韓国ドラマ BS・CS放送第1回放送番組 集めてみたよ 2025年8月 Part1

韓国ドラマBS・CS放送 第1回放送スタート番組を集めてみたよ。
8月の第1回放送、気になる韓国ドラマ&バラエティー番組や映画作品。
Part1:8月1日(金)~11日(月)
個人的に気になる韓国ドラマ・中国ドラマや韓国映画作品をピックアップしました。
気になる作品があったら、ぜひチェックして録画予約をお忘れなく!
すでに見た作品にも、新たな発見があるかも。
あなたのお気に入りの作品と出会えますように。


『コーヒープリンス1号店』

8月1日(金)9:00
第1話(全17話/2007年)
出典 BS10
https://www.bs10.jp/program/korea/coffeeprince/
番組紹介:コ・ウンチャン(ユ・ウネ)は、テコンドーの師範でありながら、家計を支えるために様々なアルバイトを掛け持している。ある日、ウンチャンは、御曹司のチェ・ハンギョル(コン・ユ)が経営するカフェ「コーヒープリンス1号店」で働くことになる。イケメン男性しか働けないというコンセプトのカフェで、ウンチャンは、男性として偽って働き始めることになる。ウンチャンが女性であると知らないハンギョルは、同性であるウンチャンに惹かれていく自分に葛藤し、苦悩する。しかし、やがてウンチャンの秘密を知ることになり、二人の関係は大きく揺れ動いてゆく。ハンギョルは、男性である自分自身が、同性であるウンチャンに惹かれているという事実に激しく葛藤し、その「好きになってはいけない」という心の葛藤を、コン・ユは言葉だけでなく、表情や視線、そして涙で巧みに表現した演技が、視聴者の心に深く響く名シーンとして今でも語り継がれている人気ドラマ。MBC演技大賞、最優秀女優賞にユン・ウネ、優秀男優賞・人気賞にコン・ユ、PD賞にイ・ソンギュン(ハンギョルの従兄で恋のライバル)、第44回百想芸術大賞テレビ部門・最優秀演技賞ユン・ウが受賞している。


『世子が消えた』

8月1日(金)9:308日(金)22:00
第1話(全20話/2024年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011228/
番組紹介:舞台は朝鮮時代、世子イ・ゴン(スホ(EXO))は、王室の重大な秘密を知ってしまう。その真相を探ろうとする矢先、命を狙われている世子は、世子嬪候補ミョンユン(ホン・イェジ(PRODUCE48))の父(キム・ジュホン)に「ポッサム」(朝鮮時代に寡婦を布で包み誘拐されたように偽装して婚姻させる風習)されてしまう。実は、それは命を狙われる立場になった世子を誘拐し、身分を隠すために「ポッサム」という手段をとったのだった。イ・ゴンが目を覚ますと、そこはミョンユンという娘の部屋だった。ミョンユンは、厄払いのために一夜だけ形式上の婚姻をさせるべく、父によってさらわれてきたと聞かされる。「ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによる最新作としても話題を集めたドラマで、EXOのスホが、王位継承者である世子役で時代劇に初挑戦し、コミカルかつ爽やかな演技を披露している。また、「PRODUCE X 101」出身のキム・ミンギュが、世子の腹違いの弟役で兄弟の対立をドラマチックに盛り上げている。


『彼女はキレイだった』

8月1日(金)17:304日(月)9:30
第1話(全16話/2016年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011229/
番組紹介:小学生の頃は「超美少女」として有名だったキム・ヘジン(ファン・ジョンウム)。しかし成長するにつれて、自信をなくし冴えない女性に変わってしまう。一方、幼なじみのチャ・ジヌン(パク・ソジュン)は優秀なエリート男性に成長していた。再開を約束した二人だったが、幼い頃の初恋相手との15年ぶりの再開にあまりに変わっていたジヌンに、戸惑いながら思わず逃げてしまう主人公ヘジンのラブコメドラマ。ヘジンの見た目の変化と内面の強さ、ジヌンの優しさと誤解が生むドラマチックな展開、緊張感と笑い、切なさと胸キュンがバランス良く詰まった作品。シニョク役のチェ・シウォンの最後のどんでん返しも面白い。ファン・ジョンウム(天然パーマの彼女がほう好きだけど)のキャラクターやファッションもかわいい。日本やベトナム、中国などアジア各地でリメイクされるほどの人気作。


『バッド・ラブ  ~BAD LOVE~』

8月1日(金)17:40
第1話(全20話/2007年)
出典 日テレプラス
https://www.nitteleplus.com/program/badlove/
番組紹介:財閥の会長と愛人との間に生まれ、家族から愛されず孤独に育ったカン・ヨンギ(クォン・サンウ)。ニューヨーク留学中に恋人を失い、心を閉ざして帰国した彼は、チェリストのナ・インジョン(イ・ヨウォン)と出会う。インジョンは既婚者のイ・スファン(キム・ソンス)と恋に落ちるも、彼が既婚者であることを知り、苦しむ。ヨンギはインジョンの優しさに触れ、次第に彼女に惹かれていくのだが、スファンの妻でヨンギの異母姉であるジュラン(キム・ガヨン)は、夫とインジョンの関係を知り、嫉妬に燃えるのだった。4人の運命が、それぞれの愛を貫くことができるのか、愛と憎しみが交錯する複雑な人間関係を描いたラブストーリー。2003年『天国の階段』や2004年のヒット作『悲しき恋歌』に出演したあと、映画や海外活動などに注力していたため、3年ぶりのTVドラマ復帰作として話題になった作品。


