな彼の前に、スポーツエージェントを名乗るパク・ジンギ(クォン・ユル)が現れ、韓国で行われるアームレスリングの大会に誘われる。 久しぶりに故郷の土を踏んだマークは、生まれて初めて会う妹のスジン(ハン・イェリ)とその子どもたちと出会い、孤独だった人生に温かい家族の絆が生まれていく。 再びチャンピオンを目指すマークと、彼を支える家族のストーリー。スポーツトレーナーの経歴も持つマ・ドンソクの、上腕筋50cmという迫力満点の肉体から繰り出されるアームレスリングのシーンは圧巻。強面の見た目とは裏腹に、不器用で心優しい主人公を演じるマ・ドンソクの、愛らしいキャラクター(通称マブリー)も魅力的な作品。
『ブラザーフッド』リマスター版 〈R15+〉(2004年)
8月20日(水)0:45
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06834
番組紹介:1950年、ソウルで靴磨きをして生計を立てていたイ・ジンテ(チャン・ドンゴン)と、名門大学を目指す弟のイ・ジンソク(ウォンビン)は、兄弟仲良く暮らしていたが、突如勃発した朝鮮戦争によって、二人は否応なく戦場へと送られることに。ジンテは、病弱な弟ジンソクを戦場から帰すため、危険な任務に次々と志願し、戦功を上げようとするが、ジンソクには理解されず、むしろ恐怖や反発心を抱かせてしまう。戦況とジンテの行動がエスカレートしていくにつれて兄のジンテは、弟のジンソクと敵対する軍に所属することになってしまい、兄弟で戦うという悲劇的な状況に陥ってしまう。観客動員数1,100万人を超える大ヒットを記録し、世界でも高い評価を得た作品。日本では第59回毎日映画コンクール外国映画ベストワン賞を受賞。
『箪笥(たんす)』(2003年)
8月21日(木)11:15
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/018682
番組紹介:韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝(チャンファホンリョンジョン)」を下敷きにした、李氏朝鮮時代に伝わる、有名な継子いじめの物語を古典怪談を新解釈を含め、現代風にアレンジした作品。精神を患い病院に入院していた姉スミ(イム・スジョン)が退院し、妹のスヨン(ムン・グニョン)とともに、郊外の一軒家で暮らす父(キム・ガプス)と継母のウンジュ(ヨム・ジョンア)のもとに戻ってくる。スミとスヨンは、母の死後、父の再婚によって継母との間に溝が生まれていて、特に姉のスミは、高圧的な継母に反発し、妹のスヨンを守ろうとしていた。しかし、家の中では、奇妙な現象が次々と起こり始め、スミは幻覚に苦しめられ、次第に精神的に追い詰められていく。一体この家で何が起きているのか、そして家族が抱える秘密とは何なのか。物語は、観客を予測不能な結末へと導かれていく。この作品は、単なるホラー映画にとどまらず、物語の真相が明かされるラストは、多くの観客を驚かせる。古典とは異なる衝撃的な結末は、後々まで語り継がれるこの映画の最大の特徴でもある。ホラーが苦手な人でも楽しめる、心理サスペンスの傑作。監督は『箪笥』の他に『甘い人生』や『悪魔を見た』で知られるキム・ジウン。また、スミが退院して家に帰ってくる時と映画の終わりに流れるイ・ビョンウの演奏するピアノとギターのメロディー、「Epilogue」は、物語の悲劇性をより深く印象づけている。2009年に、ハリウッドで『ゲスト』というタイトルでリメイクされた。
『エンドレス 繰り返される悪夢』(2017年)
8月22日(金)20:00・28日(木11:30
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250807/
番組紹介:敏腕外科医のキム・ジュンヨン(キム・ミョンミン)は、娘のウンスク(チョ・ウリ)を交通事故で亡くすという悲劇に見舞われ、その日から、彼は同じ一日を何度も繰り返す悪夢のような日々を送ることになる。何としてでも娘を助けたいジュンヨンは、あらゆる手段を講じるが、何度試みても娘を救うことはできない。 そんな中、彼と同じように妻を亡くし、同じ一日を繰り返している救急隊員イ・ミンチョル(ピョン・ヨハン)と出会う。二人は協力し、この無限ループから抜け出す方法を探し始めるが、そこには想像を絶する衝撃の事実が隠されていた。
『秘密 ~許せない真実~』(2023年)
8月23日(土)14:20
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250606/