『血も涙もなく~ディア・マイ・シスター~』

8月2日(土)4:00
第1話~第11話(全103話/2024年)
出典 フジテレビTWO
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200081.html
番組紹介:幼いヘウォンとヘジは、両親の離婚により別々の道を歩むことになる。姉のヘウォン(イ・ソヨン)は、裕福な家庭に引き取られ、何不自由なく成長するが、妹のヘジ(ハ・ヨンジュ)は貧しい生活を送り、姉への憎しみを募らせていく。時が経ち、ヘウォンはジュダン芸術財団の総括チーム長として成功を収め、恋人のジチャン(チャン・セヒョン)との結婚を控えていた。しかし、ジチャンの父ユン・イチョル(チョン・チャン)の内縁の妻ドウンの登場により、ヘウォンの周囲は騒がしくなる。そして、ヘウォンの前に現れたのは、自分を地獄に突き落とした憎き妹、復讐のため名をドウンに変えたヘジだった。ヘジは、姉への復讐を果たすため、ヘウォンの人生を破壊しようと画策する。復讐劇や愛憎劇での、感情の起伏が激しい演技において、イ・ソヨンハ・ヨンジュは定評があり、その存在感で常に視聴者を魅了する。


『7人の脱出』第一話先行放送

8月3日(日)5:00
第1話(全17話/2023年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011240/
番組紹介:物語は、一人の少女の失踪事件から始まる。消息を絶ったのは女子高生パン・ダミ(チョン・ラエル)。彼女の行方をめぐって、7人の大人たちの嘘と欲望が絡み合っていく。少女をめぐるスキャンダルに関与した7人は、自分たちの立場を守るために虚偽の証言をしたり、罪を擦り付け合ったりしながら、一人の命を犠牲にし、巨額の利得や権力を得ようとする。しかし、ある日、死んだはずの人物が戻ってきたことで、7人は復讐劇の標的に。彼らが生き延びるために仕掛ける「脱出劇」と、その中で暴かれていく罪の真相が、怒涛の展開で描かれていく。大ヒットドラマ『ペントハウス』の脚本家キム・スノク✕演出家チュ・ドンミンによる強力タッグ。主演のオム・ギジュンユン・ジョンフンシン・ウンギョンの『ペントハウス』メンバーらも再び結集。虐待、フェイクニュース、児童搾取など、現代社会の闇を背景に、極端にドラマ化。過激な描写と過剰演出が話題に。好き嫌いが分かれるが、その中毒性は高評価。社会派✕マクチャン(やりすぎ)劇の融合のこのドラマは、視聴者からは「リアルすぎて怖い」「悪人ばかりだけど目が離せない」と評され、オム・ギジュンは『ペントハウス』に続く「悪役専門俳優」として再び脚光を浴びる。シーズン2『7人の脱出:リザレクション』は、シーズン1の続編で、復讐のその後とさらなる真実が描かれている。


『悪魔判事』

8月4日(月)9:45
第1話(全16話/2021年)
出典 WOWOWプライム
https://www.wowow.co.jp/detail/174446
番組紹介:ディストピアと化した架空の韓国を舞台に、国民参加型のライブ法廷ショーを通じて正義を問う作品。疫病が蔓延し、混沌とした社会。そんな中、カン・ヨハン(チソン)は、裁判長として、事件の被告人を国民がリアルタイムで投票するライブ法廷ショーを主催する。彼の容赦ない判決は、国民から熱狂的な支持を得る一方で、その手法には賛否両論を巻き起こす。ヨハンは、カリスマ的な魅力を持つ一方で、過去に深い傷を抱え、復讐心を秘めていた。彼の真の目的は何なのか、その行動の裏に隠された謎を陪席裁判官キム・ガオン(ジニョン(GOT7))は、暴こうと奔走するが、次第に彼の魅力に惹かれていく。このドラマで正義感の強い陪席裁判官キム・ガオンを演じたジニョンは、チソンとの見事な掛け合いの演技で、ドラマの緊張感を高める重要な役割を果たしている。


『女神降臨』

8月4日(月)13:40
第1話・第2話(全16話/2020年)
出典 テレ朝チャンネル1
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/1107/
番組紹介:韓国の大ヒットウェブ漫画のドラマ化。イム・ジュギョン(ムン・ガヨン)は、外見にコンプレックスを持つ高校生。彼女はメイクの力で絶世の美女に変身し、転校先のセボム高校で「女神」として新しい生活を始めるが、クールで謎めいたイケメンのイ・スホ(チャ・ウヌ)にすっぴんの姿を見られてしまい、彼との関係が複雑に絡み合っていく。さらに、ワイルドな魅力を持つハン・ソジュン(ファン・イニョプ)もジュギョンに惹かれ、三角関係が展開される。外見と内面の本当の美しさを見つけるために奮闘し、成長していくジュギョンの姿が感動的に描かれている人気ドラマ。


『バラマンション』

8月4日(月)14:00・8日(金)21:00
第1話~第3話(全12話/2022年)
出典 ホームドラマチャンネル
https://www.homedrama-ch.com/series/18043
番組紹介:ホテルで働くごく普通の会社員のジナ(ムン・ジョンヒ)は、ある日、姉のジュヒ(イム・ジヨン)が忽然と姿を消したという連絡を受け、実家のあるバラマンションに戻ってくる。ジュヒは、失踪する直前に家族に電話をかけていて、その内容から、彼女が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が浮上する。ジナは、警察の捜査がなかなか進まないことに苛立ちを覚え、自ら姉の行方を探し始める。しかし、バラマンションの住人たちは皆どこか不気味で、姉の失踪について何かを隠しているかのように見えるのだった。そんな中、ジナは唯一、自身を助けてくれる男に出会いう。それは、バラマンションの周辺で起こる事件を追っている強力班の刑事、ミン・ス(ユン・ギュンサン)。ミン・スは、姉の失踪が、このマンションに潜む不気味な秘密と関連していると直感し、ジナと共に捜査を進めていく。姉を探すジナと、隠された真実を暴こうとするミン・ス。彼らは、マンションの住人たちの奇妙な行動や隠された顔に直面しながら、バラマンションに隠された恐ろしい秘密と、姉の失踪の真相に近づいていく。これまで比較的明るい役やコミカルな役も演じてきたユン・ギュンサンは、本作ではシリアスで影のある刑事を演じ、彼の新たな一面を見せている。また、特別出演の物語の鍵を握る失踪した姉を演じたイム・ジヨンは、出演シーンは多くないものの、その存在感が強く印象に残る。このドラマは、韓国のOTTプラットフォーム「TVING(韓国のサブスク)」のオリジナル作品として制作され、公開前からそのクオリティの高さと斬新な設定で注目を集めた。


『シークレットガーデン』

8月4日(月)14:00
第1話(全20話/2010年)
出典 BS10
https://www.bs10.jp/program/korea/secretgarden/
番組紹介:高級デパート「ロエルデパート」のCEOを務めるキム・ジュウォン(ヒョンビン)は、容姿端麗、頭脳明晰な御曹司だが、傲慢で自己中心的な性格の持ち主。一方、スタントウーマンのキル・ライム(ハ・ジウォン)は、貧しいながらもひたむきに生きる女性。ジュウォンは、従兄弟で世界的トップスターオスカー(ユン・サンヒョン)に幼い頃から異常までのライバル心を持っていた。ある日、ジュウォンはライムをオスカーの彼女と勘違いてしまう。ライムとオスカーの関係に憤慨しながらもライムのことが気になってしょうがないジュウォン。そんな二人が不思議な食堂で飲んだお酒のせいでとんでもないことになってしまう。『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』、『太陽の末裔 Love Under The Sun』の脚本を手掛けたキム・ウンスクのこの作品は、最高視聴率37.9%を記録し、韓国ドラマ史に残る大ヒット作となった。百想芸術大賞テレビ部門ドラマ作品賞など、数々の賞を受賞し、日本を含む世界中で人気を集め、韓流ブームを牽引した作品の一つ。また、トップ女優ソン・イェジン役として本人が出演している。


『運の悪い日』

8月5日(火)6:15
第1話(全10話/2023年)
出典 衛星劇所
https://www.eigeki.com/series/18183
番組紹介:タクシー運転手のオ・テク(イ・ソンミン)はある日、「豚を見ると金運アップ」という縁起夢を見たことで、ご機嫌な「運のいい日」。しかし、金欠の彼が高額運賃に釣られて乗せた乗客・クム・ヒョクス(ユ・ヨンソク)は、実は連続殺人犯のサイコパスだった。ソウルから木浦までの長距離ドライブは、「運の悪い日」の幕開けになったしまう。一方、息子を奪われた母・ファン・スンギュ(イ・ジョンウン)は、独自に真相を追い、恐怖のドライブに巻き込まれながら復讐に乗り出すのだった。「タクシー密室スリラー×親子復讐劇」という両軸の魅力、密室の緊張感、心理戦、意外な展開に見応え十分なドラマ。第28回釜山国際映画祭公式招待作に選ばれ、大きな反響を呼んだ作品。


『黄金の仮面 ~復讐のシンデレラ~』第一話先行放送

8月6日(水)0:00
第1話(全100話/2022年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011246/
番組紹介:韓国屈指の財閥であるSAグループの御曹司と結婚したユ・スヨン(チャ・イェリョン)が、夫の不倫相手であり、夫の愛人でもあるホン・ジンア(コン・ダイン)によって財産と息子を奪われ、絶望のどん底に落ちてしまうところから物語が始まります。絶望と復讐の炎を燃やすスヨンは、自分を陥れたSAグループの家族に復讐を誓い、壮絶な戦いを繰り広げていく復讐劇。主人公を苦しめる悪女や、一癖も二癖もある登場人物たちが物語を盛り上げている。特に、チャ・ファヨン(SAグループ会長でスヨンの元姑)とコ・ミスク(スヨンの恋人カン・ドンハの母)の激しい対立は、主人公の復讐劇と並行して描かれる、もう一つの大きな見どころ。


『ミリオネラ邸宅殺人事件』

8月6日(水)0:00
第1話(全8話/2023年)
出典 ホームドラマチャンネル
https://www.homedrama-ch.com/series/18382
番組紹介:莫大な財産を持つ有名な画家ユ・イノ(ナム・ムンチョル)の誕生日会に、親族や関係者が集まり、余命わずかなイノは、遺言書を公開しようとするが、その翌朝、彼は遺体となって発見されてしまう。外部からの侵入者の形跡はなく、邸宅にいた全員が容疑者として浮上し、疑心暗鬼に陥る人々の中で、犯人探しを巡る狡猾な頭脳戦が繰り広げられる。イノの婚外子である大学生のユ・ビンナ(キム・ヘジュン)は、父の死の真相を暴くために奔走する。莫大な遺産をめぐり、登場人物たちが繰り広げる欲望むき出しの行動が、時に滑稽に、時に皮肉たっぷりに描かれているこのドラマは、ブラック・コメディ要素が満載で、毎回、予想を裏切るどんでん返しが繰り広げられ、視聴者も一緒に犯人探しを楽しめる推理ドラマになっている。『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のオ・ナラ(ユ・ビンナの母親・イノの元愛人)、『キングダム』のキム・ヘジュンなど、実力派俳優たちの演技も見どころ。