番組紹介:男性惨殺事件を追う刑事イ・ドングン(キム・ジョンヒョン)は、被害者の口に詰められた紙切れを見つけ、そこに記された10年前の日付を手掛かりに捜査を進めていた。捜査を進めるうちに、10年前に起きたある青年の自殺事件との繋がりを見つけたドングンは、事件の真相に迫っていく。また、被害者が10年前の兵役中に後輩たちを酷くいじめて自殺に追い込んでいたことが判明する。ドングンは、怨恨の線から関係者を洗い始め、やがて、手掛かりの紙切れが、軍隊時代の被害者の後輩で、10年前に自殺した青年チェ・ヨンフン(ユン・ドンウォン)の日記の一部だと突き止める。過去と現在が交錯する中で、隠された真実を追い求める刑事の姿を描いたサスペンス映画。ピョン・ヨハンは、この映画での演技が高く評価され、2017年の「第38回青龍映画賞」で助演男優賞にノミネートされた。
『ザ・ガーディアン 守護者』(2022年)
8月23日(土)21:00
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/07019
番組紹介:『私の頭の中の消しゴム』、『アシュラ』など、韓国の人気俳優チョン・ウソン主演、初監督作品となるクライムアクション映画。殺人罪で10年の刑期を終えたスヒョク(チョン・ウソン)は、組織との縁を切り、平凡な生活を送ろうとしていたが、過去のボス(パク・ソンウン)の反感を買い、組織が送り込んだ殺し屋(キム・ナムギル)によって最愛の恋人を殺され、娘も誘拐されてしまう。 残された最愛の娘を守るため、スヒョクは再び暴力と陰謀の世界へと身を投じ、壮絶な復讐劇を繰り広げることになる。
『ハウスメイド』(2010年)
8月24日(日)23:50
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200046.html
番組紹介:1960年のキム・ギヨン監督による韓国映画の名作『下女』のリメイク。主人公のウニ(チョン・ドヨン)は、離婚後、食堂で働いていたが、上流階級の邸宅で住み込みのメイドとして雇われることになる。その家には、音楽家である主人のフン(イ・ジョンジェ)、双子を妊娠中の妻ヘラ(ソウ)、6歳の娘ナミ、そして長年仕えるベテランメイドのビョンシク(ユン・ヨジョン)が暮らしている。ウニは誠実に働き、家族からの信頼を得ていたが、ある日、フンに誘われて肉体関係を持ってしまう。その後、ウニの妊娠が発覚し、邸宅内の人間関係は次第に崩壊していく。ウニは子どもを産む決意をするが、上流階級の家族はその存在を受け入れず、彼女に対して冷酷な対応を取りるのだった。そして物語は、ウニが自らの尊厳を取り戻すために取る衝撃的な行動へと展開していく。第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、上映後には約3分間のスタンディングオベーションを受けた。前作『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞したチョン・ドヨンをはじめ。『イカゲーム』のイ・ジョンジェ、『ミナリ』のユン・ヨジョンなど、世界的にも有名な俳優の演技にも注目。
『オオカミ狩り』<R15+>(2022年)
8月27日(水)1:45
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/06963
番組紹介:2017年にフィリピンから韓国人犯罪者が集団送還された実際のニュースから着想を得て制作されたこの作品は、、韓国映画史上最も強烈な残酷描写とバイオレンスで話題になった。
フィリピンで逮捕された凶悪犯たちを乗せた貨物船「フロンティア・タイタン号」が、釜山港に向けて出航。護送官として乗り込んだベテラン刑事たち(パク・ホサン、ソン・ドンイルら)は、厳重な警備体制で任務にあたっていた。船には、第一級殺人犯として国際手配されているパク・ジョンドゥ(ソ・イングク)や、特殊暴行17犯のナイフ使いイ・ドイル(チャン・ドンユン)など、極悪非道な犯罪者たちが収容されていた。しかし、その夜、密かに脱走を企てていたジョンドゥの一味により暴動が勃発。船内は瞬く間に血の海と化し、囚人たちと警察の壮絶なバトルロイヤルが繰り広げられ、さらに、船の底で眠っていた“怪人”が目を覚ました時、状況は一変。人間同士の戦いは、想像を絶する怪物との三つ巴の死闘へと発展していく。この映画の最大の特徴は、その容赦ない暴力描写と出血量。人体破壊や血しぶきが飛び交うシーンは、壮絶で、作品の最後まで謎の存在、人間兵器アルファ/怪人(チェ・グィファ)や、全身タトゥーで狂気に満ちた犯罪者ジョンドゥを演じるソ・イングクの熱演と誰が生き残るか全く予想がつかない展開も、見どころの一つ。監督のキム・ホンソンは、これを始めに三部作として構想していることを明かしている。韓国映画の新たな挑戦を感じさせるこの作品は、刺激的な映画がお好きな方にオススメ、観る人を選ぶ作品ではあるが、韓国映画の表現の幅広さや、俳優たちの熱演を知る上では、非常に興味深い一本といえるので、もしご覧になる場合は、心してご覧ください。
『DOG DAYS 君といつまでも』(2024年)