『赤い袖先』

8月6日(水)13:40
第1話・第2話(全17話/2021年)
出典 テレ朝チャンネル1
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/1119/
番組紹介:ベストセラーとなった小説『赤いクットン』のドラマ化。朝鮮王朝第22代王、正祖(チョンジョ)ことイ・サンと、彼が愛した宮女ソン・ドギム(のちの宜嬪/ウィビン)の切ない愛を描いた歴史ロマンスドラマ。幼い頃から宮女として宮廷で生きてきたソン・ドギム(イ・セヨン)は、自分の人生を主体的に選択しようとする強い意思をもつ女性。 一方、イ・サン(ジュノ/2PM)は、祖父である英祖/ヨンジョ(イ・ドクファ)によって父を死に追いやられた過去を持ち、孤独な運命を背負って生きていた。サンはある出来事をきっかけに、ドギムにほのかな想いを寄せるようになるが、やがて彼女への愛は深く、切実なものへと変わっていく。サンがドギムに心を捧げる姿、そしてラスト近くに訪れる胸を締め付ける別れが、見る者の心を激しく揺さぶる。イ・スンジェの特別出演は、普段からイ・スンジェ氏と作業をしてみたかったというチョン・ジイン監督の積極的なラブコールで実現した。ジュノは、繊細かつ強い演技で、悲しき若き王を見事に体現し、MBC演技大賞では、TV部門男性最優秀演技賞受賞をはじめ、数多くの賞を受賞。ドギムを優しく見守る仲間やチャン・ヘジンもソ尚宮役を好演し、彼女は助演女優賞を受賞している。また、心に残る『赤い袖先』のOSTのインストゥルメンタル曲も、ドラマの余韻をより深くしてくれる。


『皇后の品格』第一話先行放送

8月6日(水)22:0011日(月)11:30
第1話(全26話/2018年)
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011230/
番組紹介:韓国に立憲君主制が存在するという架空の現代を舞台にしたサスペンス・ラブコメディ。ミュージカル女優のオ・サニー(チャン・ナラ)は、ある日突然、絶大な権力を持つ大韓帝国の皇帝イ・ヒョク(シン・ソンロク)と結婚し、皇后となる。しかし、その結婚は皇帝の不倫スキャンダルを隠すための策略であり、宮中に足を踏み入れたサニーは、愛のない結婚生活と、皇室に渦巻く陰謀や秘密に直面する。サニーの前に現れるのが、皇帝の護衛隊長となったナ・ワンシク(チェ・ジニョク)。彼はかつて太皇太后の乗った車に轢かれそうになったところを助けたことで、皇室に忠誠を誓うことになるが、その正体は、皇帝によって母親を殺されたチョン・ウビンであり、復讐のため別人として皇室に潜入した人物だった。サニーは孤独な宮中で、次第にワンシクに心を開いていく。愛する人(皇帝)の裏切りを知ったサニーと、母の復讐を誓うワンシクは、次第に協力関係を築き、巨大な皇室の闇に立ち向かっていく。序盤はシンデレラのような結婚から一転、宮中の陰謀に巻き込まれるサスペンス、そして復讐劇へと展開するこのドラマは、一度見始めると止まらない、中毒性の高い作品。架空の皇室を舞台としているため、登場人物の衣装や宮殿のセットが豪華で、視覚的にも楽しめる。高視聴率を受けたため、当初の予定より話数が延長され、チェ・ジニョクは他のスケジュールとの調整がつかず、最終話を含む後半の撮影に参加することができなかったことは作品として残念なところ。(物語では、ワンシクが皇帝と対決する中で致命傷を負い、その後の行方が不明となる形で降板となった)2018年 SBS演技大賞において、主演のチャン・ナラが最優秀演技賞、シン・ソンロクが最優秀演技賞、シン・ウンギョンが最優秀演技賞、パク・ウォンスクが助演賞、イ・エリヤが助演賞を受賞した。


『花が咲けば、月を想い』

8月7日(木)1:5511日(月)2:45
第1話・第2話(全16話/2022年)
出典 KBS World
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1597
番組紹介:朝鮮王朝時代の粛宗(スクチョン)期、厳しい禁酒令が施行された時代。主人公ナム・ヨン(ユ・スンホ)は、名門出身で、家族の名誉を回復するために科挙を目指し、監察府(官僚の監察を担う役所)に配属された若きエリート。禁酒令を破る者を厳しく取り締まる立場にあったが、政争や権力への不信感を持つようになる。家門の将来を背負う真面目で厳格な監察官。一方、カン・ロソ(イ・ヘリ)は、両班(貴族階級)の出だが生活は貧しく、酒の密造で人生を変えようとする明るく気の強い女性。彼女の父カン・ホヒョン(イ・ソンウク)は、酒造りに強い情熱と才能を持っていた人物で、ロソは、幼いころから父のもとで酒造りを見て育ち、自然とその知識と技術を身につけていた。しかし、ロソの父は禁酒令の強化によって逮捕され、その後命を落とすという運命に見舞われる。ロソは父の死の真相を長く知らず、「密造酒は罪」と教えられて育つが、ナム・ヨンと出会い、父の死の謎を追う中で、父の誇りであった酒を、都承旨イ・シフム(チェ・ウォニョン)によって奪われたと知るのだった。「花が咲けば月を想う」という言葉には、喜びや華やかさの中でも、ふと遠くにいる大切な存在を思い出す、そんな切なさが込められてる。理想に燃えながらもやがて権力に飲み込まれたイ・シフムが、かつての友であり志を共にしたカン・ホヒョンを最後に想う姿は、このタイトルの意味をしみじみと胸に響かせる。ユ・スンホの約4年ぶりの時代劇出演、イ・ヘリは時代劇ドラマ初挑戦となったドラマ。ビョン・ウソクは、世子イ・ピョ役を好演し注目を浴びた。さらに、ピョに想いを寄せるハン・エジンを演じたミナも、王女でありながら一人の女性として恋と信念を貫こうとする彼女の姿は、愛らしさの中に凛とした勇敢さが光っており、この物語にやさしくも力強い彩りを添えている。


『ゴースト・ドクター』

8月8日(金)3:30
第1話(全16話/2022年)
出典 TBSチャンネル1
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d3282/
番組紹介:ウンサン大学病院に務める傲慢だが天才的な心臓外科医のチャ・ヨンミン(RAIN(ピ)/チョン・ジフン)は、患者の容体が急変したとの知らせを受け、急いで病院に戻ろうとする途中で、何者かによって仕組まれた交通事故に遭遇する。この交通事故がきっかけで、彼の魂は体から抜け出し、ヨンミンはゴーストとして病院内を彷徨うことになる。生前は科学的な根拠を重視していたヨンミンにとって、ゴーストの存在は非現実的なものであると考えていたため、他のゴーストたちオ・ジュミョン(ソン・ドンイル)らを見て戸惑とを隠せない状況に陥る。その中でコ・スンタク(キム・ボム)は、ヨンミンが憑依できる条件を満たしていた人物だった。自分の「仕組まれた交通事故」は、なぜ起こったのか、個性的なゴーストたちから情報を得たりしながら、病院内の陰謀を含め事故の真相を解明していく。ファンタジー要素と医療ドラマを融合させたストーリー展開、ウンサン大学病院の謎の清掃員(ファン・ソクチョン)や、RAIN(ピ)とキム・ボムのコミカルな演技と二人のブロマンスなど見どころも多いドラマ。


『模範刑事2』

8月8日(金)5:00
第1話(全20話/2021年)
出典 衛星劇場
https://www.eigeki.com/series/17602
番組紹介:前シーズン『模範刑事』に引き続き、ベテラン刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)とエリート刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)、仁川西部警察署の凶悪犯罪捜査課2チームの人間臭く個性豊かなキャラクターたちの魅力は、そのままに新たな連続殺人事件を解決していく。未解決だった前回の事件に巨大な力を持つ財閥TJグループの隠された真実が明かされていく。今回は、ベテラン俳優パク・クニョンが被害者の父親役で娘を殺された深い悲しみと拠り所のない怒りを演じドラマに深みをあたえている。刑事ドラマとしての面白さはもちろん、社会派ドラマとしての深みも兼ね備えた作品。


『ヒョシムの独立奮闘記~恋と人生は私のモノ!?~』

8月9日(土)9:00
第1話・第2話(全51話/2023年)
出典 ホームドラマチャンネル
https://www.homedrama-ch.com/series/17672
番組紹介:フィットネスジムでトレーナーとして働くイ・ヒョシム(ユイ)は、仕事ぶりを評価されチーム長に昇進するが、実際は借金を繰り返す母親や、仕事もせずトラブルばかり起こす弟の面倒を見る苦労人。大企業テサングループ創業者の孫カン・テホ(ハジュン)は、アメリカに留学していたが、3年前に失踪した祖母から謎のメッセージを受け、急遽帰国する。ヒョシムとテホは最悪な出会いを果たすが、徐々に惹かれあう。テホのいとこでテサングループの後継者であるカン・テミン(コ・ジュウォン)もヒョシムに惹かれ、ヒョシムを巡り、テホとテミンの間で激しい恋のバトルが繰り広げられる。笑って泣けるハートフル・ラブコメディにプラスして、サスペンスやミステリー要素も盛り込まれた韓流ファンにはたまらないマクチャン爆発ドラマ。ユイの演技力と、ハジュンとのロマンスが視聴者から高く評価されたことで、最優秀女優賞、人気賞をユイが、ベストカップル賞にハジュンユイが受賞している。


『チェックイン漢陽(ハニャン)』

8月9日(土)9:25
第1話(全16話/2024年)
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250305/
番組紹介:物語の中心は、漢陽(ハニャン)にある旅閣「龍天楼(ヨンチョンル)」。父の無念の死の真相を追い求めるホン・ドクス(キム・ジウン)は、男装し、「龍天楼」に潜入する。そこで彼女は、王室を蝕む影の権力者を倒すため、「黃銅金匙」を探し求める王子イ・ウノ(ペ・イニョク)と出会う。「龍天楼」には、他にも秘密を抱えた若者たちが集まっていた。龍天楼の後継者であることを隠し、見習いとして働くチョン・ジュナ(チョン・ゴンジュ)、没落した一族を再興するため成功を夢見るコ・スラ(パク・ジェチャン)。彼らは「龍天楼」で出会い、互いの秘密を知りながらも、友情を育んでいく。しかし、過去の因縁、王室の権力闘争、そして複雑に絡み合う恋模様が、彼らを大きな波乱へと巻き込んでいく。「ハオナ(ですが)四人衆」と呼ばれるようになった彼らは、数々の困難に立ち向かいながら、それぞれの目的を達成しようと奮闘する。彼らは「龍天楼」で何を見つけるのだろうか。


『猟罪図鑑Ⅱ』(中国ドラマ)

8月10日(日)22:00
第1話(全28話/2024年)
出典 衛星劇場
https://www.eigeki.com/series/18362
番組紹介:大ヒットしたサスペンスドラマ『猟罪図鑑~見えない肖像画~』の続編。前作のラストで描かれた不穏な出来事から続き、天才似顔絵捜査官のシェン・イー(タン・ジェンツー)と、硬派な刑事ドゥー・チョン(ジン・シージャー)が再びバディを組み、新たな事件の数々に挑んでいく。過去の事件をきっかけに因縁のあった二人が、様々な難事件を共に解決するうちに、お互いを信頼し、強い絆で結ばれたバディとなった。続編では、アイドルグループの密室殺人、盲目の子供の不可解な失踪、放火、連続殺人など、さらに猟奇的で複雑な事件が発生します。シェン・イーは夢に現れる「赤い服の少女」の面影に悩まされながらも、ドゥー・チョンと共に事件の真実へと迫っていく。一筋縄ではいかない謎と人間の闇が潜んだ難事件に、緻密な現場検証、鋭い尋問、そしてシェン・イーの類まれな似顔絵捜査によって、事件の真相が少しずつ明らかになっていく展開は前作同様に楽しませてくれる。