8月27日(水)21:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204363/-/01
番組紹介:動物病院「DOG DAYS」を中心に、さまざまな事情を抱えた人々と、彼らが飼う犬たちの温かい交流を描いた群像劇。孤独を抱えた人々が、犬と触れ合うことで心を開き、新たな人とのつながりを見つけていく心温まるストーリーが最大の魅力。アカデミー賞女優のユン・ヨジョンや、演技派として知られるユ・ヘジンなど、韓国映画界を代表する実力派俳優たちが多数出演しているこの作品は、それぞれのキャラクターが抱える悩みが、犬との出会いを通じて少しずつ解決していく様子が丁寧に描かれ、様々な視点から物語を楽しむことができる。
『西湖畔(せいこはん)に生きる』(中国/2023年)
8月28日(木)21:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/203801
番組紹介:仏教の説話「目連救母」がモチーフになっており、現代家族の愛と救済が寓話的に描かれている。杭州・西湖のほとりで暮らす母子、タイホア(ジアン・チンチン)と息子ムーリエン(ウー・レイ)。父親は10年前に姿を消し、タイホアは茶摘みの仕事で息子を育てていたが、ムーリエンは大学を卒業間近ながら就職に苦しみ、タイホアも茶畑を追い出されてしまう。そこへ友人の誘いでマルチ商法の罠にハマってしまうタイホア。外見も性格も変わってしまった母を救いたいムーリエンは、警察へ訴えるも効果なし。ついには自らそのマルチ組織に入り込んで、証拠を集め、母を取り戻そうと奔走するのだった。原題『草木人間(そうぼくじんかん)』は、「茶」(草かんむり・人・木)という文字の構造から着想を得た言葉。自然(草・木)と人が共生する世界を映画のテーマと重ねている。本作で母親役を熱演したジアン・チンチンは、第17回アジア・フィルム・アワードにて最優秀主演女優賞を受賞。山水画のような美しい映像美が魅力的なグー・シャオガン監督の作品は、インタビューで、「中国の自然(山水)とそこに生きる人々」をテーマにした三部作を作る予定だと語っていて、『春江水暖』が水の物語、『西湖畔に生きる』が湖と人の救済を描き、最後は山水画の「山」をモチーフにした作品になると言われている。
『春江水暖~しゅんこうすいだん』(中国/2019年)
8月28日(木)23:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/203802
番組紹介:中国・杭州市の富陽地区。大河・富春江が流れ、再開発が進むこの街を舞台に、ある大家族の3世代にわたる物語。誕生日の祝宴の最中に脳卒中で倒れ、認知症が進み、介護が必要となった顧(グー)家の母の介護を巡り、4人兄弟(飲食店「黄金大飯店」を経営する長男、伝統的な漁師を生業とする次男、ダウン症の息子を男手ひとつで育てながら、闇社会に足を踏み入れてしまう三男、独身生活を気ままに楽しむ四男)やその家族がそれぞれの人生の困難に直面していく様子が、中国の美しい四季と共に描かれていく。この映画は、グー・シャオガン監督が、中国の古典絵画「富春山居図」から着想を得て、約10分にも及ぶ長回しショットを多用し、大河・富春江の壮大な景色を、まるで絵巻物のように描き出している「現代の山水画」と称される映像美が特徴的。また、多くのキャストに監督自身の親族や近親者などを起用して、演技の生々しさや家族間の感情がリアルに表現されている。
『市民捜査官ドッキ』(2024年)
8月29日(金)21:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204032/-/01
番組紹介:2016年に韓国で実際に起きた振り込め詐欺事件をモチーフにしたサスペンスコメディ。(実際に詐欺被害に遭った被害者の女性は、その後、詐欺組織のメンバーと協力し、事件解決に大きく貢献した。)
クリーニング店を経営するシングルマザーのドッキ(ラ・ミラン)は、火事でお金を失い、途方に暮れていた。そんな彼女のもとに、銀行の融資商品を紹介する電話がかかってくる。融資に必要な手数料と称して、全財産を振り込んでしまったドッキは、それが振り込め詐欺だったと気づき、絶望する。しかし、数日後、彼女を騙した詐欺組織の一員、ソン代理(コンミョン)から助けを求める電話がかかってくる。組織の劣悪な環境から逃げ出したいソン代理は、ドッキに組織の情報をすべて提供し、自分を助けてほしいと懇願するのだった。警察が真剣に取り合ってくれないことを悟ったドッキは、奪われたお金を取り戻すため、そしてソン代理を救うため、同僚や友人たち(ヨム・ヘラン、チャン・ユンジュら)と協力し、中国・青島に乗り込んでいく。振り込め詐欺という深刻なテーマを扱いながらも、コミカルな要素も交えたエンターテインメント性の高い作品。
※放送日時及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。