『三番目の結婚』

8月11日(月)14:29
第1話(全132話/2023年)
出典 BS11イレブン
https://www.bs11.jp/drama/thirdmarriage/
番組紹介:固い友情で結ばれていたダジョン(オ・スンア)とセラン(オ・セヨン)。セランの父は過去に死亡していたが、セランは長年抱えてきた誤解「ダジョンの父が自分の父を殺した」から復讐心を抱くようになり、ダジョンの夫サンチョル(ムン・ジフ)を誘惑し、不倫する。しかもセランはダジョンの息子を手元に引き取り、自分の子として育てようとする。ダジョンは、夫・親友・家族・息子のすべてを奪われ、失意のどん底に突き落とされる。ダジョンは身元を隠し、過去を封印しながらセランとサンチョルに近づく。途中で出会ったヨハン(ユン・ソヌ)の助けを得て、失った息子の手がかりや、父の冤罪を晴らすための証拠を集めていく。セランは次第に追い詰められ、悪女としての本性がむき出しになっていく。ダジョンはついに真相を暴き、父が無実であること、セランが仕組んだすべての悪事を明らかにする。「現代マクチャンドラマの代表格」(韓国の昼ドラ=怒涛の愛憎劇の真髄とも言える作品)といえる『二番目の夫』のヒットコンビ(脚本家=ソ・ヒョンジュと演出家=イ・ジェジンカン・テフム)が、マクチャンジャンルにさらなる衝撃をもたらす。


『イミテーション』

8月11日(月)22:00
第1話(全12話/2021年)
出典 KBS World
https://kntv.jp/program/kn211202/
番組紹介:売れないアイドルのマハ(チョン・ジソ)は、人気アイドルであるラ・リマ(パク・ジヨン(T-ARA))のそっくりさんとして注目を集めるようになり、偶然の出会いからクォン・リョク(イ・ジュニョン(U-KISS))と関わるようになる。トップアイドルとして完璧な姿を見せるリョクだが、心の奥底には深い傷を抱えており、マハと出会うことで少しずつ変化していく。K-POP界を舞台に、アイドルたちの夢や葛藤、そしてファンへの愛をリアルに描き、多くのアイドルや俳優が出演していることでも話題になったドラマ。華やかなK-POPの世界の光と影をリアルに描きつつ、青春の葛藤や夢を追いかける姿を描いたこのドラマは、彼らが「イミテーション」から「本物」へと変わっていく過程が、見どころのひとつ。2021年KBS演技大賞秀演技賞・助演賞をイ・ジュニョンが受賞している。


◉ここからはオススメ韓国映画

『パーフェクト・バディ 最後の約束』(2019年)

8月1日(金)23:10
出典 KBS World
https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1763
番組紹介:一人目の主人公ジャンス(ソル・ギョング)は、右腕以外の全身が麻痺した法律事務所の代表。厳格で気難しい性格だが、余命2ヶ月と宣告され、死ぬ前にやりたいことを実現しようと決意していた。二人目の主人公ヨンギ(チョ・ジヌン)は、対立する組のチンピラを叩きのめして逮捕され、社会奉仕活動としてジャンスの介護をすることになる。何事もいい加減で、粗暴な性格。最初はジャンスとは反発し合うが、ある日ジャンスから「お前を死亡保険金の受取人にする」と提案され、お金に目がくらんだヨンギはジャンスの望みを叶えるため、行動を共にすることになる。金に目がくらんだヨンギと、余命わずかなジャンスは、野球観戦やプール、そして過去にやり残したことなど、様々な出来事を共に経験していくことになる。チョ・ジヌンは、ヨンギのキャラクターをより魅力的にするため、現場でアドリブを多く取り入れ、そのアドリブが、ジャンスとの掛け合いにユーモアと人間味を与え、二人の関係性をより魅力的にしている。


『探偵なふたり:リターンズ』(2018年)

8月2日(金)22:10
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011239/
番組紹介:2015年に公開された大ヒットコメディミステリー映画『探偵なふたり』の続編。主人公の一人、カン・デマン(クォン・サンウ)は、前作では売れない漫画喫茶のオーナーだったが、夢だった探偵事務所を元広域捜査隊のエース刑事ノ・テス(ソン・ドンイル)とともに開業する。しかし、現実は厳しく、妻のミオク(ソ・ヨンヒ)からは小言を言われ、事務所の家賃も滞納する始末。そんな二人の元に、ある日、若い女性が失踪したという事件の依頼が舞い込み、警察が介入しない事件だと知ったデマンとテスは、独自に捜査を開始する。その過程で、この失踪事件がより大きな陰謀に繋がっていることを知る。彼らの前に立ちはだかるのは、謎の人物、イ・ジョンウォン(イ・グァンス)。彼は、事件の鍵を握る人物であり、デマンとテスを翻弄する。韓国の有名なプロファイラーとして知られているピョ・チャンウォンが本人役で登場したことは、映画に現実味とユーモアを加えている。


『タクシー運転手 約束は海を超えて』(2017年)

8月4日(月)15:50
出典 BS10スターチャンネル
https://www.bs10.jp/star/movie/detail/30385/
番組紹介:実在したドイツ人記者ヒンツペーターの記録映像が、当時の韓国政府の隠蔽を破り、光州事件を世界に知らしめたという事実に基づいた作品。舞台は1980年の韓国、光州(クァンジュ)民主化運動のさなか。マンソプ(ソン・ガンホ)はソウルでタクシー運転手をしながら、シングルファザーとして一人娘を育てながら生計を立てている。ある日、彼は高額な運賃に惹かれ、「光州まで乗せて行ってくれる運転手を探している外国人」の話を聞き、仕事を引き受ける。その乗客は外国人記者で、ユルゲン・ヒンツペーターというドイツ人ジャーナリスト(トーマス・クレッチマン)。ヒンツペーターは、韓国政府が隠そうとしていた光州での民衆弾圧を世界に報じようと、命がけで現地入りしようとしていた。二人は、検問や戒厳軍の目をかいくぐりながら光州にたどり着き、そこで彼らは市民たちの壮絶な抵抗と悲劇を目の当たりにする。マンソプも最初は「ただの仕事」としか考えていなかったものの、次第に光州の人々の姿に心を動かされ、命がけでヒンツペーターをソウルに連れ帰ろうと決意する。光州の地元の大学生活動家ク・ジェシク(リュ・ジュンヨル)や、タクシー運転手ファン・テスル(ユ・ヘジン)など、民衆同士が助け合う姿が描かれているシーンは胸を打つ。ソン・ガンホは、青龍映画賞で最優秀男優賞を受賞した。また、それまで光州事件(1980年の光州民主化運動)は、映画やドラマで取り上げるにはタブーに近い重たいテーマとされてきたが、『タクシー運転手』の成功によって、以後、続々と光州事件を扱う作品が制作される流れが生まれた。


『正直政治家チュ・サンスク』(2020年)

8月6日(水)11:30
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250709/
番組紹介:嘘ばかりついてきた政治家が、ある日突然嘘をつけなくなってしまい、そのことで巻き起こる騒動を描いたコメディ作品。(正式タイトル『正直な候補』)3選を目指す国会議員チュ・サンスク(ラ・ミラン)。彼女は、口から出るのは嘘ばかりという、生粋の「嘘つき政治家」。国民の前では清廉潔白なイメージを装い、裏では私腹を肥やすことしか考えていない女性。支持率を上げるためならどんな嘘でもつき、家族や秘書さえも騙し続けている。彼女の忠実な秘書であるパク・ヒチョル(キム・ムヨル)は、サンスクの嘘を巧妙に補佐し、彼女の選挙戦略を支えている。ある日、サンスクの祖母(ナ・ムニ)が、山奥でひっそりと暮らしている孫娘を心配し、心を入れ替えてほしいと願掛けをする。その翌朝、サンスクは突然、一切嘘がつけない体になってしまう。選挙を目前に控え、嘘がつけなくなったサンスクは、本音ばかりをぶちまけてしまい、支持者やメディア、そして家族を巻き込み、とんでもない騒動を巻き起こす。正直な言葉が、時には人々を傷つけ、時には予期せぬ共感を呼ぶ中で、彼女は本当に大切なものに気づいていく。主演のラ・ミランが、嘘がつけなくなった政治家というユニークな役柄を、圧倒的な演技力とコメディセンスで演じて、キム・ムヨル演じる秘書とのテンポの良い掛け合いも楽しい作品。政治家の腐敗や偽善を痛烈に風刺しつつも、あくまで明るくコミカルに描かれ、思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなし。ラ・ミランは、「百想芸術大賞」の映画部門女性最優秀演技賞を受賞。2022年には続編となる『正直な候補2』が公開された。


『ノリャン ー死の海ー』(2023年)

8月7日(木)20:00
出典 KNTV
https://kntv.jp/program/kn250803/
番組紹介:韓国で圧倒的なヒットを記録した歴史スペクタクル『バトル・オーシャン 海上決戦』と『ハンサン ―龍の出現―』に続く、イ・スンシン(李舜臣)将軍の生涯を描く3部作の完結編。文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)の最後の戦いである「露梁海戦(ノリャン海戦)」を壮大なスケールで描いた作品。1598年11月、日本の豊臣秀吉の死により、朝鮮半島からの撤退命令が下された倭軍が、露梁(ノリャン)から逃げ帰ろうとする時期。イ・スンシン将軍(キム・ユンソク)は、日本の侵略から朝鮮を守り続けてきた英雄。彼は、戦場で命を落とした朝鮮と明の兵士たちの無念を晴らし、また二度とこのような侵略が起こらないよう、完全に倭軍を殲滅することを決意する。しかし、明の水軍提督チン・リン(チョン・ジェヨン)や、明の都督チェ・ジョン(パク・ジョンミン)は、倭軍の撤退を容認しようとする。彼らは、戦いを長引かせたくない、あるいは裏で日本の指揮官と取引をしようとするなど、それぞれの思惑を抱えていた。一方、日本の指揮官であるシマヅ・ヨシヒロ(島津義弘/ペク・ユンシク)は、撤退を阻止しようとするイ・スンシンの追撃から逃れ、生き残ろうと必死に抵抗する。イ・スンシンは、味方であるはずの明軍との対立や、疲弊した兵士たちの状況、そして強固な敵を相手にしながらも、すべてを懸けて最後の決戦「露梁海戦」に挑む。この戦いは、イ・スンシン将軍が壮絶な最期を迎えることでも知られていて、彼の最後の戦いと、その中で彼が示したリーダーシップと信念が描かれている。CGを駆使した大規模な艦隊戦、炎上する船、乱れ飛ぶ矢弾など、まさに戦場のど真ん中にいるかのような臨場感を味わえ、約100分間にわたる海戦シーンは圧巻。


『ヌルボムガーデン』 <PG12>(2024年)

8月7日(木)22:45
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/204635
番組紹介:韓国に実在する有名な心霊スポット(三大心霊スポットの一つとされる)「ヌルボムガーデン」を題材にしたホラー映画。幸せな新婚生活を送っていたソヒ(チョ・ユニ)は、突然、夫のチャンス(ホン・ドンウォン)が自ら命を絶ってしまう。彼女は、そのショックで流産してしまい、チャンスが生前購入していた郊外の邸宅を相続する。ソヒは、姉のヘラン(キム・ジュリョン)の反対を押し切り、「ヌルボムガーデン」と名付けられたその家に引っ越す。しかし、引っ越し後まもなく、家では不可解な怪奇現象が続発し始める。ソヒが真相に近づくにつれて、ヌルボムガーデンに取り憑いた邪悪な「何か」が、彼女を執拗に脅かし、襲いかかる。果たして、ソヒは夫の死の真相と、ヌルボムガーデンの呪われた秘密を突き止めることができるのか。『女神の継承』や『チェイサー』などでプロデューサーを務めてきたク・テジン監督の長編デビュー作。


『悪人伝』(2019年)

8月9日(土)10:00
出典 ザ・シネマ
https://www.thecinema.jp/program/07004
番組紹介:主人公の一人、チャン・ドンス(マ・ドンソク)は、裏社会を牛耳る冷酷なヤクザの組長。力と暴力で支配し、誰も逆らうことのできない存在だが、ある夜、何者かに突然襲撃され、瀕死の重傷を負ってしまう。彼はこの襲撃事件をきっかけに、自らの威信を取り戻すため、犯人を見つけ出すことを決意する。二人目の主人公チョン・テソク(キム・ムヨル)は、暴力的な手段も辞さない、型破りな刑事。彼は、世間を震撼させている連続殺人事件を追っていて、その犯人が、チャン・ドンスを襲撃した犯人と同一人物であると確信する。しかし、証拠が少なく、事件は迷宮入り寸前。そして、二人を繋ぐのが、正体不明の連続殺人鬼K(キム・ソンギュ)。彼は、何の目的もなく無差別に人々を襲い、殺害する冷酷なサイコパス。テソクは、捜査のためにドンスに協力を求めるが、ドンスは自分の縄張りを荒らした犯人を自らの手で捕まえようとする。こうして、ヤクザの組長と刑事が、それぞれの目的のために手を組み、危険な殺人鬼を追うという異色の共同戦線が張られる。暴力的なヤクザと正義感の強い刑事が、互いに反発しながらも、共通の敵を追い詰めていく過程が描かれていく。サイコパスな殺人鬼Kを演じたキム・ソンギュの存在感は強烈。この映画は、実際に韓国で発生した連続殺人事件と、それに関わったとされるヤクザの証言という、実話から着想を得て制作された。またこの作品は、その面白さからハリウッドでのリメイクが決定している。主演は引き続きマ・ドンソクが務め、製作にも参加すると報じられている。


『ラブリセット 30日後、離婚します』(2023年)

8月9日(土)10:30
出典 アジアドラマチックTV
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011238/
番組紹介:ノ・ジョンヨル(カン・ハヌル)とホン・ナラ(チョン・ソミン)は、誰もが羨むような美男美女カップルとして熱烈な恋愛の末に結婚したが、結婚生活は想像とは異なり、互いの価値観の違いや些細なことで衝突を繰り返し、夫婦喧嘩が絶えない日々を送っていた。ついには我慢の限界を迎え、互いに「離婚」を決意し、離婚を申し立ていた。裁判所から下された離婚までの猶予期間は「30日」。その30日後には、二人の関係は完全に終わるはずだった。ところが、離婚成立まであとわずか数日というある日、二人は不慮の交通事故に遭い、命に別状はなかったものの、目を覚ますと、二人ともそれぞれ相手との結婚生活に関する記憶を全て失っていた。記憶を失ったジョンヨルとナラは、まるで出会ったばかりの男女のように、互いに初対面であるかのように振る舞うが、周りの人間や状況は、彼らが「結婚している」という事実を突きつける。記憶を失ったことで、彼らはかつて愛し合った頃のような、新鮮な気持ちで相手と向き合うことになるが、同時に、なぜ離婚寸前だったのか、その原因を探ることにもなる。果たして、彼らは失われた記憶を取り戻し、30日後に本当に離婚するのか、それとも再び愛を育むことができるのか。カン・ハヌルチョン・ソミンは、本作で約8年(『二十歳』)ぶりの再共演。多くの人が共感できる「夫婦あるある」が描かれ、それが、コメディとして昇華され、自身の経験を重ねて楽しむことができる作品。


『密偵』(2016年)

8月10日(日)0:00
出典 WOWOWシネマ
https://www.wowow.co.jp/detail/112843
番組紹介:1920年代、日本の植民地時代の朝鮮半島を舞台に、独立運動団体と日本警察の攻防をスリリングに描いたサスペンス映画。朝鮮人でありながら日本警察に所属するイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は、上司の東(鶴見辰吾)から独立運動団体「義烈団」を監視(スパイ)するよう命じられる。ジョンチュルは、義烈団の実行部隊のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)に接近し、親交を深めていく。しかし、それはジョンチュルを義烈団に引き込むための罠だった。義烈団の団長チョン・チェサン(イ・ビョンホン)は、日本統治下の主要施設を破壊する目的で、上海から京城(現在のソウル)へ爆弾を運び込む計画を秘密裏に進めていた。義烈団と日本警察の激しい情報戦が繰り広げられる中、爆弾を積んだ列車は国境を越えて京城へと向かう。列車シーンは、映画『密偵』の最大の見どころの一つだが、独立運動団体「義烈団」と日本警察の激しい情報戦の中で、誰が密偵なのか、敵か味方か分からない状況で繰り広げられる、手に汗握る駆け引きに最後まで目が離せない。ソン・ガンホコン・ユハン・ジミンら、韓国を代表する俳優たちの熱演はもちろん、日本警察の警部であるヒガシ(鶴見辰吾)、その部下である冷酷で暴力的なハシモトを演じるオム・テグ(『私のボクサー』)の演技も印象的な作品。この作品は、第89回アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表作品にも選出された。


※放送日時、及び内容は編成の都合により、予告なく変更になる場合があります。